結月でございます。
コロナ騒ぎで飲食店が散々らしい。でも、栃木に来てしまって、東京の雑踏から離れているせいか、わたし個人的にはあまり関係がないというか。
とはいえ、こんな栃木の田舎でもわたしが外食しないから知らないだけで、きっと飲食店はガラガラなんじゃないかな。
思い出したのは、東日本大地震の時のこと。あの時は銀座にいたけれど、震災の直後はしばらく銀座も人が少なくなり、計画停電で街は暗いし、行きつけの店に電話しても客が来なくて困っているということだった。
そこでわたしは飲み会をあえて企画した。
調べてみると、旧ブログで当時「飲み会、やる?」というタイトルで書いていて、そうだったなぁなんて思ったわけ。
でも、コロナの場合は下手すると震災よりもダメージが大きいかもしれないね。あと2ヶ月この状態が続くと潰れる店が続出するよ。
と、育児のためとはいえ、結果的に東京を離れ栃木に来てセーフだったとも思ったり。
震災の時もレッスンも激減し、余震が止まない中、バイオリンや着物を買う人なんていないし、それはそれは大変で、かつ銀座の維持費だけは震災に関係なくかかっていたのだから辛かったね。
今も銀座にいたらと思うと、ちょっとゾッとするよ。日本の経済状態も今は震災の時よりも落ち込んでいるわけで、そこにコロナがトドメを刺すようで、やれやれだね。
感染しても症状が出なかったり、軽症であることがほとんどだとデータでもハッキリと出ていても、無知な怯えが社会全体の行動を決定してしまっていて、どんなにまともな、冷静なこともいくら言っても通用しない。
豊洲市場のゼロリスクの全国版かな。
騒げば騒ぐほど、怯えれば怯えるほど自分たちの経済の首を絞めるなんてことになっている。気をつけるべきことを冷静にやっていれば持病持ちの高齢者でない限り、そんなにひどいことにはならないのに、経済が落ち込んで倒産が増えれば自分たちの給料も危うくなるってことを知るべき。
テレビでいい加減なコメントをしているコメンテーターなどは、不安を煽ったほうが自分に金になるからそうしているのだから、みんなが怯えるほどウハウハというわけ。
そんなやつらの言葉は信じちゃいけないけど、こういう時に限って、テレビが信じられてしまったりする。
中国の場合は、共産党政府がメディアをガッチリと管理しているから、こういう非常事態にいい加減なネタをテレビが流すことが許されない。だから、非常事態には独裁的なほうがいい。
ところが日本はメディアが好き勝手言うことが放置されているから、不安ビジネスでテレビが有る事無い事を無責任に報じまくり、それも過激でおどろおどろしい演出をやるものだからタチが悪い。
政府が介入しようとすると、表現の自由がどうかとか言われるのだからね。
こんな時は、キッチリとした専門機関がガチッと公式見解と対策を牛耳って、社会を統率しないといけないんだけどね。
とにかく、今のテレビは下品な上に嘘ばかりで、まあひどいよ。あれはもう犯罪レベルだと思う。
おかげで社会が抗がん剤を投与されたようにいい細胞まで皆殺しにするといった具合。関係ないものまでゼロリスク思考で潰される。線引きができずに皆殺し。それでいて、コロナは癌ほどのものじゃない。
さて、社会がこうなってくると人間はストレスをためるもの。わたしは栃木でのほほんとしているのでストレスはないけれど、普通に会社に勤めたり、それも満員電車に乗ってではコロナを気にしすぎてやってられないと思う。
そこで飲み会でもやる?と震災の時と同じ気分になったわけ。
どうせ飲食店はガラガラで濃厚接触などしようがないしね。
となると、東京ならわたしがレッスンに行った時となる。
しかし、東京での飲み会となると、みんなでご機嫌に飲んで「じゃあ、またね〜」なんてお開きしたら、スペック都会人であるはずのわたしだけ上野駅から宇都宮方面の電車に乗らねばならず、その違和感を抱えながら車窓の風景は都会から田舎の真っ暗闇になるのが侘しくて耐えられない。
もう何度か言ってるけどさ…
「アタシ、田舎、大っ嫌いなんだ…」
栃木のことは好きだけど、田舎っていう概念的なものがダメで、だから栃木に限らず、どこの土地、どこの国でも田舎っていうのがね、アタシはダメなの…
ああ。都会の雑踏でガチャガチャしたところで、繁華街のネオンがきらめき、怪しくてヤバい空気の中で生きていたい。
要するにわたしは中途半端な田舎が駄目。奥日光みたいに秘境くらいになれば大好きなんだけどね。
と言いながら、東京にはもう戻るつもりはない。一度やったことはもうやらない。それは新しいことにならないから。
でも、東京から一人、田舎方面の電車っていうのがプライドっていうか、なんかアイデンティティに反するっていうか、その時間が嫌なのよね。栃木に着いちゃえばなんとも思わないけど。
と、くだらないことをつぶやきつつ、言いたいことは東京で飲み会でもいいけど、個人的には帰りがわびしいっていうアタシの気持ち。
というわけで、栃木で飲み会でもいいよ! 栃木まで来て! 実はわたしがいるところまで電車で日帰りで来れるんだよ。
というのも一つの案。
言い訳すると、3歳の愛娘がいるからわたしが動きにくいという事情がある。それがなければ、わたしが東京に出かけて、東京のどこかで宿泊してってできるんだけど。
あとは気の知れた結美堂山ガール部にこっちまで来てもらうか。
激ウマのスパークリングワインは25本ストックがある。
ムムッ!これってコロナのストレスがある人向けでなく、単にアタシが飲みたいだけ!?
でも、飲みたいっていひと多いはず。
だよね。