結月でございます。
マンションのほうにはうちの家人がゴミ箱で拾ってきたようなCDラジカセがあって、それはわたしが栃木に来たときから壊れ気味のものだった。それでも動いていたので、それで音楽をかけていたのだけれど、いよいよ動かなくなった。
そこで新しいCDラジカセを買いに行こうと近所のケーズデンキへ行く。
リビングでBGM程度だから、安いラジカセでいいと思っていると、それは5000円くらいである。
しかし、ミニコンポのブースで視聴すると、当たり前だけれど音が断然いい。しかも値段は2万円くらいからある。
実は結美堂のほうに使っていないONKYOのCDプレイヤーがあり、それはスピーカーがJBL。
それをマンションに持っていけばいいとは思いつつ、リビングで聴くにはハイスペックすぎて釣り合わない。アンプの出力は大きいし、スピーカーも本格的。
リビングではそれなりに小さいほうがマッチするわけで、ソニーのものをケーズデンキで買おうと思うも、色が黒しかなく、白の在庫がないという。
黒はいかんよ。リビングに合わないし、黒は良くない。
というわけで、そこでは買わなかった。
Amazonでも調べていると、ソニーより値段が安くオンキヨーのものがある。
わたしは中学生の時にオンキヨーを買ってもらってからというもの、ずっとオンキヨーを使い続けている。スピーカーも結美堂で稼働してるのもオンキヨー。JBLのスピーカーは例外的に猫が爪で触れても大丈夫なように金属製のものだから買った。
ともかく、LOVE!ONKYO!なわけ。
でも、そんなオンキヨーも今はスマホ時代でオーディオが売れなくなって身売りする話がこの間あった。調べてみるとどうやらそれは破談し、なんとか細々とリストラしながらやっているらしい。
さて、結局Amazonでオンキヨーの17000円くらいのミニコンポを買った。ごめん、ケーズデンキ。
ソニーにしなかったのは音は悪くなかったけれど、ケーズデンキで視聴した際、動作が遅いのが気になったから。
するとAmazonのレビューでもそれは多く書かれていた。
わたしが買ったオンキヨーはアンプ出力が15W +15Wの合計30W。リビングで聴くにはこれで十分。
ちなみに結美堂で使っていないほうはもっとすごい出力で、これをJBLのスピーカーに繋ぐと、マーラーのシンフォニーなんかとんでもないサウンドが出てしまいリビングでやるのは公道をフェラーリの12気筒を走らせるようなことになってしまう。
小さなオンキヨーだとちょうどリビングに収まり、音量をマックスにしてもまあ大丈夫。多分。
そんなオンキヨーを愛娘と一緒に開封し、セットした。
実はこのコンポは愛娘のために買った。美しい音楽は小さな頃から自然に聴いておく習慣にしたいから。
こけら落としはモーツァルトのピアノ協奏曲第20番。そして、リモコンは愛娘に持たせ、再生ボタンを押させる。だって、あんたのものだから。
おお!やっぱゴミ箱で拾ったCDラジカセとは音が違う!さすがオンキヨー!リビングで聴くにはぴったりのスペック。リモコンの反応もいい。
モーツァルトをかけた後は、ハイドンの弦楽四重奏にした。
中古だと、安くても結構いいものが手に入る。でも、それはそこまでのスペックは必要ないし、それよりも新品を与えたかった。
人の手垢がついたものでなく新品。そのほうが使って気持ちがいい。開封したと同時にこのコンポが壊れるまでこれで美しい音楽を聴き続けてほしいという願い。
3歳だけど、これを買ってもらった思い出を持ってほしいね。わたしが供給できるのはそういう文化だから。
しかし、このクオリティで2万円以下というのは驚き。そりゃ、オンキヨーは潰れかけるはと思ったり。でもニーズがないから高くしたらもっと売れないのだろう。
今はみんなスマホで音楽聞くけど、あれは音が最悪。音がギスギスしていて、わたしはとてもじゃないけど聴いてられない。拒絶反応。
そう言ったらCDも硬いけどね、音が。やっぱLPレコードがいいよ。さらには蓄音機。
そうだ、愛娘にはまだ蓄音機の音を聴かせていない。今度聴かせよう。