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ゴーストバスターズ/アフターライフに涙

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結月でございます。

昨日はうちの5歳の愛娘のお腹の調子が悪く、保育園に行くも早退。保育園からの電話を受け、午後1時に迎えに行く。病院へそのまま直行し、お薬をもらう。

そして今日、もう良くはなったが全快というまではなさそうで、また保育園で吐かれると面倒だからと行く準備はしたけれど結局お休みにした。

ああ、昨日からわたしはほとんど何もできていない。ちょっとやらなければならない仕事もあるし、お客さんからのメールに返信したりとそれもバタバタの中でやる。

保育園に行くはずの車の中で、

「ねえ、どうするこれから。まだ朝だし、やることないんだけど…」

と、ミーティング。

お腹が悪いから、外でご飯を食べて店で吐かれると困る。仕方なしに、近くにある井頭公園という特大の自然公園みたいなところに久しぶりにニジマスを釣りに行く。

なんだか大漁になってしまい、20分ほどの間に13匹も釣れてしまった。

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すぐ持ち帰って腹わたを抜いて塩焼きに。アタシの日輪刀、ツヴィリングの「雅」刃渡り20cmをわざわざ使う。昨日、6000番の超仕上げ砥石で研ぎ上げたから、切れ味はさらによくなり、ニジマスの腹に触れるだけで切れる。

と、かなり遅めの昼ごはんを食べ、それから本を読んだり、愛娘に付き添って昼寝したり、テレビをつけたりしていると夜7時半。

ああ、体が鈍っていかんわ。外に出たくてたまらん。

と、ふとゴーストバスターズの新作のことを思い出し、宇都宮の映画館を検索すると、20:30からのレイトショー。

今から行けばバッチリのタイミングやないか。愛娘に訊くと、

「行きた〜い!」

と言う。

この作品はすぐに見ようと思っていたのに時間のタイミングが合わず、もうDVDでいいかと思っていた。でも、こんなにドンピシャの時間でレイトショーだと行かないわけにはいかない。

サブカーのミライースを飛ばし、宇都宮へ。

さて、このゴーストバスターズ/アフターライフはいい映画だった。映画としてはどうってことないけれど、ゴーストバスターズのファンにとっては大変いい映画だった。だから80年代のゴーストバスターズを知らない人が見ると大しておもしろくはないだろう。

この新作はオリジナルのゴーストバスターズの監督の息子が撮った作品で、元祖の父はすでに亡くなっていて、だからこそ1作目へのオマージュが満載だった。

音楽も1作目とほとんど踏襲していたし、変な編曲もなくオリジナルのまま使っていた。

主人公の女の子はゴーストバスターズのスペングラー博士の孫という設定で、メイクのせいもあれど博士を演じたハロルド・レイミスとよく似た顔をキャスティングしている。

よみがえるゴーストも1作目のゴーザで、門の神と鍵の神もよみがえる。

ゴーストを捕まえるレーザー銃であるビームパックを主人公フィービーが背負い、電源が入ったとき、あの音がしたときはうれしくなってしまい、さらにレーザー銃を背中から右手で取り出す動作には感動した。

ゴーストバスターズはレーザー銃を背中から取り出すのがカッコよくて、80年代のゴーストバスターズを思い出したからだ。

しかし、ゴーストバスターズのメンバーはスペングラー博士は変人の老人として死んでしまっているし、電話で出てきたスタンツ博士も落ちぶれていた。

ゴーストバスターズはわたしにとってスターだから、その落ちぶれようにはショックだった。しかし、お化け退治の仕事がないのはゴーストバスターズ2ですでにそうなっていたけれど。

とにかく、映画の進行としては普通で、わかりやすく作っている。ゴーザがよみがえり、子供たちがどう戦うのだろう?と思いながら観る。やはりゴーザには子供では勝てないんじゃないか。そう思ったとき、80年代のゴーストバスターズの三人がジジイになった姿で突然現れたとき、わたしは感動して涙ぐんでしまった。

しっかりとゴーストバスターズのつなぎのユニフォームを着て、右肩にはあのエンブレム。

やはり彼らがいなきゃいけない。レーザーを交差させてゴーザをやっつけようとするのは1作目と同じだが、ゴーザは倒れない。すると主人公フィービーが参戦するが、そこに霊の姿になったスペングラー博士が現れる。これにはまたしても涙。

スペングラー役のハロルド・レイミスは故人であるからCGで描かれる。別人を特殊メイクしているのだろう。

ゴーストを無事にやっつけ、映画が終わるが、ニューヨークの夜景が映ると、

「これは来るな!」

と思ったら、やっぱりそうだった。エンディングはレイ・パーカーJr.のテーマソングである。80年代のまま。こうでなくちゃいけない。そしてさらにシガニー・ウィーバーまで出てくる。1作目の超能力診断をヴェンクマン博士とやっている。シガニー・ウィーバーは老けてはいてもきれいで、アンチエイジングの整形などしていないそのままの美しさ。

エンディングクレジットが流れ、映画は実は終わっていない。

ゴーストバスターズの一員、ウィンストン・ゼドモアが社長になって秘書だったメルニッツと登場。ゴーストバスターズの車を廃墟状態の本部に入れる。するとゴーストを閉じ込めていた倉庫のアラームランプが点灯している。そこで映画は完全に終わる。

要するにこれは次を制作するということで、フィービーを主人公に2作目をやるのだろう。

しかし、80年代のゴーストバスターズが出てきてくれて感動しきりのわたしにとってはその最後は残念だった。ゴーストバスターズは彼らが出てくるのが最後として終えてほしかった。そのほうがきれいじゃないか。

感動で終われたと思ったら、

「次もあるよ!」

みたいなことをやられてしまって、ちょっと中途半端なものを見せられた気分になったのである。

しかし、監督としては父が作った名作をまだやりたくて自分の作品としての続編をやりたいのだろう。その気持ちはわかる。

だからこそこの新作は1作目へのオマージュの気持ちだけで作ったような映画で、ファンにとってはうれしい映画だった。次はきっとオマージュを抜きにして自分の作品として作るつもりに違いない。

個人的には最後の続編仄めかしが余計だったけれど、ゴーストバスターズの救急車仕様のキャデラックが再び疾走しているのも感激したし、ビームパックがあの音を立てて起動するのも痺れた。

ゴーストバスターズのメンバーが再び揃ったシーンで、わたしはこのDVDは発売されたら買う!と思った。

今日は5歳児が一緒だったのでちょっと邪魔なときもあったから、まだ公開しているうちにもう一度映画館で観たいとも思う。

しかし、子供の頃に憧れだったゴーストバスターズを新作として映画館で愛娘と観ているのは不思議な気分になる。

愛娘といると、人生を2度楽しめている気がする。

ゴーザの番犬が出てくるところでは5歳児は「怖いよ!」とわたしの胸に顔を押し付けていた。これに思い出したのは、わたしも同じ保育園の頃、両親と映画館にキングコングを観に行って、確か巨大な大蛇がヌルヌルと出てくるシーンにビビってしまい、

「怖いよ!」

と、母親のお腹に顔を埋めたのである。映画のストーリは憶えていなくともそのことはよく憶えている。

愛娘も大きくなって、ゴースタバスターズでわたしに抱きついていたことを思い出すことがあるのだろうか。

映画が終わったのは夜11時前。

この時間の宇都宮は車も少なく、ミライースは快調に走り20分ちょっとでマンションに戻ってきた。

今日は保育園に行くつもりがニジマス釣りになり、そしてゴーストバスターズのレイトショーになった。

5歳児は助手席で眠ってしまっていた。

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