結月でございます。
栃木で品種改良された「ヤシオマス」はその特性から一年中食べられるらしい。一匹丸ごとだと2キロくらいの大きさになる。
日光の養鱒場で買ってきたヤシオマスはこんなの。
かなり大きくて、このサイズで2600円くらいでした。
いろんな調理法があるけれど、買ったばかりなのでお刺身にしてみることに。
ほぼまな板と同じ大きさ。
ハラスの部分は切り取り、後日塩焼きにすることにする。
そして、適量を切り分け、その皮を引く。
この皮も後日、焼いて食べるため、捨てずにキープ。魚の皮は美味しいからね。
皮を引いた身をスライスしよう。
そして、これを皿に盛る。
さて、日光には日光漬けという漬物が有名で、土産物屋にもよく売られていて、大変美味しい。
行きつけのホテルの売店で買ったものはこちら。
次に戦場ヶ原の三本松に行き、追加して買ったものがこれ。
らっきょうは日光上澤梅太郎商店のものが格別だけれど、売店には売っていなかった。梅太郎商店はらっきょう以外でも漬物がすばらしい。クルマで通過しただけで、今回は立ち寄る時間がなかった。
日光には本当にいろんな種類のたまり漬けがある。食もシンプル化しているわたしにとって重宝する品々。
しかし、昔は漬物なんて一切食べなくて、食はゴージャス!という路線だったわたしがこんなものを好んで食べ始めるってことは、これまでいろんな経験してきたってことなんだろうな。つまり、引き算で生き始めている。
かと言って、ただ生野菜を食べるとか、そんなのじゃなく、シンプルだけどちゃんと歴史と奥行きがあるものを食べてる。単純だけど、長い歴史で支持されてきたものっていうかね。
そんな日光漬けとヤシオマスのお刺身。
この唐辛子味噌はとてもナイスだけれど、夕食は2歳児と食べてる。うちの愛娘はお刺身は大好物だけど、さすがに唐辛子は無理。
食がシンプル化するのは2歳じゃ、まだ早すぎる。そこで冷蔵庫に豚肉やピーマン、シメジがあったためオイスターソースでサッと炒める。
と、そんな夕食で、初めてヤシオマスを食べてみると、
「うん!ふつーにおいしい!」
でも、このテイストは生で食べるならカルパッチョにしたほうがさらにいいような気がする。そして、ムニエルなど火を通すとグッドだと思われる。
どちらかというと、フランス料理に使うといいかもしれない。
と、実は事前にそう思っていて、昨日は食べる前からスーパーに行ってパセリを買っておいた。だから今日はムニエルにしてみよう。
さて、このヤシオマスを切り身ではなく、丸ごと一匹で食べたい。やはり魚は一匹からさばいたほうが美味しいからね。
しかし、それは数人いないと食べきれないものだから、結美堂に宿泊の権利を持つ結美堂山ガール部の部員に来てもらおうか。
つまり、午前中に栃木に来てもらい、そこからダイレクトに日光までヤシオマスを仕入れに行く。その場でシメて持ち帰り、すぐに料理をする。もちろん、冷蔵庫にはシャンパンを入れて冷やしておく。
鮮度抜群のヤシオマスを食べつつ、シャンパンやハイボールを飲み、とちテレを見たらそのまま寝てしまうという極楽プラン。
ところで結美堂に寝泊まりできるのは山ガール部というのは、いつもホテルで雑魚寝している間柄だから。うちには猫もいるし、やはり誰でも寝泊まりオッケーというわけにはいかない。
と、そんなことを考えつつ、今晩もヤシオマス。