結月です。
結美堂山ガール部は先日、奥日光の社山に挑戦し、無残にもギブアップを強いられてしまった。
登っている最中のキツさは、
「なんでこんなしんどいことをやってるんだろう?」
と、自分で始めたことなのに自問してしまうほどで、下山しても早くビールが飲みたい一心で、再び山に登ろうとまでは思わない。
ところが数日経つと、山頂にたどり着けなかったことが腹立たしくなってきて、このままでは終われない!という勇敢な気持ちが湧き出てくる。
そうなると、気持ちとしては居ても立っても居られなくなってくる。
ともかく、今回はあまりにも体力がなさすぎた。ウォーキングでさえしていなかった有り様で、それはこの夏の酷暑が言い訳だけれど、現実的には酷暑の中をウォーキングするわけにもいかない。
わかったのは、脚の筋肉的な強さはもちろんのこと、心臓のスタミナがないといけないってこと。
実のところ、脚の筋肉はガクガクだったけれど、エアーサロンパスで筋肉痛にはならなかったレベル。しかし、登っている最中は息が上がってしまって駄目。
というわけで、有酸素運動で基礎体力を向上させないと、再び挑戦しても同じような結果になる。
基本、負けず嫌いなわたしは山頂まで行けなかったことを自己嫌悪し、駄目人間なまま終えることができない。運動系は小さい頃からビリケツで、いい思いをしたことがない。要は運動系で何かを達成したことがない。このダメダメなキャリアをなんとかしたい。
さて、お盆も終え、まだ暑いとは言っても、ちょっと秋めいてきた。そこで基礎体力を身につけるために、20kg以上の減量をしたときに毎日していたチャリエクササイズをしようと思う。
これはママチャリではいけない。なぜなら、ママチャリはフレームの素材がショボいから、長時間・長距離には向かない。
なので、クロスバイクというタイプがよろしく、わたしはメーカーはイタリア、でも製造は台湾というグローバルチャリでエクササイズしていた。
チャリはまだ玄関に置いてあるから、いつでも発進は可能。
これから早朝、涼しいときに荒川サイクリングロード(別名は金八先生ロード)を埼玉方面へ走り込もう。
告白すると、先日、ママチャリでスーパーまでキャットフードを買いに行ったら、脚が重くて息切れしてしまった。キャットフードを買いに行くチャリでそんな有り様だから、そりゃ、社山なんて登りきれるわけがない。
というわけで、基礎体力を身につけてまた登ろうと思っているけれど、部員が揃うのは基本、土日だし、そんな頻繁に行くわけにはいかない。
だから、基礎体力がある程度付き、平日に暇があれば、わたしは単独で社山に登ろうかと思ってる。
それだとスケジュール的に思い通りにできるし、行きたいときに行ける。やはり山ガール部では庶務という下っ端とはいえ、創設者のわたしが体力的にクソすぎてはいけない。
しかしながら、ちょっと心配なのは、社山は思いのほか道が狭く、朦朧としてふらついたらそのまま滑落してしまうのではと思うポイントがあること。
男体山の場合は、10歳未満の子供を連れた家族が登っていたりして、おそらくハードではあっても、ある程度道ができていてデンジャラスではないのかもしれない。
しかし、社山はどう考えても10歳未満の子供には無理。そういう意味では男体山よりも標高は低いとはいえ、社山は実はハードとも言えそう。
そうなると、単独のときは危ないんじゃないかとも思う。誰かいれば滑落してもそれを伝えてもらえるけれど、ひとりだと腐乱死体になっているのではないか。
と、そんなことを考えつつ、単独で登っているひとにもすれ違ったな、とも思う。
あとは、登山口までの距離が3キロで、これが面倒だなってこと。特に帰りがけは、下山したばかりのため、倦怠感が漂ってくる。
ともかく、ひとりで登るときは、万一のためにホイッスルを持って行こう。滑落したときにはそれを吹きまくるのである。
と、そんな感じで、あまりのダメダメぶりに自分が嫌になってきた。この自己嫌悪をどうにかするには、社山を克服するしかない。
人間がね、エネルギーが出るときって、自分ができないことをやろうと思うときだよ。
あまりにできなくて自己権をすべき。そしたらそれが嫌で真剣になる。
だから、自分ができないことをどんどんやるべき。
それはつまり自分にとって新しいことだよね。
そして、やるのならちゃんとやる。三日坊主にならないようちゃんとやる。ちゃんと続ける。
さて、登山にはトレッキングポールが欠かせないことが痛烈にわかったのですが、わたしが買ったのはこれ。
enkeeo トレッキングポール2本セット
これはカーボン製なのに値段がお手頃。しかも2本セット。そして握るところがコルクっていうのがいい。
また、3段に伸縮できるので、上りと下りで簡単にその長さを変えることができる。
しかも、ポールには長さがセンチで書かれててるから、どれくらいの長さにするか右左違うことなく調整が正確にできる。
さらに調節の際は、レバーを押し上げて長さを決め、またレバーをロックするだけでいいからやりやすい。
強度も全然問題なく、安心して使えた。
社山程度も登れなかったダメ人間が言うと説得力がないけれど、このトレッキングポール、使ってみて不満はなかったですよ。