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映画「変態仮面」がB級らしくてよかった

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結月です。

先日、GYAO!で映画「変態仮面」が無料公開されていて、ハイボールを飲みながら観てみた。するとこの映画、いかにもB級の作りで、結構よかったです。

もともとは週刊少年ジャンプ連載の漫画だけれど、変態仮面をとても忠実に再現していて、でも内容は超絶つまんない。それなのに映画としてはB級の良さがたっぷりで好感が持てました。

中途半端にいい映画であろうとする映画は観る気がしない。でも「変態仮面」はまるで映画学校の学生が作ったようなノリがあって、映画はくだらなくて、面白ければいいんだ!という原点を感じさせて、そういうところがすごくよかったです。

普通はカッコよく作ろうと思うところが、くだらなさを全面に出す。これは映画愛がなくちゃできないのよね。

エンディングクレジットを見ると、ヒロインは清水富美加で、映画を観ながらB級女優を使うのもB級映画らしくていいと思っていたら、いつだったか幸福の科学のために女優を辞めた人だと気づいた。

女優と言っていいレベルかわかんないけど、女優としての才能や存在感はまったくなく、そういうところがB級映画にはとてもいいキャスティングだったのかもしれない。

ところでB級映画のいいところは、気張らずに観ることができるとこ。

芸術的な映画はすばらしすぎて、気軽に観ることができず、重い、重い感動があるとはいえ、気軽に観れない。

B級映画は、缶酎ハイみたいに何も考えずにグビグビ飲んで、

「うめえ!」

なんて言え良さがあり、そういうのも魅力なのよね。

映画では偽変態仮面が登場し、街中の女の子のスカートをめくる。スカートめくられてパンツ丸見えになるのは映画らしくてよかった。

映画って本来はいかがわしくて、だから金払って真っ暗な映画館で見るもので、でも今はそういうものを撮影できなくなっている風潮にあっておもしろくない。

でも「変態仮面」はそもそも主人公が女のパンツをかぶる変態だから最初から変態ワールドで、だからこそスカートめくりのシーンも違和感がなく、

「うん、うん、映画ってこうだよね」

って、わたしは感心した。

役者も二流ばかりだし、カメラワークもうまいとは言えないけど学生映画的な良さがあって、「変態仮面」は映画の初心を見せてもらえてとてもよかったです。

 

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