結月でございます。
東京って桜は散ったの? それとも満開あたり?
わたしがいる栃木はようやく咲き始めたって感じ。マンションのすぐ傍にある桜並木を見るとね。
と、わたしは毎年言ってるけど、桜には興味がなくて、満開を見てもあまり感じない不感症。
だから、
「お花見、行きました?」
なんて訊かれると、
「行くわけねーし、バカ」
と内心思っている。
ちなみにわたしは紋切り型やステレオタイプなことが大嫌いなので、ありきたりなことを訊かれるとちょっと機嫌が悪くなる。だって答えるのがメンドーだから。
花見なんかするんだったら、桜の木の下に死体でも埋めるよ。そのほうがアートだから。
しかし、桜を眺めていると、毎年あんなに「えいやっ!」って咲くのはさぞかし疲れるだろうと、天皇陛下は退位できるのに桜は咲くことを辞められないことを気の毒に思う。
さて、そんな桜の季節は結美堂・春のキモノ会で、日光、そして奥日光を着物で楽しむ。
神がかり的雨女のわたしがいるから、雨なんじゃないかと心配していたら、とちテレを見ると、晴れとなっていて嬉しいというより、ホッとする。
みんな結美堂の着物を着てくれるし、このキモノ会に誂えたおニューな着物を着る人も何人かいるし、雨だったら大変困るところだった。
しかしながら、晴れの予報が現地に着くとなぜか覆されて雨が降るという神がかり的異常気象を起こしてきたわたしとしてはまだ油断はしていない。
とはいえ、キモノ会は天候には恵まれることが多いので、龍神様に祈りは通じたか?
キモノ会の日の日光は、気温も16度ほどでよかった。
奥日光は昨日も雪が降ったらしいけど、キモノ会の日は気温も高いようで、ホテルに着いたら暖かいし、心配はない。
夜も晴れとのことで、やっとのことで奥日光で満点の星空を見ることができそう。
というのは、これまで奥日光の夜は天候が悪い日ばかりで、わたしはひとりで何度も行っているのにその星空を見たことがない。
いや、一度あるけれど、それは台風が去りゆくときで、空からは雨が降っているのになぜか雲ひとつなく、星が見えるというアニメ的な風景だった。
とまあ、こんな具合に天候は大丈夫だろうということで、あとはヘアピンカーブのいろは坂で着物姿でゲロを吐く人がいないかなという些かの心配。
ヤバいという人が数名いて、各々に対策はしてもらうも、晴れ着姿でゲロは大変なので、メンバーのひとりは着物でなく普通の服でゲロサポートをやってくれる。
その他、わたしの補佐もやってもらう。
ある程度の人数が着物だと、東京ならいいけれど、遠出するとなると動ける人間がいないといけない。
だから今回はわたしも着物ではなく、ドライバーとして、そして写真担当として、その他諸々、神社の手続きとかやらなくてはいけない庶務をやる。
さて、翌日は雪景色の中の戦場ヶ原を歩いてみるのもいいかもなんて思ってる。
ランチはみんなの希望を当日、訊いてみよう。
とはいえ、わたしは東京までみんなを送ったら、そのまま愛娘と猫が待つ栃木に再び戻らなければならない。レンタカーを夜7時までに返さなければならないからね。
みんなと別れて、栃木に戻ったら多分寂しいと思うよ。東京にいれればそんなことはないんだけどね。
楽しいことは終わればすべて思い出としての過去になっちゃうんだよなぁ。