結月でございます。
わたしは猫が好きでたまらなくて、とにかく猫がいると幸せで、猫がいればそれだけでいい。
正直言うと、愛娘よりある意味、猫のほうが好き。
ある意味というのは、「好き」の意味合いが異なるということだけれど、純粋に「好き」というのは猫のほうだと思う。
愛娘も可愛いとは言っても、土日など朝からずっと終日一緒にいると2歳児モードに付き合うことにヘトヘトになってしまうし、わがままされたりするとそれは大変な苦労だし、要するに愛娘は人間だから、
「まったく、困ったものだな…」
というところがあるわけ。
ところが猫はそんなところが一切なく、わがままは言わないし、要求もしてこないし、留守番もしてくれるし、嫌味はないし、勝手にしてくれているし、
「猫って、大人だよね」
と、思う。
人間が猫のような対応ができれば、もはや聖人レベルじゃないか。
だから、わたしにとって最も幸福な時間は猫と一緒にいるとき。しかも猫といるときはわたしひとりだけで、他に人間はいない。
これが家族の中に猫がいるとなると、わずらわしい人間関係の中で猫と接することになり、猫に集中できない。
猫と一心同体になるには、ひとりでいること。これが大事。
さて、そんな猫がうちには3匹いる。
栃木に来て、猫たちが一戸建てとなった結美堂で過ごすことになり、昨年、一戸建てを初体験したわたしはその寒さに驚いた。
一戸建てというのはこんなにも寒いものなのか。地面からの冷気があるせいか、1階は特に寒い。もちろん、最新式の戸建なら床暖房や断熱材を使ったりでそれほどでもないだろうけれど、いわば古典的な家屋であるためそれがない。
とはいえ、床暖房が苦手なわたしはあっても使わないけれど。
このところ急に冷え込んだから、猫用ホットカーペットをAmazonに発注した。
昨年は押入れの中の布団に潜り込んで寝ていた猫たちだけれど、それでも寒いと思ったから。
おかげで押入れの布団は猫に取られてしまい、人間用ではなくなってしまった。猫は襖を閉めても、自分で開けられるのである。
わたしが一緒にいるときは、猫たちはわたしの布団の中に入ってくるからいい。しかし、不在のときはそうはいかない。
そんなわけでホットカーペットを買ったから、今年は寒い思いをすることはないだろう。
しかし、東京のマンションで生活していたときはこれほど寒くなかったので、こちらに来て猫には申し訳ないなと思っている。
それでも猫は一言も文句は言わない。
そういう意味で人間の愛娘よりも猫のほうが愛おしいのである。