ジェネオケプロデューサーの結月です。
さて先日、ジェネオケ旗揚げ公演の指揮者である大植英次さんに会ってきました。ちょうど他の公演のためドイツから帰国中だったのです。
来月発行の音楽情報誌『ぶらあぼ』に大植さんのインタビュー記事が掲載される予定なので、そのインタビューなのでありました。
大植さんには会うのは初めてで、やっと会えた。と言っても、ジェネオケの構想がいきなり湧き出て公演の詳細が決まったのは今年の3月くらいだったので、思えばまだ半年しか経っていない。でも、この半年の間に公演準備を最速で進めてきたから、もう何をやっていたのかよく覚えていない多忙さで、そんな濃縮な日々であったせいで構想から半年であっても大植さんにやっと会えたという気持ちになった。
初めて会って、その印象は、大植英次さんはとにかく素敵すぎる人。そして優しくて、愛に満ちていて、人を大事にする人。
ジェネオケコンマス佐久間聡一から話は聞いていたけれど、確かに素敵な人だった。
そして、大植さんはコンマス佐久間聡一のことをものすごく信頼していて、この関係なら第九は何も心配することはない。それどころか、どんな演奏になるか楽しみで仕方がない。つまり100%は当たり前。300%? いや、1000%。それどころか1万%と無限大に音楽的可能性が広がりそうなのである。
ジェネオケメンバーも世界的マエストロ大植英次と一緒にベートーヴェンをやれることをすごく楽しみにしているし、合唱はプロ集団の東京オペラシンガーズだし、ソリストも一流だし、これは2022年だけでもベストワンになる第九になるとプロデューサーとしてわたしは自信を持つ。
12月は第九まみれなニッポンだけれど、ジェネオケの第九はいきなり旗揚げで、新鮮なメンバーで、オーケストラとして初めて出すサウンドが第九であるから、ベートーヴェンが第九を作曲したその初演の感覚で演奏することができる。
要は「慣れ」た第九でなく、大植さんと真っ新な第九をやれるのである。
さて、大植さんのお話はおもしろくて、ベートーヴェンのことを話し出すと止まらないし、そこから何だかよくわからないテーマにも飛躍して、天才な人らしい宇宙的トーク。
このまま朝まで話したい、ずっと話していたいと思ってしまうほど大植さんはおもしろい。それは大植さんに人間的な素晴らしさがあるものだから嫌らしくないゆえなのである。
そんな素敵すぎる大植さんとわたし。
大植さんの笑顔にもお人柄が出ていて、このスマイルにわたしは悩殺されてしまい、
「大植さん、大好きっ!」
そして、大植英次さんは驚くことに白髪が生えないのである。わたしなんか中学生の頃から白髪が出始めたというのに、わたしよりはるか年上の大植さんは白髪がない。
「ほんとにそれ、染めてないんですか!?」
と、エキサイトして2度訊いたわたしに、
「染めてない、染めてない」
と答える大植マエストロ。
やはり天才は白髪が生えないのだろうか? 確か画家の横尾忠則も白髪が生えないようなことを聞いたことがある。
おもしろい話はたくさんありますが、ジェネオケTwitterにも近々、大植さんによる告知動画も掲載される予定なので、どうぞご覧ください。そして、フォローもお願いします。
改めまして、12月12日(月)、東京オペラシティにて、ジェネオケ旗揚げ公演やります。大植英次の「第九」2022。
きっと今まで聴いたことがないような新鮮な第九を目の当たりにできます。年末の恒例行事の第九ではない、第九。ベートーヴェンが作曲したその譜面を初めて見た気持ちで第九やります。
ぜひ、お越しください!
ジェネオケホームページから、チケットぴあ、イープラスのバナーをクリックすれば、各プレイガイドに飛びます。座席指定もできます。
大植英次さんと演奏者たちと、そして会場にお越しくださる皆様とでベートーヴェン交響曲第9番を共有、共感しましょう!
チケットは以下のサイトより、プレイガイドでお申し込みください!