結月でございます。
先日、駒込のローソンに立ち寄ると、
「綾波レイちゃんのフィギュアがある!!」
と、一番くじが開催されているのを知る。
2個あったであろうレイちゃんは残り一つになっていた。あとはクリアファイルもあり、そのレイちゃんが過激に可愛すぎる。
エヴァンゲリオンが好きなのではなく、綾波レイちゃんが好きなわたし。やっぱりレイちゃんはプラグスーツは黒でなく白だよね。
と、1回700円の一番くじに挑戦しようと思ったがやめた。わたしはくじ運が良くないのである。今までくじでいいものが当たった試しがない。700円を無駄にするのはわかっているし、700円払って碇シンジのクリアファイルなんかだったらマジ最悪。わたしが碇くんのようなネガティヴでグジュグジュした奴は大嫌いなのである。
というわけで、綾波レイちゃんをくじ引きでゲットすることはやめて、メルカリで買うことにした。
ああいうのはすぐにメルカリに出る。ちょっとしたマージンを払ってでも手堅く買ったほうがくじ引きにやけになるよりいい。
と、メルカリを見てみると、あるある。
綾波レイちゃんオンリーのセットでフィギュア、クリアファイル2枚、タオルアソートのであり、すなわちコンプリートである。
お値段もこれらを700円ずつ払った金額プラス1000円程度であったからくじ引きに頼って要らないものばかりがたまるよりいい。
と、すぐに買ってしまったのである。
しかし、今回のフィギュアは特に出来が良くて、レイちゃんの可愛さが出ていてよろしい。
クリアファイルは宇都宮の駿河屋で買ったものが3枚ほどあって、だからこれで5枚。公演の座席表を入れるのに使ってもいいけど、レイちゃんがあまりに可愛すぎて使えない。事務用に使って大好きなレイちゃんがシワだらけになるのが嫌。
というわけでクリアファイルも新品のまま残しておく。
さて、メルカリにはマリのフィギュアもあって、
「う〜ん、うちにはレイちゃんばっかだから、ひとつくらいマリがあってもいいかな…」
と迷った。
でも、とりあえずはパスしたのはレイちゃん一筋であるからで、わたしは何事も一途で浮気しない性格なのである。
とは言え、マリのことは嫌いではなく、アスカに対してレズっぽいところが好き。わたしは女の同性愛を称賛しているからレズっぽいと好感を持つのである。
しかし勘違いしてほしくないのは、LGBTは好きじゃない。ああいう政治的というか、活動になるとおかしくなるもので、そもそも同性愛は主張するものでもなく、勝手にやっていてよろしいものなのである。
そこにマイノリティを感じたりするメンタルが軟弱なのであって、それを自虐的に運動にしても仕方がない。同性愛が嫌いな人は嫌いなのだから、嫌いな人に社会的に認めてもらおうとせずに、相手がそういうの苦手だったら放っておけばいいのである。そこを変に主張するから衝突が起こる。
人間には好き嫌いがあるもので、嫌いって言われたら相手にしなければその存在はない。認めさせようなんて考えるのが間違いなのである。
というわけで、マリのフィギュアはもしかしてあってもいいかもしれない。でもレイちゃんほどの熱意がないからいつでもいいやと思っている。
しかし、メルカリで狙ったものを買うのはいいと思うが、たった1000円ほどの儲けのためにメルカリに出品するという稼ぎ方はあまりいいとは思わない。そういう小さいことをやると余計に貧乏になるから。
出品者はわたしから1000円の利益は得たわけだが、一番くじを引いたり、梱包して発送したりする手間を考えたら割に合わない。それにいつ売れるかもわからない。
たった1000円を苦労して稼ぐと、その人のハートの中でデフレが進んでしまい、貴重な1000円になる。そうなると1000円使うことが大きなことになり、貧乏になっていく。
お金というのは大きく回したほうがいいから、セコく稼ぐとリッチにはなれない。
結局のところ、わたしみたいな人間から都合よく狙い撃ちされるから、わたしに取ってはお得だが、出品者にとってはそれほどおいしい話ではないのである。
とまあ、綾波レイちゃんのコレクションがまた増えたのだが、余計なことを一切しゃべらない女がわたしは好きである。
しかもレイちゃんはミニマリストではなく、ただ無関心というだけの殺風景な部屋に住んでいて、要するにこだわりがない。ミニマリストを自称する人はミニマリストであることにこだわっているから嫌らしい。部屋にはモノがなくてスッキリかもしれないが、メンタルがスッキリしていない。こだわりとは悪臭を放つものである。
あとはお部屋なんかを自分風にアレンジしたり、可愛くしてみたりする女もわたしは苦手で、
「あ〜 ウザっ!」
と、つまんない趣味に付き合う気がしない。
そんな風になると、綾波レイちゃんのことがますます好きになってしまうのであるが、アニメキャラのことが好きとか言うようになっているのだから、もしかしてわたしは現実に絶望しているのかもしれない。
もともと人間嫌いだし、愛娘が大学に行って手がかからなくなったらもう誰とも会わなくてもいいくらいで、奥日光でひとりで暮らす。
なんて言いつつ、人に会わないと人間は老けるし、頭の回転も悪くなるから人に会う仕事をやっておいたほうがいい。
ちなみに公演を今年も始めたわたしはとにかく忙しくて、おかげさまで頭の回転がバリ速い。
というのは東京から不本意な形で栃木に来た当初は突然仕事がなくなってしまい、やることはないし、人に会うこともないし、言葉を話すこともほぼなかった。
すると頭が鈍くなっているのが自分でもはっきりとわかるようになり、これはいかんと思いながらもやりたい仕事も栃木にはないし、ボーッとしていた。
しかしながら昨年にコンサートをやり、今年は2公演であるからボーッとはしていられなくなり、あちらこちらに電話かけたりメールしたりしていると頭が速く回るようになってきた。頭も筋肉と同じく使わなければ衰えるし、使えば俊敏になる。
というわけで、関西でいういわゆるイラチ、典型的なイラチであるわたしはさらにイラチ度がアップし、あちらこちらを煽りまくる。
今日も保育園で4歳くらいの男の子がさっさと出口のドアを開けないことにイライラして、
「ちょっとごめんね」
と、ドアを横からサッと開けて外に出た。
悪いけど、アタシ、待てないんだわ。
と、特に急いだ用事がなかったとはいえ、24時間イラチモードであるからトロいのが待てない。
公演がなかったら男の子の可能性のために自分で扉を開ける訓練に付き合ってあげていただろうけど、ごめんね、アタシには紀尾井ホールに800人、東京オケラシティに1600人のお客さんを入れなきゃいけないプレッシャーがあるんだ。そのためにやんなきゃいけないことがたくさんあって時間がないんだ。だから扉開けるくらいサッサとしろ。
と、公演という仕事はすなわち終始イライラすることである。
さて、そんなイラチなわたしはメルカリで仕入れた綾波レイちゃんの箱をまだ開けていない。未開封のまま放置。
明日は開けようと思いつつ、公演の業務に取り掛かるとそんな気分でなくなってしまっていてレイちゃんは放置される。開封作業は1分で済むのにその1分に時間を割く気分になれない。
もしかして公演が終了する日まで未開封でないかとも思う。
いや、明日こそは綾波レイちゃんを開封する。