結月でございます。
明日は愛娘が通う運動会で、運動音痴で運動会嫌いは幼少の頃からというわたしはちょっと憂鬱であったりする。しかも明日は10月のくせに気温が30度を超えるというから、暑いのが苦手であるわたしに運動会は暑さでも嫌がらせをしてくる。
とはいえ、2歳児クラスは昼までには種目が終わるとそのまま帰っていいらしいからまだよかった。しかし、これから3歳、4歳になると運動会は終日参加になるだろうから毎年憂鬱にならなければならない。
まあ10月といっても油断ならず、30度超えとなると日焼けもするし、熱中症もあるかもしれず、これからは運動会は11月がいいんじゃないか。
さて、そんな2歳児の育児を日々しているわたし。愛娘の髪の毛も随分伸びてきて、ツインテールではご飯を食べるときに髪が垂れ下がって口に入るというようになった。
そこで中国のチャイナドレス風に二つのお団子にしたりもしてみる。
ところでお団子までならできるのだけれど、バリエーションのなさにこれではいけないと思い始めた。
毎朝、保育園に連れて行く前に愛娘の髪を結うわたしだけれど、三つ編みができない。
いつだったか、保育園の先生が三つ編みにしてくれていて、上手にやるものだと感心していた。自分の娘と言っても髪型で随分雰囲気が変わるもので、やっぱり女の子だなぁと思う。
そこで三つ編みをマスターしようとYouTubeで検索し、たくさんの動画を見て、やり方を頭に叩き込んだ。
そして、昨日から愛娘がアンパンマンに見入っている最中に三つ編みをやってみる。すると、
「ムムッ!これは結構難しいぞ…」
愛娘はサラサラ髪質で、大人になったら親に感謝してくれるだろうと思いつつ、ツルツル滑ってやりにくいったらない。おまけにもう少しというところで、
「あっ!ロールパンナだ!」
とか言いながら頭を動かすものだから、束ねた髪がスルリと逃げ出してしまう。
しかし、こちらは着物で女のひとを美しくするのが本業。三つ編み程度で挫折するわけにはいかない。
すると意地になってきて、何度もトライする。すると、だんだんコツがつかめてきてまとまるようになった。とはいえ、まだ下手くそだなとその仕上がりを見て思う。
YouTubeで動画公開されているのを見ると、本当に見事なもので、そのテクを見て、
「すげー」
なんて感じてる。
でも、これは着付けが一般的には難しいと思われていても、わたしが着付けなんて簡単だと思ってさらっとやるのと同じギャップなのかもしれない。
とはいえ、YouTubeの髪結いテクは見事なもので、単に三つ編みだけでなく、そこからのアレンジは魅力的なものがたくさんある。
ドイツ人がやっていたのが良くて、あれをマスターしたいと思いつつも難易度は高い。しかもドイツ語だから理解できず、手の動きで習得するしかないが、そのドイツ女性が美人で、やっぱ美人があんな髪型になるとたまらないなぁなんて思ってる。
あとはアメリカ人がやっていた夜会巻きも素晴らしかった。夜会巻きはわたしもできるけど、自分のやり方とはまったく違ったもので、
「なるほどな〜」
と、これまた関心してしまう。
ともかく髪結いはやり出すとおもしろくて、愛娘にはいろんな髪型をしてやりたくなる。
来年は七五三だけれど、美容院などに行かずともわたしがやってしまえるくらいになりたい。
七五三は着物を仕事にするわたしはコスプレみたいなレンタルのポリ着物なんかを愛娘に着せるつもりがないので、京都の友禅工房で反物を型染めで染めて、ちゃんと「着物」というものを誂えようと思っている。
その模様はYouTubeの動画チャンネルでも公開するつもりだから、まともな文化というものがどういうものかを知ってもらいたい。
当然、七五三の着付けはわたしがやるし、髪結いさえできれば、愛娘をオール結月仕上げでできるというわけ。レンタル着物と同様に美容院の髪型もひどいものだから、自分でやりたいね。
自分でできると金がかからないし、というか、幼児ポルノのキャバ嬢かというような髪型にされるのに金を払うなんて馬鹿らしくてできない。
と、そんな七五三の楽しみも控えつつ、あと一年すれば髪の毛はもっと伸びるから、髪型のバリエーションも増える。
女はやっぱり髪だからね。
いい仕事ができて上に行ける女は髪がちゃんとしてるよ。髪型がボサボサとか、髪結いを自分でできないというのは正直、安い仕事しかできてない人が多いよ。髪は女の理性に関わるところだろうね。
それは人から見られることを意識できているかとか、生活の文化水準とか、いろんなところが関係していると思う。
もちろんすべてがそうとまでは言えないにせよ、そういう傾向があるのは確かだね。
だから、愛娘には髪のことはきっちりと叩き込むつもりなんですよ。
まあ、そんなところが男とは違うところかな。男は髪ボサボサでもすごい天才がいたりするからね。