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ジェネオケは鮮度抜群の第九をやります。

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結月でございます。

今日は午前中は宇都宮。金曜までは連日宇都宮。

宇都宮では必ず二荒山神社の階段を上り、ジェネオケ公演の無事開催を祈願する。成功を祈願するのではなく、無事を祈願する。何よりも無事で迎えられることが大事。それに演奏自体は成功するに決まってる。なぜなら、メンバーが優秀であるから音楽的な心配はまったくないから。チケットの売上が心配事であり、完売できれば成功と言えるだろうか。

そんな二荒山神社には週に一度は訪れていて、今週だけ金曜までは連日である。何度も拝んでいるがジェネオケ公演の無事開催ばかりがネタで、いつも同じ内容で拝んでいる。同じ内容であるなら神社なんか行かなくてもよさそうだが、神社に行く時間はあるし、コロナのことなど自力でどうすることもできない中でのことは神頼みしかないし、公演が無事に終了するまでは心配であるから自分の気休めのために拝んでいるのである。

神社は願掛けするところでなく、祈願することで自分の精神を清潔にしておくことが目的。心配や不安が多いと精神が腐ってきて、余計なことをしでかして面倒を起こしたり、人間関係が乱れたりしてロクなことがないから、そうならぬよう神社に行っている。神社で拝んだからといって神様が助けてくれるなんて幼稚なことは考えちゃいない。そんなことでうまくいくなら、誰だってうまくいく。

と、宇都宮から午後に戻ってきて、公演の業務を進める。遅れに遅れている業務。今日はようやくのことでメンバー全員に「よろしゅう頼むデ」メールを送れた。しかし、2公演あり、第九の編成もあるから各メンバーにひとつずつ送信するのはかなりハードで、送り終えるとバテてしまった。

一斉送信にすれば楽ではあるが、やはり最初のメールであるから内容は皆同じであっても宛名はちゃんとそれぞれにしたかったから、一斉送信はしなかったのである。

ともかく、これでこれからは告知、チケット販売、広告宣伝に取り掛かれる。

同じ時期に2公演とはやってみると大変極まるもので、ジェネオケ旗揚げ公演第1弾が紀尾井ホールで弦楽編成であったのは救いだった。これが両方とも大ホールの規模だとちょっと間に合いそうにない。

さて、ジェネオケには素晴らしいメンバーが集まってくれて、ホームページに掲載するプロフィールを続々と送ってくれているが、華々しいプロフィールばかりである。

これはマロオケのときからそうであるが、メンバーたちのプロフィールを眺めていると、一応最高責任者であり、発起人であるわたしのプロフィールがクズすぎて雲泥の差である。

そもそもわたしにはプロフィールとして掲載できるような内容がなく、いわば他者評価に値する実績がない。今まで自分が好きなことをやってきただけだから、経歴が自家製である。胡散臭いったらない。

昨日、新聞広告の代理店の女と久しぶりに電話で喋っていたのだけれど、コンサートのことはどこかでずっとやられていたんですか?と訊かれた。答えは「ノン」である。音楽事務所に所属なんかしたこともないし、そもそも成り行きでいつしか公演をやるようになっただけである。もともとは弦楽器の楽器商であり、ついでに呉服業である。

であるからして、いまだに公演の仕事が本業であるという意識はなく、なんだかよくわからないけどやっている。

だから、公演のプロデューサーであるには違いないけれど、それも立場的なものであり、素人といえば素人かもしれない。というのはアイデンティティとしてそこまで強いものがないから。

おそらくこれはどこかに所属しているような属性がないからで、やりたいことをやっているだけだからだろう。

しかるに公演の業務に関してはよくわかっていないことも多々あり、その都度メンバーに尋ねて教えてもらったりしている。

しかしながら、専業で音楽事務所をやったりそこで働いている人たちは仕事のことはよく知っていても、仕事が定型化するに違いなく、知っていることをこなすようになる。

わたしの場合は素人っぽいから、むしろ自由であり、知らないゆえの自由さで発想ができる。

業界の常識は知らないし、そもそもそういうのは気にしないし、そんな常識だとやりにくければ参考にはしない。ただし、その常識ゆえに失礼を生み出さないのであるなら、その常識に従う。知らぬがゆえの非礼は避けたいと思う。

とはいえ、知らないことが多いけれど、業界にどっぷりの人間でもないから逆に言えば業界の外側の知識や知恵、経験は豊富にあって、翻ってみると、

「クラシック業界の人間って、何も知らんね」

なんてちょっと上から目線なときもある。

いずれにしても知らないことは教えてもらう。教えてほしいとお願いする。先日も声楽にはマジで詳しくないわたしは声楽パートのことを二期会のマネージャーに教えてもらって、

「なるほど、そういうことだったのか…」

と、納得して心地よかった。知らないことが知れると気持ちがいいものである。

おそらくはプロデューサー業で大事なのは知識というより責任であろう。とにかく公演への責任、メンバーへの責任、お客さんへの責任を持つこと。

さて、そんなジェネオケ公演、メンバーたちも楽しみにしてくれているし、いい演奏会にしたい。それはお客さんがたくさん来てくれること。

オーケストラとしては知名度ゼロスタートであるから前途多難である。それは初めからわかっている。あちらこちらで行われる12月の第九の中で煌びやかな公演、抜きん出た公演にしたい。

第九という日本独自の年末行事で老舗のプロオケは恒例でありすぎるけれど、うちは違う。業務的演奏に陥ることがない初公演である。しかも指揮者は大植英次だ。手垢のつきまくった演奏はしない。だからジェネオケの旗揚げに選んだ曲で、同時にジェネオケでは第九は最初で最後、この一度しかやらない。来年もやるような曲じゃない。毎年やるような曲じゃない。第九を毎年やるなんて異常であることを認識すべきなのである。

だから、たった一度の新鮮さに満ちた第九をジェネオケで聴いてほしい。そういうメッセージをメディアを通して発信していきたい。

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