結月です。
４０度近い酷暑。今日の東京はちょっと落ち着きましたが、また台風が過ぎてから暑くなるようです。西日本は今日も酷暑みたいですね。
そんな中、花火大会シーズンなので、結月からのアドバイスを動画にしました。なぜなら、浴衣は実は着ると、超暑いからです。
綿生地の着物は実は暑い！！
普段、わたしは夏の着物といえば、正絹の絽を着ています。生地が薄くて、透けるので、通気性もよく、軽いし大変心地よい。一応、浴衣も広衿に仕立てたものがいくつかあるのですが、たまに着ると、ぎょっとするほど暑い。生地が綿だからポカポカするんですよ。
なので、綿生地を着たら、しまった！正絹にしておけばよかったって思うほどです。
でも、浴衣は夏の風物詩でもありますよね。
だから、普段は着物を着ないけど、夏に浴衣は着るっていう方のためのアドバイスなのです。
浴衣に補正するって、着物のことをわかっちゃいない！
浴衣の着付けの本や着付け教室のサイトなど見ると、平気で浴衣に補正するって書いてます。
いやいや、浴衣ってそこまでして着る格式のものでもないし、そもそも着付けに補正って全然、正しく補正になってなくて、体型が着ぐるみ状態でおかしいし、きれいじゃない。
ともかく、ただでさえ暑い着物に、しかも綿生地の浴衣にですね、補正タオルを巻きまくるなんて異常です。暑さで熱中症リスク大です！
補正タオルを巻いた着物って、服としての厚みはセーター着て、コート着たって感じ。いえ、それ以上あるかもしれません。ほとんど着ぐるみに近いので。
そんな状態に真夏に出かけたら、暑くてやってられません。ましてや今年の特別な酷暑だと熱中症になりに行くようなものです。
本来、浴衣は湯上りにサッと着るようなものなんです。それが花火大会に特化した感じに今はなってますけれど。
要は近所で祭りがあって、家から歩いて出かけて行く程度のものだったんだのでしょう、浴衣は。ですからそんな浴衣に補正しなくちゃって考えるのはおかしんですよね。
そもそも浴衣なんて普通に着りゃいいので、肌襦袢着て、そのまま普通に着てくださいね！
それでも浴衣は暑いので、花火大会に行くときは注意してね。
それから下駄を安物にすると足が痛いです。安い下駄は鼻緒が悪いので足が痛くなるのです。そういうクオリティのものは履き慣れる以前の問題なので要注意ですよ！
ということを動画でお話ししましたので、ご覧ください！
