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6歳児が小説を書いた。

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結月です。

5月から取り掛かっていたものがようやく終わり、今日は久々に禁断のハイボールを飲んじゃおうかなと思いつつ、明日からは公演準備の他のことを始めなきゃいけない。

というわけで、ここの数日は時間が切羽詰まっていたため、6歳の愛娘のお相手はあまりできずに、

「勝手にやっといて」

と、放置をするも戯れつかれて仕事モードの脳味噌をかき混ぜられたりで、

「あっちいけー!」

と追いやる。

すると、何やらテーブルで紙に何か書いている。できあがったものを見せにくると、それは「くまくんとうさぎくんのおはなし」という小説だった。

A4の紙を本の形に織り込んである。表紙もあって、4ページの物語だった。

それも第1巻と第2巻がある。

読んでみると、単純ではあるがちょっといい話で、文章が斜めに書かれていて読みにくかったが物語になっている。

ちょっとこれには驚いて、自分が小学1年生になったばかりの頃を思い起こすが思い出せない。ただはっきりしていることはわたしが小学校に入学したばかりの頃は何の特徴もなく、話すが苦手で、字も書くどころか読めなかったように思う。

うちの愛娘が才能があるというよりは、小さい頃から本を読み聞かせたり、書かせたりしていないと小学校に入っても何もできない平凡なガキにしかならないという事実。

わたしが東京からこちらに来たときは2歳になる前だったが、それまで何も教わってない環境だったため言葉も話さずで、それに焦ったわたしは毎晩、絵本を読み聞かせた。

そして、週末は必ずクルマで遠出するのだが、その間、お話作りをする。登場人物を決め、わたしと交互に話を作って進めていく。そんなことをずっとしていたので、字が書けるようになって物語を作るようになったのだろう。

子供なんて大きくなるにつれてどうなるかわからない。中学生くらいで急に駄目になるのもいれば、理系だったと思ったら文系に目覚めることもある。

わたしとしては文系は訓垂れで実行力がないから愛娘は理科系に進んでほしいと思うが、物語を書く空想力は文系理系に関係なくあったほうがいいし、事業を興すのは何と言っても空想力が大事で、それを現実化する実行力と気迫。

まあ、なるようになると思いながら、これから「勝手にやって」くれればいい。

人に言われてやるようなのは三流だから。

と、第3巻を待つことにする。

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