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土砂降りで長靴を買うことを決めた今日

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結月です。

九州のほうは記録的な雨らしい。そして栃木も午前中はものすごい雨で、朝9時までに愛娘を保育園に連れて行かなければならないわたしはずぶ濡れになった。

寝泊まりしているマンションからクルマがある結美堂まではわずか徒歩7分。しかし、土砂降りの中、傘をさしながらベビーカーを押していくのはなかなかの苦行。

なんとかクルマまでたどり着き、チャイルドシートに2歳児を乗せ出発すると、さらに雨は強くなり、ワイパーをフル稼働しても視界が悪くてデンジャラス。

道路はところどころ冠水し、池みたいになってる。栃木に来てこんなに雨が降ったのは初めて。

保育園に着くと、砂利の駐車場がこれまた池状態。

「でも、これは降りないとどーにもならんよね」

と、えいや!と外に出て傘を素早くさし、2歳児を抱っこして園舎へ向かう。

門から入ると、

「ギョギョッ!園庭が広大な池になっとるやないか!」

コンクリートのところも川のように流れが生まれていて、ここまでくると「えいや!」ではなく諦め。

フツーの革靴のわたしは2歳児を抱っこしながら傘をさし、ギブアップの気持ちで水の中へ。

「はあ… ヤだヤだ…」

と思いつつ進んでいると、ズボッ!と足がハマる。

「ああ、終わった… 見えないけど、ここはくぼみになっていたのか…」

と、ヤケクソで水の中をジャバジャバ歩く。

キッズルームに着いて愛娘を降ろそうとしたら、大雨が怖いのか2歳児は泣き始め、抱っこ、抱っことせがむ。

そんな愛娘を先生に渡し、また池と化した園庭を歩いてクルマまで。

他のママさんを見て思った。

「アタシも長靴、買お」

わたしは基本、ブルーカラー的な長靴とか、ああいうファッションは超絶苦手で、子供の頃から長靴が好きでなかった。中学になってませて来てからは一度も長靴は履いたことがない。というか、持ってなかった。

その精神は今も変わらず、農作業的なルックスは身につけたくないし、それどころかブルーカラーなジーンズも大嫌いで、絶対に履かない。ダウンジャケットとかあの手のものもパス。

しかし、保育園は土砂降りになると泥まみれになるということを知ったわたしはホームセンターで長靴を買おうと決意する。

ここは田舎なんだ。今まで雨が降った時の保育園の泥状態を見て、それはすでに痛感していた。

でも、それがいいと思っている。保育園の周りには木がたくさんあるし、田園風景でもある。虫もいるし、園内で野菜を栽培していて、愛娘は先日、キュウリをもらった。

お迎えの時間の黄昏の空はなかなか見ごたえがあって、その先に日光連山がある。

雨が降って、リアルにドロドロになれる感覚は子供には必要なのである。

これが都内だと、雑居ビルに挟まれた保育園があったり、アスファルトとコンクリートの住宅地の中にある。

子供の頃に自然のリアルな触れ合いがあるのとないのでは育ちが異なってくる。

自然から得た生命力とダイナミズムを持って、都会に出るのがいい。ただし、都会の中で田舎者であってはいけない。

まだ梅雨は終わらないし、これからまだ何年も保育園まで送り迎えしなければならない。愛娘にはずっと前に雨を見越して長靴を買っていた。わたしも長靴を買おう。ダサくて、すごく嫌だけど長靴を買う。田舎で長靴を履くと田舎っぽい人間に見えるからすごく嫌だけど、買うよ、今日。

ルックスなんて気にしていられない、そんな雨でした。

 

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