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整形外科で高血圧が見つかる

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結月でございます。

昨晩から左の背中から肩、首筋が猛烈に痛くなり、それはどの姿勢を取っても痛い。横になるとまた痛くて、どーにもこーにもならない。ちょっと動くと激痛で、要するに眠れない。

一度横になると今度は起き上がるのが大変で、低音の悲鳴を上げながらやっとの事で立ち上がる。その隣では寝相の悪い3歳の愛娘が布団の上で斜めになって寝ている。

先週あたりにちょっと寝違えたかなと思い、痛みはずっとあった。ひどくなったり、軽くなったりしていながら、メンソレータムが出している「ラブ」がなぜかあったので塗ってみたりしていた。

しかし昨晩はさすがに放置できないほどになって、保育園に送ってからそのまま整形外科に直行。

すると、

「あれ?駐車場に車が一台もとまってない」

と、玄関のポスターには赤丸が並んだカレンダーが貼ってあった。

ガッデム!お盆!

しょーがないからスマホでもう一件を調べ、電話する。それも留守電。さらにもう一件。すると女のひとが出て、

「今日はやってます」

とのこと。

早速、クルマを飛ばす。フォルクスワーゲンのポロ。そう。愛車のメルセデスはエンジンチェックランプが点灯したため、昨日預けてきた。しかし、これまたお盆休みが明日から始まり、一週間以上は作業に入れない。仕方がないから代車を借りた。

しかし、このポロ。あまりにも遅すぎる… エンジンが小さいからというのもあれど、トルクがなくて加速しない。しかもアクセルペダルがちっちゃくて、大変踏みにくい。あとはペダルの位置がビミョーで、

「これはアクセルとブレーキの踏み間違えに注意しないとヤバイな…」

なんて思う。

さらにブレーキがかかるまでの遊びが大きいから、ちょっと踏んだだけでは止まらない。カックンブレーキにならない設計だろうけど、遊びが大きいせいで反応が遅れる。とはいえ、踏み込めばよく止まる。

と、愛車以外の車を運転するたびに、愛車の素晴らしさを実感。

さて、お盆直前でも営業しているその病院は入ると待合室がいっぱいだった。コロナにビビった人たちが通院を控えて空いていると思ったけれど、やはり腰痛などそういったものは我慢できないものらしい。

しかし、待合室がシュールだったのは、誰一人としてスマホを眺めていないということ。おそるべしスマホいらずの高齢化社会! 昭和のままの風景! 

と、名前を呼ばれたのは2時間後。整形外科は内科と違って患者一人当たりに時間がかかる。しかし、その2時間は勉強中のテキストを持って行ったので、たくさん勉強できた。

首のレントゲンを撮って診てもらうと、神経は正常だけれど、本当ならちょっと斜めに繋がっていなければならないところが真っ直ぐになっているのが問題とのこと。

これはパソコンなど、そういう姿勢を続けているとなってしまうらしい。

「これ、治るんですか?」

と、わたし。

「いやー 治らないですね」

と、ドクター。

つまり、こうなっていると肩こりしやすい体質だという。

ともかく、筋肉を和らげる薬と痛み止めをもらった。しかし、これよりも血圧のほうがよろしくなく、やたらと高い。まあ、一睡もできなかったこともあるとはいえ、高い。

ちょっと様子を見て、2週間後に来てくれとのこと。

う〜ん、わかっちゃいたが、高血圧が来てしまったか。こりゃ、このままだと死亡率アップ。愛娘はまだ3歳だし、猫は3匹いるし、死ぬことは怖くなくても、死ぬのは困る。

積年の放蕩が祟ってるよね。無頼すぎるよね。

と、久しぶりに霊的ライフで聖人化しようと思う。

人間の肉体も耐用年数があって、どこかしら痛んでくるけれど、ちょっとわたしの場合は過酷にやりすぎたという気はする。

そのおかげで、今は何食べても大しておいしいと思わないし、そもそも大して興味もないし、欲望の粘着からはかなり解放されている。だから、聖人化するのは苦ではない。苦ではないけど、そういう人が一緒だとつまらないのよね。迷惑なんだよね。だって、飲み会に行っても、

「あっ、ちょっとそれ、パス」

なんて言う奴がいたらウザい。

というわけで、日常は聖人化して、稀にある飲み会ではノーマルってことで。

しかし、愛車も入院中というのは因果なものだよね。あのクルマ、年間でかなり乗ってる。ハードコンディションってやつ。まあ、部品も消耗するわという感じ。

ともかく、血圧が高くてこれまでずっと進んでいたミニマリスト化は食事面でもかなり進みそう。そのうち霞を食って生きていけるかもしれない。

いや、霞は食っていける人なの、わたしは。それを証明したくて、2年ほど前、1週間何も食べないっていうことをYouTubeでやった。別になんともなかったよ。

でもさ、そんな聖人化で霊性を高めるのはいいんだけど、この世は世俗だから浮世離れして現実的な仕事ができなくなったりする。

高めていた霊性をわざと下げたのは、2016年で、それはサントリーホールでコンサートをやるのには世俗に徹してやらないといけなかったから。だってお金の勘定をして、チケットを売るためにいろんなことをやり、そのために交渉や戦いをしなくちゃいけないのにスピリチュアルなフワフワしたようなことではやっていけないんだよね。

だから、ずっと結美堂に来てくれている腐れ縁の生徒は2016年以前と以後のわたしの違いを知っているはず。なんて言っても、わからないか。一応、ガラッと変えたのよ。現実的なゲス路線に。

というわけで、そろそろ現実と霊性というものを融合させなきゃいけない時期かもしれない。そのきっかけが背中の痛みよりも血圧であったかもしれない。

それはどちらか一方だけではいけないというもの。両方を持ち合わせるのが奥義なんだよね。これがまた難しいわけだけれど、わたしはどちらのこともかなりやったから、それができそうな気もする。

霊的なことは特に女の人は惹かれやすく、だからどうしても現実離れした占いみたいなインチキに行きやすいし、なんでもないことをスピリチュアルメッセージだと無理やり解釈して酔いしれたりさ、するわけよ。

そういうのを相手にするのは嫌になったから、あまりそっちの話はしなくなった。

でも、自分の内部であればいいと思う。その両立ができる自分になったと思うから。

と、霞を食いながら血圧を下げよう。まだまだわたしにはやらなければならないことはたくさんあるのだから。

コロナの到来で、昨年からやろうと考えていたことができなくなったとはいえ、路線変更で新たにアイデアを生み出せば、またやれることは見つかる。いや、それはすでに見つかっている。

そっちをやっているうちにワクチンでもできれば、コロナ以前に考えていたことができるかもしれないし、だからこそ、わたしはコロナ以前に戻るようなことは考えない。だってそんなの、一人の人間の力でどうにかなる種類のものでないから、そこに期待はしない。

でもさ、コロナでいろんなものが破壊されていく時はね、霊性を高めるのでなく、ゲス路線でやらないとやっていけないよ。ヤクザな気持ちでやんなきゃ駄目。

幸い、わたしは栃木に来ているからそこまでヤクザにならなくていいけれど、東京で飲食店などやっている人なんかね、ヤクザな気持ちで、非情な判断でやらなくちゃいけない。

そういうアドバイスができるのも霊性とゲス路線の融合があるからなんだけどね。

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