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京都のケンタッキーはうまい。

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結月でございます。

二日間ほど京都の実家で過ごし、真夜中に出発。そして、7時間ほど高速道路を走って朝に戻ると、そのまま5歳の愛娘を保育園へ行く準備をさせ、保育園へ。

助手席でずっと眠っていた5歳児と違って運転し続けたわたしは猫のもとに行くと、スペイン産のスパークリングワインを飲んで寝たのである。

とはいえ、3時間ほどで目が覚めてしまうも、体はなんとなくダルくて、無気力モード。保育園のお迎えまで二度寝しようとしても眠れないから、実はやることが溜まっている仕事を少し消化。

やれやれと思いつつ、まだ魔のゴールデンウィーク真っ只中であることに今更気づく。そうか。明日も明後日も保育園は休みなのである。

さて、昨日は5歳児を連れて京都水族館へ行った。規模としては池袋のサンシャイン水族館と同程度であろうか。内陸の都市型としてはあのサイズが限界かもしれない。

GWだけあって、大勢の人が訪れていて、そばにある梅小路公園もたくさんの人。

水族館は東寺の裏、京都駅の西側にある。

そんな水族館にはどこの水族館にもあるくじ引きでぬいぐるみがハズレなしで当たるものがある。球体の中で下からエアでくじ券が舞っているあれである。ハズレなしであるからお値段は1回1200円で、ハズレに該当する一番小さなぬいぐるみは新書より少し大きいくらい。

わたしはスルーしようとしたが5歳児は目ざとく見つけ、

「あれ、やりたい」

と言う。

ぬいぐるみはたくさん持っているし、1200円はくじ引きよりもランチに使いたいと思うアダルトなわたし。

しかし、5歳児を抑制するのは大変面倒であり、その面倒さを解決するには1200円払ったほうが楽。

と、1200円払い、舞い上がるくじ券をつかむ5歳児。くじ運はわたしに似てあまりない愛娘はこれまでいいものが当たった試しがない。

店員のお姉さんにくじを開いてもらうと、

「2等出ました〜!」

と、鐘を鳴らされる。

マジ!? 2等ってどのサイズのぬいぐるみ!?ともらったイルカのぬいぐるみはホテルに備え付けの枕ほどのサイズでなかなかのもの。しかし、1等が当たらなくてよかった。1等はその1.5倍ほどある。あんなデカいものがあると、また部屋が狭くなると思うミニマリストなわたし。

しかし、2等はサイズ的にも充実しているし、金額的には1200円以上の価値はある。これは買えば4800円はするであろうと想像する商売で食っているわたしは販売価格で考える。

2等のイルカは5歳児だと抱えような大きさ。でもイルカを抱っこして嬉しそうにしている。純粋な笑顔である。早速ネーミングされ、

「プルリンちゃん」

という名前だそうだ。

ハズレに該当するぬいぐるみだとこれまた金銭勘定して1200円でちょっと不満な気分になる。しかし、2等であれば充実する。

プルリンちゃんを抱きながら、炎天下の京都を歩く。京都は暑い。どこだって今は暑いだろうが、京都の暑さという独特なものがある。それはなぜそう感じるのだろうかと考える。京都の匂いのせいか湿度のせいか、特定はできないが、

「ああ、京都だな」

と思う。

そんな京都の暑さの中、イオンモールKYOTOまで歩き、ランチ。ここにはフードコートがある。

「何が食べたい?」

と訊くと、

「チキン」

というので、ケンタッキーフライドチキンになった。

混雑するフードコート。ひとりだったら絶対に来ない。しかし、小さい子供が一緒だと、ちゃんと店だと気を使わないといけないからフードコートが楽なのである。

ケンタッキーはアルコールなしで食べるのはちょっと脂っぽくてハードだと思いつつも、ドリンクはコーラ。

そんなチキンを食べてみると、

「あれ? これ、すごくおいしいんですけど」

時折食べる栃木のケンタッキーとはまるで違うテイスト。同じオリジナルチキンであるのにこの差は何?

レシートには「今日のチキンは鹿児島産」と書いてある。

鹿児島産のものがいいのだろうか? 全国展開するケンタッキーであるから地域によって調達する鶏肉が異なるのだろう。しかし、このうまさ、パリの星付きレストランのチキンよりうまい。

ケンタッキーってこんなにおいしかったのか…(京都限定) 東京や栃木で食べていたケンタッキー、とても同じものとは思えない。

しかし、こうしたフランチャイズはなぜか店舗によって微妙にうまいまずいがある。ちなみに栃木県宇都宮市であればベルモールのフードコートにあるリンガーハットのちゃんぽんよりも断然、小山ハーヴェストにあるリンガーハットのほうが3割増しでうまい。

というわけで、わたしにとっての京料理はイオンモールKYOTOのケンタッキーということにする。ここのオリジナルチキンは、結月ミシュランでは一つ星。

ちなみにチキンにおける結月ミシュラン三つ星は、フランスのリヨンでソール川沿いで土日に開催されるマルシェの屋台のプレ・ロッティ。数ある屋台の中で耳から毛が生えたおっさんが焼くプレ・ロッティは格別で堂々の三つ星。わたしはあれよりおいしいプレ・ロッティは食べたことがない。

しかし、残念ながら十年ほど前に再訪したときにはその屋台はなく、耳毛のおっさんもいなかった。もう高齢で引退したのだろう。

ちなみに結月ミシュラン二つ星の鶏肉は、大阪の難波にある「正起屋」の「とり弁当B」。ここでは通称「Bべん」を食べなければいけない。そのトッピングとして焼き鳥をオーダーする。

正起屋はいくつか店舗があるが、一番おいしいのは難波店である。その次はなんばCITYにある店だが、今は「なんばCITY」という名称はないかもしれない。梅田もあるが、悪くはないが難波のほうがなぜかうまい。

やはり大阪は食はキタよりミナミである。というのがわたしの認識だが、単に自分がミナミのほうが好きなだけかもしれない。

とまあ、京都のケンタッキーで遠くフランスのリヨンや大阪の正起屋のことまで思い出してしまったが、京都へ旅行へ行く人がいれば観光者向けの京料理よりもイオンモールKYOTOのケンタッキーをオススメしたいのである。

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