結月です。
奥日光の社山に登ったのは3日前のことで、ようやく太腿の筋肉の痛みと疲労がなくなってきました。
「なくなってきた」というだけでまだ疲労は漂っていて、来月の再登頂に向けて再びチャリでロードワークを始めるのは早くて明後日くらいかな。明日はまだ無理っぽい。
体力がダメダメで、登山経験ゼロ、運動系は子供の頃からビリケツというわたしにとっては社山といえども、なかなかの肉体的ダメージだった。でも、歩けないほどってわけじゃない。
負担が来るのは、太腿の表側。ここの筋肉が痛んで、便座にしゃがむときは、ちょっとした痛みを感じつつ、
「エイヤッ!」
という具合。
ところで筋肉痛は一昔前は乳酸の蓄積と言われていたけれど、いざ今回、太腿が痛い様子を考えたら、筋肉が腫れているし、乳酸っていうよりも何か筋肉内部で傷がついたような痛みじゃないか?と思った。
そこで第一三共ヘルスケアのサイトを見てみると、やはり筋肉痛は筋線維の損傷であることがわかった。
とりわけわたしの場合は、普段運動してこなかった分、ハードな登山でその登り降りで筋肉が擦れ、損傷したのではないか。
下山途中、いかにも山登りになれたオッサン以上ジイ様未満の男が、トレッキングポールも使わず、背筋をピンと伸ばして軽々と登っていった。
さすがリタイアした男は暇だからね、なんて無理やり上から目線になりつつも、こちらはこんなに苦労しているのに、あんなサラリとやられるとなんだか腹が立ってきて、
「アタシは、負けてらんない!」
と、闘争心がわいてくる。
しかしながら、リタイア世代と現役世代ではやはり背負うものが異なるのであり、リタイア世代が背負うものはリュックサックでよくても、現役世代のアタシはリュックよりももっと重いものを背負ってる。
だから、四六時中、山登りはできないってわけで、この時間的余裕の差は埋めようがない。
でも、きっとあのオッサン以上ジイ様未満のひとは社山くらいでは筋肉痛になることもなく、家に帰ったら掃除をしている女房に、
「ただいま」
と、散歩にでも行ったかのように帰ってくるに違いない。
とはいえ、他人のことはどーでもいいとして、他人のことをとやかく考える時間があったら、自分のことをちゃんとしなさい!っていうのがわたしの信条だから、オッサン以上ジイ様未満のひとのことはなんとも思っちゃいない。ただ、トレッキングポールがなくても登れるようになるんだっていうちょっとした憧憬はあったわけで。
兎にも角にも、体力ダメダメなわたしが自力で登りきったことが些かうれしくて、チャリで自主トレした甲斐があった。
やっぱ、やると決めたことはやんないとね。
さて、社山に登頂した様子の動画はこちらです。
これからテキスト版として、ここにも記事としてまとめようと思っております。
というのは、社山を登るにあたって、そのコースの様子などをブログにアップしてくれている経験者の記事がとても参考になったからで、これから社山を登ってみようという方にとっていい情報になればいいかなっていうインターネット的な発想。
「インターネットとは、オープンな市民社会なのである」
ところで来月初めの社山は結美堂山ガール部の平日メンバーで、なぜかというとこの時期の奥日光は紅葉シーズンに突入し、土日はあのいろは坂が大渋滞するほどになり山登りどころでなくなるから。
平日でも早朝に行かないと、午後は混むと思う。
先日わたしが行ったときはまだ紅葉は進んでいなかったけれど、来月は美しい紅葉の景色が見られるかもしれない。
東京を夜中の3時発というまるでガテン系のプランの中で、紅葉を見ることで早起き、というか睡眠不足の気だるさは秋の感動に変わることだろう。
男体山は来月の25日に閉山してしまうし、どこか年内、山ガール部全員で山登りができればと思ってる。
ともかく、社山に登ってみようという方は、動画を参考にしてみてください。少なくともこんなところだってくらいはわかると思うから。
山登りだけでなく、着付けもちゃんと教えてますから、着物美人になりたいひとは結美堂までお越しください。