結月でございます。
なんだかウェブに消費税の記事が多いと思ったら、そうか、今はもう9月で来月に10%になるってことだったんだね。
ずっと先だと思ってたら、いつの間にか来月になってた。
大きな規模の経済で見ると、今のタイミングで税率アップというのは打撃が大き過ぎて、
「まあ、ヤバいよね。ってか、衰退速度アップ確定」
と思うんだけど、個人的には忘れてるくらいのもの。
なぜなら、わたしが普段から必要最低限の買い物しかしないからであって、個人的生活に大打撃なほどにはならない。
とりわけ物質的に欲しいものはないし、一人の時に食べるものはジャンクだし、飲むお酒はスーパーのブライベートブランドのクソ安いものだし、愛娘には野菜と肉買って作っているから一食当たりそんなにかかってない。
つまり、金使ってないから8%のときと10%になったときの差額はそんなに大きくなく、政治的に決めちまったものをどうこう言ったところで税率が下がるわけがないからあまり関心がない。
しかし、思うにたったの2%がこれだけ心理的ダメージが大きいのは、日本は根本の所得が下がっているからであり、所得が上がる社会だと2%の税率アップは、
「まっ、いいか」
で、比較的済まされる。
所得が上がらない要因は様々であるけれど、日本という国が世界的にいろんな分野で完全に遅れていて、新しいものを発想して世界に売り出す力がないからだと思う。
金銭的にイケてる状態だったら、韓国がどうとか言わないからね。ネトウヨもパヨクも台頭するのは、日本人は金に余裕がないから。余裕があれば、人は優しくなれるものだよ。
なので、モラル的にネトウヨを抑え込もうとしたって無理なもので、経済を良くしてお財布を満たさないといくらヒューマニズムで太刀打ちしようたってできないのよね。
それと同時にネトウヨを批判する側もパヨク化して、政権批判などの言葉遣いはネトウヨの嫌韓と本質的には変わりがないので、どっちも同じかなってことで。
そんな両極端が出てくるのも経済が原因です。
とはいえ、国の経済は大きなテーマだから、一個人がどうこう言ったところで何も変わらない。
そういう一種、絶望感みたいなところから、
「自分が楽しいことをやろうよ!」
という自己啓発が今はブームです。
しかし、自分が楽しいことをやるにも才能が必要で、そんな才能をほとんどの人が持ち合わせていないからこそ日本はサラリーマン率が9割を超えるわけで、自分が楽しいことで生きていくっていうこと自体が実はハードルが高いという矛盾。
とにもかくにも、消費税が上がることは一個人では止められないので、どうこう言っても時間の無駄かもしんないです。
ある程度メディアで影響力がある人が言えば、多少は選挙結果に現れるかもしれないけれど、それでも消費税を上げるという政権が勝っているのだから、それは消費税アップ容認と言われてもそうだなってことで、やっぱしょーがない。
消費税が上がるのは嫌で、社会保障費を下げるのは反対っていうのもちょっとした矛盾に思えるし、まあ、要は国に預けるカネっていうのはそーいうことなんだよなー
思うに今の日本の良くないところって、経済が強い側にヒューマニズムがなくて、ヒューマニズムに強い側が経済的利益を上げることの辛さを知らないってことかな。