結月美妃.com

結美堂の結月美妃公式ブログ

【スポンサーリンク】

3歳の愛娘の着物が染め上がり、満面の笑顔

【スポンサーリンク】

結月でございます。

昨日からカローラを乗ってるアタシ。

愛車を車検のための整備に出しているため、その代車。

整備工場でブレーキパッドやブレーキローター諸々の消耗品を交換したりして、車検は自分で持って行くユーザー車検にする。

実はちょっと前まで車検が自分でできるものとは知らなかったわたし。ある人とクルマの話をしていて、車検が話題になると、

「車検は自分で持っていってんの〜?」

と、普通に訊かれてしまい、

「えっ!?車検って自分で持って行けるんスか!?」

なんてトボけたことを言っていたわたし。

ああいうのは業者じゃないとできないテリトリーだと思っていた。しかし、それも今はネット革命が起きているから、車検を陸運局に持って行く方法はいくらでも出てくる。

昔はそのやり方が業者のブラックボックスになっていて、素人にはできないから手数料を払っていたわけ。いや、車検に関してはまだまだかなりの割合でディーラーなどに頼まれている。

しかし、例えば会社設立とか、会社移転などの行政手続きも今はネットでそのやり方、つまり必要書類、書類の書き方が掲載されていて、そこに入力すれば簡単に書類が出来上がってしまう。

わたしももう何年も前から会社関係のこうした書類は自分で作り、自分で役場に持って行っている。今まで行政書士などに高い金を払っていたものがタダになり、しかも面倒な手続きだと思っていたものは、実は超簡単だったことがわかり、

「お前ら、この程度の仕事で高額な手数料、取ってたんかいな?」

と、言いたくなるものだった。

そんな経験もあり、車検のやり方を調べると、手続き的には超簡単なことがわかる。

だから、整備だけはやってもらって、車検の提出そのものは自分でやる。これだけで店によるだろうけど、4〜5万円は浮くよ。

しかもこういうことは一度やると要領がわかるので、今後の車検は手間取らない。

これこそ、ネット時代というもので、行政書士、あとは会計士など、報酬ビジネスは廃れて行くと思う。

車検に関してもわたしみたいな人間はどんどん増えるだろうしね。

と、カローラを運転するわたし。

カローラって初めて運転したけど、なんだかオモチャみたいで、すべてにおいて安っぽい。

ドアなんか軽くてスカスカで、

「これって、ぶつけられた時、死なない?」

なんて思う。

時速60キロまでかな、走れるのは。100キロとなると、安定性が乏しくてちょっと不安。だから大人しくしてようって気になる。

ステアリングも変な遊びがあるっていうか、抜ける感じがあって、反応が遅い。

と、こうしたクルマを乗ると、アタシの愛車ってすごくよくできてるいいクルマだって惚れ直す。

好きすぎてヤバいダイナミックセイフティテストを見てその良さを確信して買ったアタシの愛車。

高速で走っても安定性が抜群だし、とにかく守られてる感がある。

「大丈夫だから、任せとけ」

って、クルマが言ってくれているようなフィーリング。

残念ながらカローラは守ってくれてなくて、自動車メーカーのコストの設計で作られたなって感じがすごくするわけ。

とはいえ、街中を普通に走るのなら、これで十分だなとも思った。多分、カローラはそういう作り方なのだ。

おもしろくもなんともないし、守られてる感もないし、加速は遅いし、ブレーキも甘くて制動距離は長いけれど、街中に買い物行ったり、営業行ったりするのにはこれでオッケーかなって気がするよ。

でも、これで高速道路はあまり走りたくないし、事故ったらたとえ死ななくてもかなりやられちゃうだろうなって思ってしまう。

だからきっと街中を時速60キロ以内で走って事故る分には死なないよっていうものなのだろう。

ただ、あまり子供は乗せたくないかな。

と、思いつつ、今日は土曜日なので3歳の愛娘を連れて、ショッピングモールにミスタードーナツを買いに出かけた。

ドーナツ以外は買うものはないとはいえ、ここの食事スペースでドーナツを食べるのがお楽しみらしい。

しかし、これは前回もそうだったんだけど、コロナのために店員がいちいちその手をシュッとアルコール消毒するわけよ。

で、そのアルコールのボトルがちょうど選んだドーナツのトレイのそばにあって、

「ちょっとさ、ドーナツに消毒液、かかってんじゃねーの!?」

という距離。

わたしはこんなことでコロナに感染するとは思ってないから、

「いちいち消毒なんかせんでもいい! 頼むからドーナツに消毒液かけるなよ!」

2度目だったので、さすがにそう言おうとも思ったがやめた。

だって、バイトの兄ちゃんに言ってもかわいそうだし、やれって言われてやってることだし、そんなことで心のか弱いバイトの兄ちゃんが客から怒られたと思って落ち込んでもいけない。

と、黙ってお金を払った。

でもさ、動作のたびにその手をアルコール消毒するってどうよ? そこまではやんなくてもいいんじゃね? 一度消毒したものを同じように触っているだけなんだから、そこにはウイルスなんていないよね?

こうしたアホらしさも、「安全よりも安心」を追求しているせいで、安心を与える演出が求められてしまっている。

それにビニール手袋してるけどさ、それ、一日中ずっとそれ使ってんだよね? シフトが終わったり、休憩に入る時ってそれを素手で取って、またつけるんだろ、どうせ。

それって、感染対策になってねーし。

それだったら普通に素手で仕事して、休憩の合間に手洗いする方が安全じゃないか。

と、思いつつ、わたしはそんなにコロナウイルスがうようよいると思っちゃいないので、

「普通でいいんだよ!」

と、胸中でシャウトする。

しかし、そんなビニール手袋も安全のためじゃなく、安心のためにやってる愚行。

さて、コロナで遅れながらもやっと愛娘のための着物が染め上がった。今年の七五三に着せるのである。

うちの愛娘は2歳の頃からずっと「きもの、きもの」と言っていて、

「じゃあ、3歳になったら、ちゃんと作ってあげる」

と、約束していた。

それがいよいよ染め上がり、

「着物、できたよ〜」

と言ったら、それはそれは嬉しそうな顔。大声を出して「やったー!」とかじゃなく、照れ隠ししながら、にちゃ〜と満面の笑顔。

人間というのは、本当に嬉しい時はそういう笑顔をするものなのだ。

そして、今日、染め上がった反物を見せてやると、興味津々な様子で、

「触っていい?」

と言う。

「いいよ〜」

と、わたし。

本当はこれを染めているところを撮影するために京都へ行く予定だったけれど、コロナ騒ぎのために行けなかった。だから、撮影は工房の社長に頼んだ。

その動画を送ってもらい今日見たけれど、緻密な作業で柄が染まり、そして最後は地色を引き染めする。

とても美しい仕上がり。色も最高。生地も浜縮緬の極上。

職人さんが着物を染める風景をMacBook Proで眺めていると、ちょっと親としていいことしたなと思えた。

こんないい品物を与えてやれるのは素晴らしいことじゃないか。自分を褒めよう。

今は七五三だとレンタルとか、1万円くらいで買えるポリエステルのオモチャみたいなものばかり。

でも、この着物は違う。京友禅の本物。着物とはこれを着物と言う。

愛娘が大きくなって、染めのことがわかるようになると、この動画を見ると、本当にいい品物を持っているんだと実感するだろう。こうやって作られたものなんだって、大事にする。

そういうものを子供に提供することが親との信頼関係になる。わたしはそう思う。

七五三だけでしか着ないからと、安物をレンタルで済ませたりなど、ただのコスプレイベントでしかなくなってしまう。

そんなことを言うと、レンタルしてしまった人には申し訳ないけど、そういう需要ばかりになったからレンタルしかないし、あってもポリエステル。ちゃんと染めた子供のための着物なんて売ってない状態になる。

ともかくすごくいい着物なので、これはこれから写真を撮ってここでも見せるし、動画も編集してYouTubeにアップする。

そして、オーダーメイドとして販売も始める。

七五三の着物はレンタルとかポリしかないって思っている人はきっと多いと思う。そして本物のいい着物があれば娘に着せてやりたいと思っている親御さんはいるはずだから、そこに提供できればいい。

ともかく、愛娘にはいいものを残せたと確信した。あの満面の笑顔は忘れられない。

でも、振袖となると、あと17年後か… その時はもう京都の職人さんたちもいないだろうな…

寿命で死んじゃってるか、生きてても仕事してない。

成人する頃には日本から着物の産地なんてなくなってる。

となると、17年を待たずに、職人さんたちが生きて、仕事している今のうちに振袖も染めとかなきゃいけないってことか!

う〜ん、でも染めたはいいけど、17年後って仕立てをする和裁士って残ってんのかな?

日本もいよいよそういうところまで来たんだよね。

【スポンサーリンク】