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中毒は誰にだってある!

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結月でございます。

パチンコ屋の営業が話題になったけれど、パチンコ依存症の人に「行くな」と言ってもこれは無理な話。だって、ギャンブル中毒ってそういうものだから。

と、わたしは昔、競輪はそこそこやったけれど、パチンコが性に合わず、どうにもこうにもおもしろいと思えない。

あとは麻雀。学生の時、人数がいないからと無理やり誘われて、嫌々ながらやってみたら、全然おもしろくなかった。

しかし、それは好みや体質の違いというもので、パチンコや麻雀にどっぷりな人はたくさんいる。

パチンコが大好きな人には何人か出会ったことがある。そして、話のネタとしてパチンコの話をしてもらう。他人事として、そういう世界があるんだと話を聞くとそれなりにおもしろいから。

彼らは玉が出ないとわかっていても行ってしまうし、資金がなければ躊躇なくキャッシングなどしてパチンコに注ぎ込む。

で、共通していたのは、パチンコが好きな人は得てして低所得者だということ。

それには因果があって、パチンコ依存症になる人は学歴も低い傾向があるようで、つまり学歴と年収は概ね比例するから。

そこそこの給料をもらう仕事をしていると、そもそもパチンコには興味がない場合が多い。

だから、パチンコ依存症は低所得と低学歴がセットというのは社会学的にも統計を取ればはっきりとするんじゃないだろうか。

やはり、パチンコにハマると、日夜、パチンコのことを考えてしまうし、そこまででないにしても週末の自分へのご褒美的な打ち方はする。

要は時間を何に使うかという差だと思う。

しかしながら、パチンコ依存症をバカにはできない。なぜなら、誰しも「中毒」は持っているだろうから。

クルマ中毒の人もいて、クルマを買っては手放し、また新しいのを買うなんて人が本当にいる。

あとはアルコール中毒とニコチン中毒。これらはわかりやすいので説明はいらない。

甘いものが大好きで、毎日、何かデザートを食べる人もいる。これも立派な中毒。

ちなみにわたしは猫中毒。

日々、猫のことばかり考え、海外に出かけて家を留守にすると、猫のことが心配で仕方がない。

そして、猫と一緒にいる時も猫を膝の上やお腹の上に乗せていることが快感でやめられない。

クラシックレコード中毒もいる。

今はCDだけれど、昔はレコードで、レコード芸術なんていう雑誌もあった。レコード中毒の人の家にはとんでもない数のレコードやCDがある。あれは中毒ならではの買い物。

買い物といえば、洋服中毒もいる。

クローゼットはパンパン。給料が出たら服が欲しくなる。服なんて必要なだけあれば事足りるけれど、次はどんな服を着ようかとZOZOのサイトなんか見ているのも中毒。

とまあ、こう考えれば、パチンコ中毒のことだけを悪くは言えない気がしてきた。

パチンコは基本的に勝てないもので、すなわち金を失うものだけれど、クルマを買い換えてばかりだとパチンコ以上に借金するかもしれず、洋服だって相当な金額を使っていて、しかもどれもほとんど着ちゃいないという無駄ぶり。

中毒とはいつの間にか金を使ってしまうもので、堪えることが難しく、借金も躊躇なくしてしまうところがある。

居ても立っても居られない。それが中毒。

抑制が効くものじゃないんだな。

わたしも昔ほどではないにせよ、やっぱり本を読んでしまう。活字中毒。

今週も2冊、本を買って今読んでいる。

あと、恋愛も中毒か。

その人のことを想えば、何時間でも、何日も想っている。

金が無駄になくなることに関してはどれも同じ。

パチンコがちょっとイメージが悪いだけ。

なので、できればお金は無駄金、つまり死に金にならないように使いたい。

費やしたことによって自分に残るものが多いこと。それはギャンブルで金を増やすという意味ではもちろんなく、精神の中にいいものが蓄積される使い方。

洋服を買うにしたって、中毒的に買うのではなく、もっと美的に、そして自己確立のためにその服が必要という目的があった方がいい。

闇雲は駄目。

中毒とは闇雲。

と、このように考えていくと、猫中毒が最も健康的な気がしてきた。

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