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やっぱりホールの定員半分か…?

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結月でございます。

政府の発表でこんなことに。

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今月末までだった制限を2ヶ月延長で、10月末までイベントは人数制限。緊急事態宣言が9月12日に解除されることはないにせよ、一気に2ヶ月も延長してイベントでの収容人数を制限するのはちょっとね、とは思う。

ワクチン接種は10月末か11月初旬くらいには希望する国民(おそらく8割近くを想定)が2回接種を完了する予定で、10月10日には自治体にその2回分のワクチン は供給されることは確定しているのだから、10月は今ほど窮屈な空気ではないと思うけれど。

感染者数はそこそこは出るかもしれない。なぜなら、ワクチンを接種しない2割がいるからで、ワクチン接種できない12歳以下も含めて、単純計算で2500万人はいるわけだから、未接種の人たちだけで感染が継続する。

ブレイクスルー感染は確率論的には微々たるものであるから、そのカウントに大きく影響することはなさそう。

とまあ、そんな状況だから何も今からイベントの人数制限を決めなくてもいいんじゃね?と思うわたし。

それは公演を控えている身としてはポジショントーク的になるとは言え、政府の判断はちょっと整合性はズレている気はする。と同時に、今のうちにシビアに言っとかないと、万一の時に面倒だしという日本的な建前があることも理解できる。

普通に考えれば、11月に緊急事態宣言が出ることはない。ワクチン接種の進行具合が何よりの理由で、かつ未接種の人たちの間で感染が継続するとしても社会はワクチンを打たない奴なんかのために経済活動を犠牲にすることはないから。

そんなことをすれば、

「あたしたち、ワクチン打ってんだけどさ!」

と、反感が強くなるからで、ワクチンデマを信じる困った人に社会は合わすことはできない。

それはすでにフランスやアメリカでもそうなっているから、感染者は出ても経済活動は進めていく。

しかし、思いのほか、反ワクチン勢力も弱ってきたのか、ワクチンを打とうとしない若者と言われた若年層も85%は打つ気でいるデータも出てきているし、日本は諸外国に比べるとワクチン接種は進む雰囲気はある。なんとか国民の8割は超えたいところ。

アメリカでは反ワクチンだった人が見事にコロナに感染し、死亡する前に遺言のように、

「ワクチンを打っておけばよかった…」

と言葉を残して死んでしまう例が報じられたけれど、日本も同じようになってきて千葉真一さんも自分が体は丈夫だと過信してワクチン未接種で死んでしまったし、よく知らない落語家も反ワクチンで未接種だったがために感染し死んでしまうだけでなく家族に感染させたりして、つまりはワクチンを打たなかった後悔が事例として出てきている。

これからも未接種者の重症化や死亡情報が出てくるであろうから、あとは反ワクチンにどこまで深く心酔というか、騙されているかの差で反ワクチンから抜け出す人もどれだけ出てきてくれるかという話。

ちなみに持病や基礎疾患があるからワクチンを控えるとアホなことを言う人がいるが、それは考え方が逆で、持病があるからワクチンを打たないとヤバいんだよ。持病持ちはコロナ感染すると重症化リスクが高いから。ほとんどは理解されているはずだけど、反ワクチンの人はこの「当たり前」を理解してない人が多い。

しかし、自分がガセ情報を信じるのは勝手だけれど、それで感染してワクチン接種したくてもできない12歳以下に感染させるのはやめてほしい。うちにだって4歳児がいる。そういう意味でワクチンを拒むというのは自己中心的だし、他者への罪悪なのである。

これからの予測としては、間違いなく反ワクチンはカルト化する。

なぜなら、反ワクチンの人たちの情報の発信先は、まだワクチンを接種していない人に向けてであり、次第にワクチン接種が進むと結局のところ打たない人たちの身内しか残らないから。

悪質な新興宗教さながらの善意で、

「ワクチンって危ないから、絶対に、絶対に打たないほうがいいよっ!」

と、迷惑すぎるお節介をされても、

「あっ、ごめん!もう打っちゃったんだ〜」

と、答えられると反ワクチンの人はそれ以上の言いようがない。

だから、発信のしようがなくなって、最終的には打たない人だけがお互いを慰め合うカルトになる。

ついでに言うと、ワクチン接種率が高くなれば、ワクチン未接種者が近くにいるとうつされそうで嫌だから近づかないでほしいと思うのが自然で、ますます傍に追いやられる。

「俺、ワクチン打ってないんッスよ」

なんて言われようなら、

「あっち行け!ボケ!」

となる。

ワクチンを打ちたくても順番待ちで打てないなら仕方がないが、希望する国民に打てる状態になったら、

「近寄るな!」

というのが自然な心。

巷のサービスだってワクチンパス的なものが出てくれば、自分だけ居酒屋で飲めなかったり、イベント参加できなかったり、旅行に行けなくなったりするわけだから除外されていく。

居酒屋だって、

「俺、ワクチン打ってないんッスよ」

なんて客の来られるのは困る。

「ワクチン打たないのはあんたの無知で済ませれても、この店を作るのに一体どれだけ金がかかって、どれだけ苦労があったと思ってんだ!」

というのが個人事業主である。自分の店で感染者が出たら客が来なくなって店が潰れてしまうのだから、切実なのである。

ともかく、人に感染させる可能性を持っている人は除外するのは感染対策の基本であるのだから、差別ではない。

そんな不自由さがあっても頑なにワクチンを拒むのは洗脳に近く、やっぱりカルト化するしかない。

とまあ、11月以降はワクチン接種が進んでそのような状況に入っていくのではないかとわたしは思うわけで、だからコンサートホールの人数制限は最低でも10月末までという予定通りにしていただきたい。

しかしながら、公演は11月22日で制限解除からわずか3週間で半分以上の集客をするのはちょっと厳しいものがあり、できるだけたくさんの人にこのレクイエムは聴いてほしいと願っているのだけれど、

「仕方がない…」

と、思うところはある。

「音楽は聴いてもらってナンボ」という考え方のわたしにとって集客に制限がかかるのは胸が痛いが、そんなときでもチケットを買って来てくださるお客さんは普通の2倍以上の熱量があると思っていいわけだから、たとえお客さんはホールの半分でも満席以上の精神的なエネルギーでホールを満たしてくれるだろう。

ともかく今は半数しかチケットを売れないから、ぜひともチケット購入は急いでほしい。

どんな受難があっても、わたしたちの音楽は死なない。

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