結月でございます。
今日は東京に出張レッスン。なんて言うのは自分でも違和感があって、だってアタシはずっと東京でやってきて、心も肉体も東京なんだからそんな東京に「出張」っておかしくね?
とは言うものの文字通り目に入れても痛くない愛娘は栃木にいて、その育児的都合で無理やり鉢替えさせられたように栃木に住むことになったアタシは、
「いやいや、栃木のことは好きなんだけど、まさか会社も移転して住むことになるなんて全然思ってなかったし!」
と、運命ってものは自分の思い通りにいかないことをいうものだと、今これを書いているリアルタイムの現在、2歳児の愛娘が膝の上にいてそれを覆うようにしてMacBook Proのキーボードを叩いてて、
「ムホっ!かわゆい!」
なんて思ってる。
さて。
中身が東京人なアタシはやっぱさ、クルマで東京の風景の中に入ると、
「自分がいる場所はここでしょ!」
と、大変心地が良く、生き生きとして来る。
「アタシは都会が大好きなのっ! 大好きなの! 大、大、大、だ〜い好きなのっ!!」
ってのが本音で、さらに本音を言うと、
「田舎は嫌いッス」
いやいや、そんな言い方したら、語弊があるだろうよ! 嫌いっているか、自分に合ってないっていうか、生い立ちに関係あるわけよ。
と言いながらも、奥日光の山奥に土地を買ってそこにログハウスを建て、真冬はそこで雪に生まれながら住みたいって思ってる。
でもそれは愛娘もまだ小さいし、猫もいるからできねえってわけで、遠い将来的には東京でなく、奥日光の山奥で暮らしたい。
山奥で暮らすって言っても今はスマホでネットはつながるし、仙人みたいになるわけでなく、東京ではできないスペシャルな生き方に魅力を感じてるってことで。
ところで今日もレッスンをして、いちごの話もしつつ、こうやってバイオリンやったり、着付けやったりするのっていいよねって思ったのです。
栃木に来て約1ヶ月。
対外的な仕事はまだ始められてなく、移転先のペンキ塗りや片付けや決算のまとめなどに追われ、さらに育児があり、
「どーにも、こーにも、よーわからんよ」
という有様で、スペック都会人のわたしはガラリと変わった生活に戸惑っているのではなく、
「まっ、しょーがないよね」
ってことで。
というわけで、栃木には知り合いにいないし、自分が寂しがり屋だっていう認識はないけれど、東京でレッスンをするとずっと結美堂に来てくれている人たちに会えて嬉しいわけで、本当はレッスン後に飲みに行ったりしたいけれど、クルマの運転はあるし、愛娘シャンシャンは栃木で待ってるしで、
「人間ってのはね、すべてを手にいれることはできないんだよ」
と、本当はレッスン以上にみんなとくだらない話をたくさんしたいよね。