結月でございます。
1月末日から急遽減量を開始して、ようやくBMI(体格指数)が「普通体重」に到達。
肥満(2度)になろうかというデブ状態から4ヶ月ちょっとでフツーな人に。当初の予測とはやや減量速度が遅かったが年齢的なことやクルマ生活を考慮すれば仕方がない。
一応「普通体重」のゾーン、厳密に言えばBMIの数値が24.8で、25以下が普通体重であるからまだ贅肉は少し感じられる。であるからして今後は様子を見ながらさらに減量を進め、おそらくはあと4〜5kgほど落とせば減量は終了し、あとは現状維持モードに入る。計算では7月末くらいには終了予定。
普通体重ということで普通の人になったはいいが、まだデブゾーンを示す肥満(1度)の境界線あたりなので、自分の体型は気に入らない。
とはいえ、栃木に来て4年半、この間で増量してしまった体重を4か月ほどでチャラにできた。あと5kg落として、銀座で着物を着始めた頃に戻す。
これからコンサートの意義にヘルスケアを盛り込む身としてはデブ状態は説得力がない。肥満なんて病的なレッテルを抱えたままではヘルスケアを語れない。
ようやくフツーになって他人にヘルスケアを話せる身分になった。
飲酒の量も激減し、食生活も一気のダイエットメニューにしたため、
・血圧-正常
・血糖値-正常
・糖定性-正常
・ヘモグロビンa1c-正常
・中性脂肪-正常
・LDL(悪玉)コレステロール-正常
などなど、生活習慣病をひき起こす要素はすべて正常値のA判定。ついでにγGTPも正常値。
このコンディションでいれば、生活習慣病を引き起こすことは今後ない。
さて、体重が普通の人になると、デブ意識がなくなるから買い物をするときでさえ、店員と話すときも快適なのである。
デブだと自分が太っているという意識があって、
「いや、これの姿、ホントのアタシじゃないんです… 今、ちょっと太っちゃって…」
なんて口にはしないが、言い訳がましい気持ちがあったりする。
でも、わたしの場合、銀座時代に戻せてそういった言い訳がましさがなくなり、精神的に負い目がない。
服だって太って新しい服(デカいサイズ)を買うのは屈辱だけれど、
「いやいや、ブッカブカになっちゃってさー」
と、アパレルの店員とサイズダウンで話すのでは気分が違う。
ちなみに13kgほど痩せると手首も細くなって、今までちょうどよかった腕時計のブレスレットがブカブカになってしまった。なので今度、時計屋に行ってコマをひとつ外してもらう。
あとは体重が適正になると体調がいい。BMIとはよくできた計算で、確かに適正体重のほうがいいのはよくわかる。
体調がいいのは脂っぽいものは基本的に摂取しないから胃がもたれることがないから。酒を飲まないからグロッキーのならない。物理的に体が軽いから寝起きもいい。デブ状態だと起き上がるのが一苦労で、靴下を履くのに自分の腹が邪魔して履きにくいとか、足の爪を切るのに腹が邪魔なんてダサすぎる状態になる。
しかし、そうしたストレスがなくなり、心身ともに快適なのである。
そして何よりもエクササイズである。痩せるために毎日のエアロバイク。これを最低でも1時間半は欠かさない。夜は家でも追加2時間ほどやる。
すると血行が良くなり、腰痛と背中痛がなくなった。階段の上り下りも楽。
この歳になってようやく肉体の重要性を本気で理解した。わたしはずっとド文系で、あまりにも形而上学的すぎた。
どんな見事な形而上学的理念を持っていても形而下の肉体が滅べば終わり。そもそも肉体が不健康だと上質な形而上学も生まれやしない。
というわけで、形而上学やるならまずは形而下から。土台を固めてからやる。そうでないとただの理念だけの口だけ人間になってしまい、それは下品な人種である。
かといって、肉体だけだと頭がないから良くなく、両方のバランスを取ることだ大事。
ともかく、わたしはずっとこれまで酒とバラの日々で随分不摂生を楽しんだ。なのでこれから残りは健全な健康ボディでいく。いや、それも遅すぎたくらいで、本当は15年前に気づいていなければならなかった。
でも、わたしの人間ドックをやってくれる担当は総合病院の院長だけれど、思い切りデブで、ちょっと説得力がないというか、医学的知識をもらうだけである。やはりこれからの医者は知識だけでなく、自分が健康のお手本になるような人格をPRしなければならないと思うのである。