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【育児】保育園が終わってからの5時間

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結月です。

次の日曜は東京だ!

と、現在、月に2回でレッスンをしているわたしはスペック都会人だから東京の空気が心地よく、それにレッスンでみんなに会えるし、栃木に来てからというもの、月に2回の日曜を心待ちにしている。

栃木の田舎では着付けレッスンなんてそもそもニーズがないので、こちらに来てから人に会うことが格段に少なくなった。

もともと引きこもりな性格なのでそれは苦にはならないんだけど、やっぱさ、ほどほどに人と会ってアホな話もしたいわけよ。

と、そんな栃木での生活はもっぱら育児に時間を使っている。自分の時間を得るのは、愛娘が保育園に行っている間であり、それ以外はほとんど2歳児時間を過ごしている。

保育園には夕方の17時半に迎えに行っている。クルマで15分ほどの距離で、結美堂でなく、マンションのほうに戻ると18時くらい。

いやいや、一度、結美堂のほうにクルマをとめに戻るんだけどね。

マンションの駐車場には保育園用に買ったアウディA4があるんだけど、せっかく買ったこのアウディは元来、結月妻が送迎に使う予定だったのに運転をさせたら超絶下手くそ、というかメガマックスデンジャラスレベルで、根本的に運転が不向きな性格はどうやってもダメだと理解した。

そんな事情もあり、急遽、東京からわたしがこちらに来ることとなった。

では、なぜアウディA4を送迎に使わないか?

それはマンションの立体駐車場はその鉄柱がちょうど後部座席のドアのところにあり、駐車すると後部のドアが開けられないというガッデム!な作りであるから。

つまり、チャイルドシートに乗せた愛娘シャンシャンを降ろせないわけよ。小学生くらいなら、

「降りて待ってて!」

と言えるけれど、2歳児は外で待たせると自分が轢く可能性もありできない。

というわけで、自分の愛車メルセデスのほうで一旦、結美堂に駐車し、そこで愛娘をベビーカーに乗せ、徒歩でマンションへ向かうというちょっと面倒なことをやっているわけです。

と、アウディA4は哀しくもあまり乗らないクルマになってしまい、それではバッテリーが上がったり、エンジンが不調になっても困るので、昨日は1時間ほど走らせた。

次の日曜は、メルセデスでなくアウディのほうで東京へ行こう。日光街道最速でエンジンを回してやらないと。

さて、マンションに戻ると、すぐに料理を作る。そして愛娘と食べるのだけれど、これが落ち着きなく、わたしはハイボールを飲んではいても食事した気にならない。

それは不満ではなく、そういうものだと思っていて、それはそれで楽しい。

その後、一緒にお風呂に入ったりし、わたしがとちテレを見ながら積み木やブロックで遊ぶのを手伝ったり。

しかし、なかなか寝ないんだな、これが。

シャンシャンは本が大好きだから、家にある本を全部抱えてわたしのところに持ってくる。

それを布団に入って読んでも、次、次とリクエストされて時間は進んで行く。

結局、昨晩も11時くらいにようやく寝て、わたしも疲れてその横で寝てしまった。

2歳児で夜更かしってどうかと思いつつ、向学心は抑制せずに思う存分、本に付き合うことにした。

だって、今、急速に言葉を覚えているから、

「子供は早く寝る」

という根拠のないモラルみたいなものに従わず、今がチャンスと捉えて夜更かししてでも本を読み、言葉を叩き込む。

だって、どうせ寝ないんだから、寝ないで本読みたいっていうわけだから、それを止めることはないよね。

と、2歳児の可能性は潰さない方針。

特に昨晩はアンパンマンの本を新しく買ったものだから、それに夢中になっていた。

家ではアンパンマンなんて見せてなかったけれど、保育園で覚えたのか、アンパンマンのことを、

「アンパン、アンパン!」

と言う。

それって、つまり呼び捨て!?

そして、前からあったアンパンマンの本がなぜかバイキンマンを特化したもので、その本にはアンパンマンがほとんど出てこない。主役でなく脇役が主体のマニアな本。

そんなバイキンマンの本を見ては、主役がいないことを不満に感じていたようだから、わたしが昨日、アンパンマンがちゃんと出てくる本を買ったわけ。

書店で選んでいると、アンパンマンが頭を割いてあげちゃった絵があって、

「おい、お前、頭の中が見えとるやないか!」

と、キモい感情を抱きつつ、そこのセリフは、

「どうぞ、これをお食べ」

みたいなもので、

「いらねーよ!」

と、わたし。

やはりあれは食糧難とか、そういう時代のものだよね。今はコンビニでもスーパーでもまだ充分に食べられてもパンなんか廃棄しまくってる。それなのに頭を割いたパンの切れ端なんてキモくて食えないよ。

しかし、アンパンマンって一体、いつから今のようなスタイルになったんだろう?

わたしが保育園のときに読んだものは、アンパンマンがもっとブサイクで、もっと哀愁が漂ってた。

そこでアマゾンで調べてみると、

「おお!これこれ!」

と、昔のアンパンマンの絵本が絶版後も中古で売られていて、シャンシャンにはこちらを見せたいからクリック。

だってさ、今のアンパンマンってバイキンマンっていう悪いと設定された奴をぶん殴ったり、正義という名の暴力だからね。お前、アメリカかよ!

でも昔のアンパンマンは気持ち悪いけど純粋な慈善精神で、自分を殺して他人を食わせていた。

そこには悪者などおらず、ただ食うに困った人間がいるだけだった。

さて、そんなわけで保育園が終わってからの5時間はなかなかハードで、5時間、ずっと2歳児に合わせるって、つまり自分を殺すわけだから。

しかし、それも愛娘の成長のためでもあるし、お役目だよ。

そして結局、2歳児と一緒に寝入ってしまう。

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