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エアロバイクを買ってしまう田舎生活

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結月でございます。

Amazonでエアロバイクを買ってしまった。

栃木に来て3年。田舎生活というのはすなわち運動不足であって、それは移動がクルマになるから。

東京だと最寄駅まで歩き、ホームまで階段を上り、駅に着いたら乗り換えでまた歩く。どこかに出かけるときも常に駅から駅へ、駅から目的地へとかなりの距離を歩く。だから東京での生活のほうが運動不足にはなりにくい。

ところが田舎は細かい電車移動がなく、スケールが大きいから必然的にクルマでの移動になる。そのため歩くことが少なく、わたしの場合は玄関から駐車場、保育園の駐車場から保育園のエントランスくらいまでしか歩くことがない。あとは室内であるが、引きこもりであるわたしは猫といるだけで部屋の中ですら歩かない。

おかげで足腰は極度に落ちぶれ、もともと足腰が弱いのにさらに筋肉が弱まって海綿状組織になったようである。5歳児と遊んで、床から立ち上がるにも気合が要る有様で、まるでテレビショッピングに出てくる老人のようで、さすがにこの状態はまずい。

と、田舎嫌いなわたしは田舎ライフを実は恨んでいて、もともと足腰が弱いのが更なる弱体化をしてしまったのは田舎のせいだと思っている。

とそんなとき、ジャパネットを眺めていたらフィットネスエアロバイクを扱っていた。

山登りに行く時はその体づくりのために自転車でトレーニングをするのであるが、エアロバイクなんてアホらしいと思っていた。しかし、実際チャリに乗るとなると、今時は朝が寒かったり、なんとなく面倒に感じられ、さらに田舎はチャリを乗るには最適なコースがあるが、はっきり言って田舎の風景は殺風景で走っていて全然おもしろくない。

わたしは東銀座のマンションに住んでいた頃は、家を出てすぐに晴海通りに入り、秋葉原方面に走り、錦糸町方面にまで行くと隅田川を渡って戻るルートで毎日チャリでトレーニングしていた。

走るなら東京のほうが楽しい。ただ、東京は車に轢かれそうになったりと危険ではある。

とまあ、チャリは持っていても寒いとか、田舎の景色がつまらんとかそんな理由でいまいち気分も盛り上がらない。そこでジャパネットを見て、部屋の中でスマホでも眺めながらできるのであれば好きなときにできるからエアロバイクはいいのではないかと思った。

そしてエアロバイクは値段が高いと思っていたら、かなり安い。そのままジャパネットで買おうかと思ったが、いろいろ調べてみるとエアロバイクにも種類がある。

本格的なトレーニングができるタイプも値段が実に安い。こんなものかと驚く。だから本格派にしようと思うもその重量が34キロとあって、一度組み立てたらそこから場所を移動できないと知る。

やはり部屋の中でもいろんな場所でやりたいし、夏場は冷房の吹き出し口が直当たりできるところがいい。となると持ち運びできるのがよく、それだと2階にも運べる。

というわけで、折りたたみができて重量も18キロ、それでいてそこそこのトレーニングができるものに決めた。おそらく明日には到着するだろう。

さて、エアロバイクには連続使用時間に制限があって、総じて30分である。30分トレーニングすると1時間はエアロバイクを休ませないといけないらしい。

それは摩擦熱によって壊れてしまうからで、本格的なトレーニングができるタイプでも1回あたりが60分であったりする。

外に出てチャリでエクササイズをする時は1時間以上は乗っているから、30分では少ないかと思った。しかし、実は公道を走っている時は信号待ちがあってずっとチャリを漕いでいるわけでない。

そう考えると、30分を漕ぎっぱなしはかなりハードで、連続使用時間は30分で十分だと判断した。

それを一日に2セット、つまり1時間やることを己に課す。

エアロバイクの魅力はスマホを見ながら「ながら」でやれること。だからスマホを置ける台がついたものにした。

スマホで「エガちゃんねる」を見ながらでもいい。

田舎の殺風景な公道を走る退屈さよりも「ながら」でやったほうがしっかりとトレーニングできそう。

さすがに本を読みながらはおそらく無理で、それはわたしが読む本は哲学書であったり、現在はスタニスワフ・レムの小説だったりするから、脚を回転させながらだとその世界に入れそうにない。

エアロバイクを漕ぎながら読める本といえば、内容スカスカの自己啓発本くらいに違いなく、わたしはそんなものは読まない。

ともかく、田舎生活の運動不足はかなり深刻で、運動嫌いなわたしでさえ自分の体の衰えぶりに危機を感じるくらいなのである。

足腰が弱くなると遠い将来、間違いなくテレビショッピングに出てくる老人のようになる。肉体が動かなくなると思考もシャープでなくなるし、やりたい仕事も瞬発力をもってできなくなる。

それに行きつけの病院の医者には現在の健康状態は問題ないが、運動はするようにと言われる情けなさである。

また、こんな体では山登りなんかできないわけで、一度は登ってみたい女峰山などまるで火星に行くような非現実。

女峰山なんて山登りをしている人にとっては大した山でもなく軽く日帰りであるのに、今のわたしにとっては火星ほどの距離がある。

これはエアロバイクで毎日1時間トレーニングをして筋力をつけ、さらに心臓も鍛える。

山登りをしてみてわかったのは、山登りには脚力だけではなく、心臓である。息が上がらないタフな心臓がないといけない。持久力レベル「クソ」なわたしは子供の頃からちょっと走るだけで息が上がり、1500メートルも走れなかった。

持久走では息が上がり、胸は痛くなるは、走ったあとは必ずゲロを吐くはで純粋に体力がないのである。

そんなわたしが荒川河川敷をチャリで毎日トレーニングをして、タイムは最低だが男体山に登れたことは自分でも信じがたい体験であったが、それも今は昔、田舎生活で体は海綿状組織である。

ともかく、足腰を鍛えるのは急務であり、現状はかなり「ヤバイ」。

と、やると決めたらマジでやる、という性格を自称しているわたしはエアロバイクで足腰の立て直しを図ることにした。

せっかくアルコール量も激減して、酒飲みレベル「一般人」になったというのに運動不足であれば体は健全ではない。

願わくは、来年には女峰山。

ところでうちの5歳の愛娘は保育園のマラソン大会の練習中であり、毎日走っているらしい。すると順位が全体で13位だったということで、中より上の成績である。

わたしは保育園のときからビリケツであったのに13位とはどういうことか? 

しかし、ビリケツであることにわたしは恥ずかしさは微塵もなかったが、ビリケツになるくらいの脚力、心臓の弱さは苦しいものだから、13位ということで安心する。

運動はできるに越したことはない。

肉体が大事であることに気づくのがあまりに遅かったわたし。今では文化系の軟弱さを憎んでいる。

日々の運動で健康度はアップし、寿命にも影響するらしい。いや、そんなことは言われなくとも当たり前のことである。

しかし、寿命が伸びたところでやりたいことがなければつまらないが、やりたいことがあるのに不健康さで命が足りないというのもつまらない。

だから肉体だけでなく精神。それは相関関係にあって、両軸が揃うことがいいのだろう。

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