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【大嘗祭】ビバ!栃木と京都の米が選ばれた!

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結月でございます。

大嘗祭で使う米の産地が栃木と京都に選ばれたって!

www.nikkei.com

それがわたし個人に何かを与えるってことはなくとも、京都は未成年まで育った場所だし、栃木はなぜだか縁ができて住むことになってしまった場所だし、二つが自分にゆかりがあると思うと、こんなわたしでもちょっと不思議な気がする。

なんて言いつつ、基本的に米はあまり食べないわたし。でも2歳児と一緒にいるから、まあまあ炊くことになった。そんなわけで栃木の米を食べている。

米には詳しくないけれど、栃木の米はさっぱりとしていて、カレーや丼物に合うテイストだと思う。甘みが強く、粘り気があるものが好みなら秋田の米がいいかもしれない。

しかしながら、栃木は良質な米を作っているようで、そのせいか日本酒の酒蔵も多い。

日本酒は好きだけれど、わざわざ純米や吟醸を飲む趣味もないから栃木の日本酒をたくさん飲んだわけでないにせよ、どこの酒蔵も美味しいと思う。それはわたしくらいのドリンカーになれば、飲まなくてもわかるのである。

日光が好きだから「日光誉」を飲んでみたら美味しかった。有名な酒蔵らしい。

ともかく、栃木は全国都道府県魅力度ランキングでは下から2番目か3番目で、ほとんどシカト状態であるにもかかわらず、日本酒はたくさん作っている。そういう魅力を全国に伝えられていないところがランキングを下げることになっている。

一方、京都は米というより日本酒が有名な土地。しかしそれは米が良く、水がいいという条件があるからであり、さらに歴史的には京都は都であったからお酒のニーズが高かったのだろう。

よく知られるのは「月桂冠」であり、もちろん伏見のお酒。伏見は水がいいから酒蔵が多い。

栃木と同じく地酒はそれぞれに特徴があるとはいえ、しかし京都の日本酒はのほほんとしていて、ぽわっとしている。雅な感じで、田舎臭くない。

兎にも角にも、自分が住んだことのある土地が同時に選ばれて、でも京都はもう知られた土地なので、ぜひともダサすぎる栃木に頑張ってほしい。

頑張ってほしいというのは、大嘗祭に選ばれたことは栃木の米を全国的な知名度を獲得するのに大きなビジネスチャンスだから。

でも、

「どーせ駄目でしょ…」

と思っているわたし。

栃木人はどうも商売が下手くそというか、商売という概念を感じさせない。ダサくて真面目って感じで、商売は色気だから、色気がなさすぎる栃木はきっとこの大チャンスをモノにできないと思う。

こういうのはよそ者で、その土地を客観的に見られて、プロモートの才能がある人に絶対的権力を与えて爆裂にやらないと成功しない。

わたしの予想としてはせっかく大嘗祭に選ばれても、選ばれたことに恐縮して頑なにいい米を作り、その成果を実に抽象的な言葉で栃木県知事が会見し、それは栃木県民でさえほとんど見ていないという「とちテレ」のニュースコーナーで放映されておしまいだろう。

「いやいや、いいの、いいの。あたしは栃木のそういうダサすぎるところが好きなの」

と、色気がないものを色気あるものにすることがどんなに困難かってことは、今まで自分が携わってきた仕事でよくわかってる。よくわかってるんだけど、ダメダメなのを何とかしたい!って思うところがわたしのエネルギーの源泉になっている。

さて、他人のダメダメなんかよりももっとダメダメなのは、他ならぬわたしの体力であって、日々刻々と結美堂・山ガール部としての男体山へ初めての挑戦が近づいているというのに、今のわたしでは山頂までたどり着けない。

昨年10月に登頂に成功したときもギリギリの体力で、往復で10時間近くかかってしまった。しかし、それでも当時はその直前に社山に2度、登頂し、山モードに入れていた。

しかし今は育児モードとなり、昨日もベビカーを押してスーパーまで行ったと言ってももまるで駄目。これは自分でわかる。

田舎って都会よりも運動するっていうのは嘘で、都会の方が地下鉄を乗り継いだりして移動距離が長いので運動している。田舎は買い物に出かけるのもクルマなので、田舎こそ運動不足になる。

そんなわたしはオーバーホールしたメーカーはイタリア、製造は台湾のクロスバイクで今日、保育園に送迎した後すぐに1時間のロードワーク。

たまに愛娘を連れて行く井頭公園というところにチャリで行ってみたわけで、家に戻ったら1時間しか経っていなかった。

もっとかかるかと思ったけれど思いのほか近いもので、まあやらないよりはマシかという程度。

とはいえ、今年に入ってからの運動不足が肉体の中に積もり積もって脚は重い。ともかく、これから1ヶ月で男体山の登頂に成功するような体づくりをする。

結美堂・山ガール部はわたしが男体山に登ってみたいという身勝手な欲望から設立されたもので、登りたいならひとりで登ればいいものを山登りなんてやったこともないわたしは寂しいから山ガール部にした。

メンバーはみんな山登りの素人。発足してまだ一年足らずでありながら、今回はいよいよ男体山ということで部員の意識も高まってきた。

男体山に向けてトレーニングとしてどこかの山に登ったとかそういう報告がなされている。

そうなると設立者のわたしがドンケツであるわけで、これはヤバい。部員みんなが登りきれるかわからないとはいえ、設立者がいの一番に脱落していては情けない。

しかしながら、男体山はハイキングではないガチな登山の分類に入る山だから、部員の誰かが体力的に厳しくなると、そこはパーティーとしてみんなで下山することにしている。

体力が限界なのに無理して登ると、本気で下山できなくなるし、ヨロヨロになってよろめいてあの岩場で転落したら大怪我になる。

しかし、山というのは不思議で、登っている最中はどうしてこんなキツいことをやっているのだろうと自分の愚かさを恨んでしまい、男体山に登ったときも下山して二荒山神社にたどり着いたときはグロッキー状態だったのに時間が経つとまた登りたくなってしまう。

男体山の時は股関節や太腿の筋肉痛が1週間以上は抜けなくて、地下鉄の階段を上り下りするのも苦労した。

それなのに登り切ると清々しいものがあって、いくら筋肉痛でもひとまわり自分が大きくなった気になる。

明らかに登山前と登山後は自分が変化しているのである。

人間はきっと今の自分が嫌だから山に登るのではないか。

そう言えば先日、山ガール部の部長にわたしはこんなことを言った。

「山ガール部は末長くやろうと思うけどさ、今はみんな若いけど、もし20年とかやったら、みんなババアやデ」

まあいいじゃん、それでも。人間は老けても山は老けないし。それに山を登ることで自分が変化し続けるのであれば、肉体的に見た目は老けても中身はアップグレードされ続けてピカピカなんじゃないの。

さて、男体山に成功したら、次は女峰山か日光白根山だね。

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