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「お〜いお茶」が飲めなくなった理由

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結月でございます。

わたしは熱いお茶というのが苦手で、それは猫舌であるし、そもそも暑がりで熱いものが駄目なのである。

サウナなんてもってのほかで、入る気にもならない。

温泉もずっと好きでなかったのだけれど、山登りを始めて、グロッキーなまでにボロボロになって下山した後の温泉は肉体を回復させてくれるので、山登りの後の温泉のみ好きになった。

でも、熱いのが苦手だから、平常時は温泉には入りたいと思わない。

というわけで、お茶は冷たいものしか受け付けない。だから、いつも冷蔵庫でお茶を冷たくしているのだが、ここ数ヶ月は静岡の掛川茶にしている。

どうってことはないスーパーのイオンで298円で売られている茶葉なのだが、これがおいしい、と思う。

ちょっと前、別のスーパーに言って同じプライスだからと異なるお茶にしたらどうもいまいちで後悔した。

しかし、実はわたしは今まで日本茶があまり好きでなく、もっぱら中国茶だったのである。たくさんあった中国茶もコロナのおかげで中国へ行かなくなったので入荷しなくなり、底を尽きた。

そういうわけで、仕方なしに日本の緑茶にしたが、最初は不満に思っていたのが、飲みつけるとこれに慣れてしまって、むしろ日本の緑茶、それも掛川のお茶がいいと思うようになった。

ヤカンで作って、冷蔵庫で冷やしてゴクゴクとやるので、そんな高いものは望まない。298円のものでいい。ところがこれがなかなかいける。

今はお酒を飲まなくなったので、食事のときは冷えたお茶である。ハイボールがお茶に代わってお茶のニーズが高くなった。

とは言え、わたしは麦茶やほうじ茶が嫌いで、これらはお断りしたい。おいしくない。ズバリ言って。要するに安っぽすぎて後味がよろしくない。

と、些かの好みはありつつ、外出してペットボトルで買うときも緑茶であるが、「お〜いお茶」だけは買わない。

前は「お〜いお茶」はよくできたお茶だと思っていたのだけれど、いつだったかひどく二日酔いして、その水分補給に「お〜いお茶」を飲んでしまって、それからというもの「お〜いお茶」は二日酔いのゲロを思い起こさせるテイストになってしまったのである。

「お〜いお茶」が悪いのではなく、飲むタイミングが悪く、嫌な記憶が染み付いてしまった。

もう随分前から二日酔いするほど飲まない、というかこれ以上飲むと後が面倒だなという一線が明確にわかるようになったから、二日酔いするほど飲むことはほとんどなくなった。

しかしながら、飲む相手がいいと盛り上がってしまって、いい調子になってしまって、後のことはわかっちゃいても、飲んでる今を大事にしたい気持ちが昂ぶるとちゃんと二日酔いする。

とは言え、そこまでご機嫌になって飲むことも稀であるから、二日酔いはわたしにとって根絶されたに近い。

ところでわたしはこだわりがない人間だと自認しているのだけれど、こだわりがあるように勘違いされることが時々ある。

食べるものには特にこだわりがなく、基本的になんでも食べる。もっと言えば、なんでもいい。

お茶にしたって同じ値段であるならイオンで売っている掛川のものがいいと思ったのは、気まぐれで買ったものが同じ値段なのにおいしくなかったから、どうせ同じ金を払うなら掛川のがいいと思うだけの話で、それ以上の探究はない。

せいぜい二択止まりの探究。

それでいいと思ったものより、さらにいいものがあるのではないかと思うことが面倒で、それ以上にいく気がない。

しかし、世間では思いのほか食べ物に探究心があって、こだわりがある人が多いもので、それなのにどうしてわたしがこだわりがあるように誤認されてしまうのだろう?と思った。

おそらくそれは着物とかコンサートとか、わたしが仕事の内容で好き嫌いが激しいというか、好きなものは徹底的に好きだし、嫌いなものは徹底的に嫌いであるという残忍な美意識があるからに違いない。

ただそれは方向性が別のもので、つまり自分が選ぶものとしての仕事はお客さんに提供するもの。一方、自分が食べたり飲んだりするものは単なる“消費”であり、誰かに提供するものでない。

要するに消費にあまり興味がなく、クリエイトのほうに好き嫌いが激しいだけ。

やっぱり生み出すものは美しいものがいい。

でも、食べるものなんて、まあどうでもいいというか、あまりにひどいものは困るけれど、日本は平均的においしいものに溢れているし、探究心を持ってもつまんないなって思っている。

ちなみにわたしがフライドポテトが大好物で、これさえあればお酒はオッケー。

しかし、フライドポテトの査定にはうるさく、居酒屋で頼んだものが低評価であってもとりあえずは食べるけれど、うれしくはない。

ただ、フライドポテトは安いからいい。たとえ低評価なフライドポテトであってもせいぜい300円未満であるから、気にはならない。逆に300円でお気に入りのものが出たら、お値段以上のポテトということで大絶賛。

ああ、なんてアホな人間なのだろう。

ところで、わたしのイチオシのフライドポテトは、イトーヨーカドーが展開する「ポッポ」で売られているもので、これぞ、フライドポテトである。

まず、フライドポテトに重要な要素、安っぽさがしっかりと出ている。フライドポテトなんぞで高級感は出してはいけない。そういう意味でモスバーガーは失格である。しかもモスはあろうことか、フライドポテトが太すぎる。極太ポテトは認めない。

ポッポのポテトは値段も大変安い上に量が多い。Sサイズで130円、Mサイズで160円。しかし、ポッポはMサイズでもかなりの量がある。Lサイズとなると一人ではちょっと厳しい。

さらにポッポは「丼ぶりポテト」なるものがあり、お値段はたったの350円であるのに一目見ただけでギョッとするほどの巨大さ。

そして、お味も安っぽく、塩だけの味付けで余計な味付けがない。実にシンプルである。フライドポテトはこうでなくちゃならん。

その点、マクドナルドは調味料を効かせすぎている。

というわけで、フライドポテトはポッポがいい。この揚げたてをいただくのは快楽であり、130円で得られる幸福。

と、熱弁しつつも、そのほかのことにはこだわりも興味もあまりなく、探究心はない。

自分で金を払う消費だからこそ、こだわりがないという自由。

他人が作るものの選定にこだわるよりも、自分が生み出すものにこだわるほうが楽しいからね。

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