結月でございます。
10月22日。東京の感染者数は26人だけ。
これはもうないのと同じで、飲食店もお酒を通常モードで出してOK。
しかし、mRNAワクチンというのはすごい。安全性が抜群な上にこの効果。みんな、忘れてるけど、ここまで収束できたのは、菅前首相のおかげだと思うよ。菅さんが本気でワクチン接種を進めたから今がある。これは政治的意見に関係なく事実。
と、ワクチン接種証明でお得なプランが続々と出ているらしい。
わたしが現在いる栃木県も県独自のGoToが実施されて、県民割で県内の宿泊施設が半額になったりする。これは使わない手はない!
12000円のホテルならわずか6000円でオッケー。このプライスならいつも4歳児を連れて日帰りで遊びに行っているくらいのお値段でお泊まりができてしまう。
しかし、出不精と聞く栃木県民はこのお得な県民割をどこまで使うかは疑問で、あまりニーズはないかもしれない。となると、全国的なGoToで大々的に県外の旅行者を集めないと大きなメリットはない可能性はある。
とはいえ、わたしは住民票は栃木でもネイティヴではない異邦人なので、栃木にいること自体がアウェイな気分。だから、県内であっても旅行気分を味わえる。
さて、東京ではやっとお酒が飲めるとあって、待ってました!とばかりにうまそうに、しみじみと生ビールを飲む人の映像があった。
確かにお酒が好きな人にはやっとの解放。
飲酒量がとてつもなく減ってしまったわたしはそれほどお酒にときめかなくなったので、お酒に関してはどうでもいい気持ちがある。
だから、制限解除でお酒が飲めるようになって嬉しそうに乾杯している人を見ると、
「まあ、楽しんで飲みなはれ」
と、上から目線。
ホント、お酒に関してはわたしはときめかなくなった。もうたくさん飲んだから解脱した。
今はむしろあまり飲みたくないと思うことが多い。なぜなら、飲むと疲れるから。
弱くなったのではなく、疲れる。今でも量は人より多く飲めるけれど、飲んだ後が疲れる。
それは今、4歳児と一緒だからで、4歳児がいると飲酒後は大変疲れるのである。
たった一人であれば飲んですぐにゴロゴロしたりしていれば、その疲れはそんなに感じないのだけれど、どうも小さな子供には飲むと対応できない。
それが習慣化すると、飲まない快楽、つまり飲まないとこんなに体が軽くて楽なのかという今までは知らなかった快楽があって、それがむしろ心地いい。
あとは時間。
飲むと作業効率は下がるから、時間がもったいないと思うようになった。
これからは今まで飲んだがために失っていた時間を取り戻していこうと思う。
とはいえ、もう随分前から飲んでもほぼシラフで酔うことがなくなっていた。ただ疲れるだけで。
千鳥足でふらふらになるなんてのはもう大昔の話で、それが気持ちよく感じた記憶も前世ほどの時間的距離感がある。
というわけで、コロナによる制限解除で楽しみたいのはお酒でなく旅行である。
わたしは基本的に引きこもりであり、猫と一緒にいる時間が最も幸せなのであるが、そのせいで旅行なるものをほとんどしてこなかった。
海外はよく行ったけれど、国内はガン無視。
しかし今は海外はあまり興味がなくて、国内を知りたいと思う。
行ってみたいところはたくさんある。今までガン無視していたせいで、日本国内はわたしにとって未知であり、フロンティアなのである。
そこにGoTo。ワクチン接種証明で割引。
これは嬉しくてたまらない。ワクチンを接種して、コロナからは守られていて、それでいて旅行が半額。いやもうワクチン最高!
わたしはワクチン接種割引で訪れた大自然の中で、その満天の星空に、天の川銀河に向かって、
「ファイザー最高!!菅さん、愛してるー!」
と、絶叫することにする。
でもさ、考えてみればワクチン接種証明でお得プランというのは、安全な人間であることの証明により安心して旅行に来てもらいたいという旅行関係者のビジネス的なところと、政府ができるだけワクチン接種を進めたいからワクチンを接種したほうがお得であるようにしているところがある。
つまり、後者はこの期に及んでワクチンを接種しない呆れた人たちがいるからこそ、お得プランが押し進められるわけで、
「サンキュー!ワクチン未接種者! 呆れたあなたたちの存在のおかげで、アタシは旅行を楽しめるよ!」
と、感謝の意を表す。
しかし、コロナはめでたく収束がリアルに感じ取れるようになってはきたが、身近に未接種者がいるとなると、些か嫌な気がする。
「悪いけど、ちょっと離れてくんない?」
と、口にはしないけど、内心そう思っている。
自分がワクチンを打ってるからうつされることはないにせよ、2年近くも騒いだコロナであるから、やはりワクチン打ってない人には近づいてほしくないというのは正直なところ。
だからこそ飲食店だって、店によっては接種者のコーナーと未接種者のコーナーがまるで喫煙席と禁煙席のように分けられたりする。
これは差別ではなく、ワクチン未接種であれば感染リスクがあるわけで、デンジャラス認定されるのは当然なことで、ここにおかしなヒューマニズムを持ち込んではならない。タバコの煙のほうがよほど安全なのだから。
とまあ、そんな感じでお酒も解禁された中、まだ企業は忘年会など大規模な飲み会はやらない方針が多いらしい。
それは仕方ないと思う。まだ病み上がりみたいな状態だから、いきなりマックスというわけにはいかない。それにこの長い自粛期間によって家飲みに目覚めてしまった人も多い。わざわざ外で飲まなくてもというのがコロナ後の変化かもしれない。
とはいえ、結美堂は恒例の忘年会はやるよ。毎年やってる。わたしが東京を離れてからはささやかなものになったとはいえ、これは続けてる。
来てくれる人はもう長い付き合いで、軽く10年以上にもなっている。ここまで腐れ縁でお互い付き合っていると、ちょっとファミリー感も出てくる。
結美堂女子旅や結美堂山ガール部では和室に雑魚寝という間柄で、わたしが辞めない限りは縁が切れるのは死別くらいじゃないかと思う。
そうなると忘年会は一年の終わりに楽しめるイベントであり、お酒がちょっと疎遠になったわたしも楽しみにしている。
しかし、他のみんなは忘年会でしか普段はお酒が飲めないという日常を過ごしていたりして、会社や家族やらのしがらみから解放される数時間なのである。
というわけで、忘年会はやります。
でもホント、去年からずっとコロナでは疲れちゃったよね。やっとコロナの居心地の悪さが終わりそう。
「菅さん、ありがとう」
なんてまだ言ってる。
でもさ、岸田首相を見てると、
「菅さんでよかったんじゃね?」
と、わたしは思うよ。