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釈迦に説法って笑えるよね。

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結月でございます。

高須クリニックの高須院長のインタビューがおもしろかった。

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競泳選手の話ではなく、院長が全身癌だって公表してからのエピソード。

あと、『この薬、効きますよ』ってサプリとか漢方薬とかくれる人がすごく多い。僕、医者なのにだよ? 『がん友の会』の麻雀仲間にあげちゃったりしたけどね。お守りも山ほどもらったけど、浄土真宗の僧侶だからお守りを身につけちゃいけないんだよね(笑)」

医者に怪しいサプリとかをマジであげちゃうって、とてつもなく愚かだけど、こういう釈迦に説法ってこと、結構あると思うよ。

釈迦に説法をしちゃうひとって、趣味レベルで生きているひとばかりだと思う。だから、その道のプロのことも趣味レベルで自分と同等に考えるんだろうね。

わたしも経験があるよ。

例えば、わたしは実は心霊家だけどさ、かなり専門的に勉強もしているし、読んできた文献も並みじゃないわけ。

たまに霊的な話をブログでもしたりするけど、そのせいでわたしにクソつまんないスピ本とかを推薦したり、ギフトで持ってきたりするひとがいてさ。ヒマラヤで修行したなんとかとか、ヨガのどうとか、怪しすぎる自己啓発系のものとか、良かれと思ってんだろうけど、そういう浅はかなものをくれたりする。

本はなくても、霊的なものを底の浅い受け売り知識でわたしに語る人とかね。

「あのさ、一体、わたしを誰だと思ってんの?」

って思うけど、本人にとってはそういうチャラい本でも感動したのかもしれない。そもそもそういう本に共感しちゃうところがトーシロだし、その程度の内容で胸がいっぱいになるって頭の容量が少なすぎ。

同好会さとか、同じレベル同士ならいいけど、そうでなければひとにモノを薦めるって、それ相応の勉強や実績がないといけないよ。そんなことをしないでただ気分でスピリチュアルなんかをやるから騙されるんだけど。

まあ、そういうひとは怪しいセミナーに怪しいと気づかず通って、怪しいひとたちが喜ぶよう売り上げに貢献しておけばいいんだけど…

音楽に関してもあるよね。

一応、わたしはコンサートのプロデュースをやってきたけどさ、アマオケのチラシとかチケットをもらったりすることがあって、思わず、

「……」

どうすりゃいいんだよ、これ! なんでアタシがアマチュアの演奏なんか聞かにゃいかんの? 金もらっても行かないよ! だって時間がもったいないもん。

わたし、プロオーケーストラのコンサートだって行かないよ。そんなの、自分が関わってないから興味ないし、プロってソツなくこなせるのがプロなわけで、業務的な演奏を聴いたってつまんないし、それを聴いたところでどうせ自分の人生には変化はないだろうし、要はわたしは自分が猛烈に興味があって、かつ自分が主体的に関わるものでないと関心がないわけよ。

それなのにアマオケのチケットってなんだよ…

まあ、自分が楽しんでることをわかってほしいって気持ちはあるんだろうけどね。でもさ、わかってほしいという自己中心的な希望でひとの時間を使うのって図々しいよ。

着物に関してはそんなにないかな。やっぱり着物は難しいのかもしれない。だから、総じてみんな謙虚だからいいね。

あるとすれば、わたしがまったく興味がない紬に関しての話をされたり、紬自慢があったりくらいかな。

「いやいや、わたし、着物といっても、基本、京友禅だけなんで…」

それってさ、ワインが専門のソムリエに対して、

「この焼酎、最高ッス!」

って力説するようなものじゃん。

一口に酒といってもいろいろあるのと同様に着物だっていろいろあるんだから。

ともかく、その道のプロってトーシロが敵わないくらい勉強してるからね。そんなひとにニワカ知識やニワカ感動でモノを言うって恥ずかしいから気をつけないとね。

マスコミの記者の質問がクソなのも、彼らが当事者について何も知らないし、その分野についても無知だからだろうね。

そうなるとネットでの無名の書き込みなんかも全部そのレベルだから。

例えば、将棋の羽生善治が無冠になったことの記事へのコメントとか、大リーグの大谷が手術をしたことへの書き込みとかさ。

どれもこれも「釈迦に説法」だよ。

 

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