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海難事故は悲劇

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結月でございます。

海難事故って怖いなって、泳げないわたしはいつも思う。

しかし、泳げない人でもまさか観光船が沈むなんて思いもしないだろうから船には乗る。

ちなみにわたしは淡水は怖くないけど、海がものすごく苦手で、だから奥日光の中禅寺湖の遊覧船は乗っても海のそれは乗りたくない。

海水浴だって子供の頃以来やったことはないが、砂浜でさえ海に入ると想像しただけで股間が震え上がってしまい、海に入ることはない。

北海道の知床のような北方領土が近いような寒い海に放り出されたら数分もしないうちに死んでしまいそうで、おまけに波が高いとなるとこれまた人一倍海が苦手なわたしは想像すると股間が震え上がる。

とにかく水温が低いとなると泳げる泳げないの問題でもなくなってきて、無論ライフジャケットがあるから死なないというわけでなくなる。

泳げないとそもそも水に近づかないから溺れることはないにせよ、しかし人はそれぞれで好き嫌い、得意不得意があるものだから危険にまったく遭遇しない人なんていやしない。

海が怖いと言いつつ、山登りをしているわけで、山だって遭難のニュースは毎年あるし、滑落して死んだとか、珍しくない。

とはいえ、山登りを年に2度ほどしているといっても、基礎体力がなさすぎて、ハードな山が最初から登れないゆえ、ショボめの登山ばかりであるからまだ安全とも言える。

雪山は登ったらすごいだろうなと夢見つつも、そんな体力がないから夢でしかない。さすがにそれをやってみる無謀はおかさない臆病さはあって、というか肉体的駄目人間なのである。

しかしながら、船の海難事故となると、自分の愚かさが関係ないところが悲劇であって、3歳の女の子までいたというのだから、小さな愛娘がいる身としてはあまりにリアルに感じられて辛い気持ちになる。

しかし、人間というものはいつ死ぬかわからないものだ。

以前、お世話になった北海道の牧場主も急死してしまった。おそらくは持病があったのだろうが、いきなり死んでしまう。

そういえば、随分昔、高校の同級生で仲が良かったのが、就職してすぐに社宅で死んでいた。

大学のときにわたしのトップサイドとしてバイオリンを弾いていた女の子は卒業後、数年後に突然死んだという連絡が来た。

去年は中国の義叔母が仕事の合間の休憩中、お茶を飲んでいたところにブレーキとアクセルを踏み間違えた車が突っ込んできて悲惨な死に方をした。彼女はなんだか知らないけどわたしのことが好きなのかベタベタしてきて、この年でお年玉をくれた。

その何年か前は、これまた義理の親戚が上海で農作業か何かで山に登ったときに突然死んでしまったらしく、熱中症だろうと思う。

ラジオの仕事をしていたすごく優しくて、無愛想なわたしにも相手してくれた素敵な女性がいたが、乗用車を運転していたところにダンプカーが正面から激突して即死した。

末期の癌だとか、死ぬ予兆があるものは納得できるけれど、事故死や突然死というのは「えっ?」という空白が頭の中に現れるもので、どうしたらいいいのかわからない。

昨年や一昨年はコロナで知り合いや親戚が突然死んでしまった経験をした人も多かっただろう。

一方で交通事故での年間死亡者数は3000人ほどで、年々減少しているらしい。おそらく自動車の安全性能が高まったからで、交通事故で突然死する人は減ってはいる。

とはいえ、東日本大震災では津波で大勢の人が波に飲まれていきなり死んだ。

思いのほか、死というのは身近にあるもので、それは他者にでもあり、自分に対しても身近にある。

突然死なないように危険なことはしないようにしていても、逆に危険なこと、例えばモータースポーツなどをしていても死なずにいる人はいるし、危険なことはしないのに車に轢かれる人だっている。

病死に関しては、人間ドックやまめな健康診断でかなり未然に防ぐことができる。

突然死は得てして原因は脳か心臓であるのだから、年に一度はそこをチェックしておけば突然死ぬようなことはあまりない。

死の確率を減らせても、生きているということは死と隣り合わせなのである。死があるから生があるわけで、死は自分の影のようにぴったりと張り付いている。

それは「運」と言い換えることができるかもしれない。

知床の海難事故だって、旅行にあの日を選ばなかったら事故には遭わなかった。

交通事故だって、1分家を出るのが遅かったら存在しない出来事だと言える。

人間は何かのタイミングで生きて、何かのタイミングで死んでしまう。

思えば、大昔は出産で無事に生まれてくること自体が難しく、同時に母体も死ぬことが多かった。

おまけに出産時には死ななくても、ワクチンがなかった時代は幼児の死亡率がものすごく高かった。

今は小学校に入るまでにいくつものワクチンを接種しているから守られている。だから子供が死ぬことはあまりない。

医療も薬学も発達していて、病気になっても治ることが多くなった。

そう考えると、今この時代にいることが幸運なのである。

平均寿命が80歳超えは驚異的で、70代だとまだまだという具合。

そんなに運が悪くなくても、80年くらいは生きられる。

と同時に、ちょっとしたことで死んでしまう人もいる。

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