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この最高すぎるコンサート企画はコロナの後で

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結月でございます。

アタシには今、コンサートの企画がひとつあって、それが脳内ではかなりイメージも具体的になり、さらにその演出意図もはっきりとしたものになってきて、たった今インタビューされたっていつでもトークできるほどになって、

「こんな企画、考えちゃうの、マジでアタシ、天才だわ」

と思うけど、これは過激な内容でエキサイティング。

コロナがなかったらすぐにでも取りかかっちゃうけど、まだ状況がビミョーすぎて動けない。下手に動いてまた緊急事態宣言とかやられて入場者数を制限されても困るし、アタシのコンサートは満席を狙うものだし、客席でマスク着用なんて美しくないからそんな状態ではやりたくない。マスクして顔が蒸れて息苦しいなんて、そのコンディションからしてお客さんが音楽に陶酔できないから。

なので全面解禁のタイミングを図らいつつ、すぐにでもやりたいね、このコンサート。

いや〜 この企画、マジで最高だわ。こんなの考えられるって、アタシの頭、ガチでぶっ飛んでてクレイジー具合がマグナムイカれてて鬼だわ。

う〜ん、いい感じになってきた! これだよ、これ! この感覚! 狂気的な興奮! 得ようとして得るものじゃない躍動! そして湧き上がる凶暴さ。この凶暴さがあれば、どんな困難にもがめつくイケる。

このぶっ飛び具合で自分に興奮してくるのはいい企画。とりあえずやっとくかみたいな中途半端なものじゃなく、こういうのはやりたいから話を進めちゃって、あとから集客に悪戦苦闘することを厭わないいいパターンだわ。

最初から集客のことを懸念しちゃうのは爆烈な企画じゃない。なぜなら保身があるから。保身があっちゃ、過激におもしろいことはできないんだよね。

あとはコロナだけが邪魔って感じ。でもコロナのおかげで鬱憤がたまってるからそれが爆裂につながる火薬にもなるからよかったかもしんない。

とは言え、コロナ以前に企画して、コロナの真っ只中になる不運を回避できてよかった。コロナでとやかくうるさい状態、お客さんも恐る恐るだったりすると何をやってもいいものなんてできやしないから。

というわけで、わたしは強運の持ち主だと自分で信じよう。

さて、思わせぶりなエキサイトを自己放電してしまったけど、企画の内容は内緒。内緒、内緒のお話。

そりゃ、まだ始めちゃいないのにバラすわけにはいかん。

まあ、今年は無理かな、多分。日本はワクチンが遅れてるし。

だから来年あたりを狙ってみる。

走り出したい競走馬のような気分であるわたしであるけど、そのテンションを維持しながら、ちゃんと状況が良くなるまで待てる大人になったわたし。以前ならもっと無鉄砲で、コロナにブチ切れてた。

でも今はそういうお天気みたいに自分の力でどうしようもないものにはケセラセラでいられる。

ケセラセラの極意。

これ、大事やデ。

と言いつつ、ケセラセラなんて悠長なことを言えるのも東京を離れているからコロナによる経済的ダメージが甚大でなかった幸運があるからこそ。もし今、銀座にいたなら廃業しちゃってたかもしれないし、客も来ないのに家賃を払う重圧におそらく精神が耐えられていない。故にコンサートどころでない。

そういう意味でも望んで来たわけでない栃木だけど、結果的にコロナ以前に東京を離れて生きながらえたというこれまた強運、と解釈しよう。

企画は腐るものでないし、こんなアイデア、誰にも思いつかないから先を越されることもない。

コンサートホールを満席にし、マスク着用不要になるまでケセラセラ。

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