結月でございます。
昨日から4連休。ウェブニュースによるとGoToトラベルの影響もあってか、観光地が賑わっているとのこと。
よかった、よかった。日本においてはコロナは「騒ぎ」であって、現実よりも騒ぎのほうが大きかったからね。やっとテレビなどマスコミが視聴率のためのオオカミ少年だったってことがみんな、わかり始めたのかもしれない。
完全に新興宗教状態だったから、早く目が覚めてほしいよ。
と、保育園が休みな4連休初日、わたしは3歳の愛娘を連れて、那須塩原にある千本松牧場に行ってきた
千本松牧場はアイスクリームで有名だから、知っている人もいるかもしれない。ちなみにわたしはこちらに来るまで知らなかった。
この牧場へ行こうと思ったのは、先日、アナ雪2を見たからで、そこで愛娘が愛してやまない主人公のエルサが氷の馬に乗っていたから。
「エルサみたいにお馬さんに乗りたい?」
と尋ねると、
「のりたいー」
と言う。
「じゃあ、行こう」
真岡市から車で下道で90分ほど。日光へ行くより早い。それにほぼ直線のまま北上すればいいだけ。
4連休だから混んでるかな?と思ったそこは、
「ギョギョッ! メチャ混みなんですけどー!」
と、1200台分あるという駐車場は一目見て満車状態で、これ駐めるとこ、ないんじゃない?なんて思っていたら、誘導のおっさんが一台空いているところを案内してくれた。ギリだったぜ…
4連休の千本松牧場はすごい人。よかった。みんな、コロナを気にせず、正常の意識を取り戻して外出してる。自粛なんていうのは、精神科の案件だよ。
愛娘の小さな手を握りながら歩いていると、
「あっ!いた!お馬さんだ!」
すると、手綱を持ったおっさんが声をかけてきて、
「優しい馬ですよ〜 すぐ乗れますよ〜」
という。
それは芦毛の馬。
「乗る?」
と、訊くと頷く3歳児。
うん、大きくなった。前は宇都宮動物園でポニーだかロバだか小さい馬に乗せてあげようと思ったら、わたしのお尻の後ろに隠れてしまっていた。それは馬が怖いのか、係員のことを人見知りしていたのかはわからない。
まずがわたしが馬に跨り、そして3歳児。実はわたしも馬に乗るのが初めてなのである。
馬に跨ると、こんなにも視野が高くなるとは知らなかった。馬の背骨ががっしりとしてて、跨っても動じない。
その馬はスピリッツ君というなの雄。
スピリッツと聞いて、熊本にあったショットバーのマスターのことを思い出した。その店の名がスピリッツでそこには入り浸っていた。酒の飲みすぎて早死にしてしまったマスターの顔が那須塩原の馬の上で脳裏に浮かぶ。
愛娘は緊張気味。度々、わたしと愛娘はもっと背筋を伸ばすようにと言われる。聞けば、そのほうがバランスを取れるそうだ。どうしても初めてだとビビって背中が丸くなる。
乗馬をする人が背筋をピンと伸ばしながらでいる理由を知る。
ぐるりと一周する。それは1分ほどの体験だったけれど、馬から降りた愛娘は喜んでいた。馬の頭を撫でてやる。
この年齢の子供はあらゆることを吸収できるから、わたしはいろんな体験をさせてやる方針でいる。
週末になると家に引きこもらず、必ずどこかに連れて行くのはそのためで、楽しみを体感させる。
楽しみを知らないと人間は生きる基準が「金」になる。自分の行いを金額でしか考えられない不幸な人間になると、いい仕事はできない。いい仕事とは自分が楽しい仕事であり、ストレスなく金が稼げることである。
「給料もらってるし、仕方がない…」
なんて愚痴りながら仕事をして毎日が楽しいはずがなく、それは給料という金でしか生きていないから。
しかし、人間は楽しいことを仕事にしている人のほうが稼いでいたり、稼いでなくてもそれで満足しているからステレスがなく、幸福を実感しながら生きていたりする。
愛娘には楽しめる人間になってほしいから、馬にも乗せる。そしてその経験は大人になってどこか役に立つだろう。
と、馬に乗った後は、動物ふれあい広場でヤギやヒツジに餌をやった。気に入ったらしく、餌皿を三つも追加した。
その後は、名物のソフトクリーム。ここに来たら、ソフトを食べにゃならん。それに3歳児の大好物。
口の周りにクリームをたくさんつけながら食べる様子を眺める。
幼少期に貧乏でケチを味あわせるといけない。楽しく、ハッピー。これが秘訣。もちろん、取捨選択は大事で、何が必要かをちゃんと選ばなければならないけれど。
三つ子の魂百まで。小さい頃に貧乏だと大人になってもヒネくれる。それほど貧乏、正確に言えば貧乏根性はコロナなど比較にならないほど恐ろしい病であり、それはワクチンが効かない一生物の病。
それは大人になっていくら金を持ったとしても貧乏性は治らない。
逆に言えば、わざわざ大金は払って無駄なことをする教育ではない。本質が大事で、楽しめる瞬間に楽しむことを惜しまないこと。これが大事。貧乏だとここで楽しめない。小さな金でも出し惜しみする。
と、千本松牧場を堪能して家に帰る。クルマの後部座席からは寝息が聞こえていた。
あそこはジンギスカンも有名だから、また訪れよう。