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【栃木市出流町】強烈にうまい蕎麦!“いづるや”に脱帽!

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結月でございます。

先日、奥日光の男体山まで登りに行ったはいいけれど、雨のため断念。ホテルまで予約していたというのにこれでは一体、何しに来たのかわからん、と山の感動に代わるものはないにせよ、ここまでやって来たメモリアルな出来事が欲しい。

そう思って尾瀬に行くなどいろいろ考えた。

しかし、尾瀬は奥日光から比較的近いとはいえ、どうせ来るならちゃんと準備したほうがよさそうだった。

そこで愛するとちテレで見たことがある蕎麦屋「いづるや」へ行くことにした。

いづるやは蕎麦界では有名らしく、栃木市の出流町というところにある。

以前から行こうと何度もカーナビで見ていたが、どうも辺鄙なところにありそう。

そして奥日光から「いづるや」へ向かうも、だんだん山の中へ入っていき、石灰などの採石場を通過する。山が削り取られたエッジある風景に採石を処理するであろう施設の建造物は砂まみれで凄みがあり、ハリウッド映画に使えそうなほど不気味である。

そんな山道を通りようやく「いづるや」にたどり着く。

こんな道を走る場所に蕎麦屋があるのかと疑いつつであったけれど、そこにあったのは満車の駐車場であ理、クルマを停めるのに少し待った。

そして人だかりがあり、入り口で名前を記入しなければならない。

それだけ多くの人がここの蕎麦を求めていて、恐るべし順番待ちのヒットぶりなのである。

結美堂山ガール部一行の順番は、遥か彼方、25組待ちということだった。

日曜ということもあったのだろうが、観光バスで来ている老人団体もある。こんな山奥でこれだけ集客するとは並大抵なお味ではないと食べる前から説得される。

しかし、食べ物にこんなに待つのは、ニューヨークのチャイナタウンで「絶対に美味しいから!」と現地に住む俳優に連れられ順番待ちをした「ジョーズ・シャンハイ」以来である。

その小籠包は絶品で、並んで良かったと思った。実はわたしは食べ物には基本的に並ばない精神を持っていて、そんな卑しいことをするくらいなら何も食べないという生き方をしている。

とはいえ、せっかく山奥まで来て、しかも山ガール部の部員もいるのに一人勝手に引き返すことはできないし、そもそもその一帯には何もない。

どうせ観光に来ているのだからじっくりと待つ。

その間、ガラス張りになっている作業場で、そば打ちの様子を見学する。

とんでもない行列のおかげか、次々と空になった木箱が運び込まれ、そば職人は懸命に蕎麦を捏ね、蕎麦を伸ばし、正確無比に包丁を入れる。

仕上げられた蕎麦が空の木箱を埋めていくのだが、その消費のスピードが早いのか、追いつくのが大変なように思えるほど客が来ているのである。

50分前後は待っただろうか。いよいよ名前が呼ばれた。

そして名物である一升盛りをオーダー。

これは文字通りザルであり、農作業に使えそうなほどの大きさのザルに蕎麦が盛られている。ちょうど四、五人分ある。

ルックスだけでも感動的な蕎麦に汁をつけて食べてみる。

「ふお! これはうまいよ!」

蕎麦というのは大きな味があるわけではないが、蕎麦のおいしさとはつまり食感であり、喉越しであることがいづるやの蕎麦を食べれはその瞬間にわかる。

歯ごたえの良さが舌のおいしさとなって第一波として衝撃を与え、次に喉越しとしてさらなる衝撃を与えるのである。

こんなにうまい蕎麦は初めて食べた。これは並んででも食べたいと思うわけだ。

蕎麦というのは、「おいしい!」というより「うまい!」というに相応しい。

「おいしい!」という表現ではこの美味しさを発するにパンチ力がなく、瞬発力もない。

これはまさしく「うまい!」と叫ぶ蕎麦なのである。

いやいや、大ザルの演出もいい。そして季節の天ぷらとして舞茸とミョウガも食べた。それらは山の味がする。スーパーの量販の野菜とは違うものを感じさせる。

それから鯉のあら汁があったので、それもオーダーした。わたしは鯉が好きなのである。

メニューに鯉の洗いがあったから、そこで残ったアラを使っているのだろう。しかし、魚というのはアラの方がスープにするのに適している。

これも逸品であった。実にうまい。鯉は捨てるところがないと言われる魚であって、その内蔵のほとんどが食べられる。それらが白味噌で煮込まれ、日本の淡水魚スープ、つまりブイヤベース・ジャポネーズとなっている。

その他にも魅力的なメニュがあり、鰻の蒲焼きも興味があるし、ウグイやドジョウの唐揚げもよさそうだ。

蕎麦は絶対に外せないものとして、サイドメニューとしてそれらを試してみたい。

訪れた山ガール部の部員たちも大絶賛で、また来たいと言っている。

クルマがないと来れる場所ではないが、ここの蕎麦はどうにかしてやって来て食べる価値がある。

サイトは、

www.iduruya.co.jp

 

間違いなく「うまい!」ので、訪れてみてほしい。

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