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ポッポのフライドポテトがうまい!

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結月でございます。

3歳の愛娘はバイオリンを習っていて、レッスンが終わると必ず宇都宮ベルモールという大型ショッピングモールに立ち寄り、ゲームセンターで遊んだり、サーティーワンアイスを食べたり、ミスタードーナツを食べたりする。

そこにはいろんな飲食店がブースを出し、フリースペースとなったフードコーナーがあり、今日はちょっとお腹が空いていたのでたこ焼きを食べた。

それはポッポという店で、たこ焼きやらお好み焼きを扱っている。今まで一度も利用したことがなかったのは、どうせ食べるならしっかりと食べるのでリンガーハットにしてしまったりするからなのである。

3歳児とたこ焼きとフライドポテトのセットをシェアして食べる。

たこ焼きとフライドポテトという組み合わせも妙だと思いながらも、

「好きな食べ物は何?」

と訊かれれば、一も二もなく、

「フライドポテト」

と、答えるジャンクなわたし。もしくは、

「ピザ」

であろうか。

とにかくわたしは面倒なものが大嫌いなので、例えばカニとかエビのように食べるのに手こずるのは好きじゃない。

定食のようにご飯とおかずがバラバラなのも面倒で、だから丼にしてほしい。

パリ風のフランスパンに挟んだサンドウィッチも好きなのは、パンと同時に具が食べられるから。

めんどくさがりな人間にとってジャンクは実に喜ばしく、気取ってないところがいい。

そんなこともあってフライドポテトはこよなく好きで、これだけあればお酒は十分に飲める。

しかし、フライドポテトといっても、太くてギザギザになったものは好きでなく、マックフライポテトのようなスリムなストレートタイプしか好まない。

ともあれ、フライドポテトというのはどうしてあんなにうまいのだろう?

もっと言えば、フレンチポテトと呼ぶ方がもっといい。

さて、そんなフライドポテトさえあれば事足りるわたしは、たこ焼きとセットで頼んだポッポのフライドポテトを食べてみて、

「ほほぉ〜 イケるじゃん!」

と、A判定を与えた。

わたしはフライドポテトに関しては通だから、判定を下す上から目線の資格を持つのである。

しかし、ポッポなんて聞いたことなかったけれど、フライドポテトがいい出来だったのでネットで調べてみると、イトーヨーカドーが展開する店らしい。なるほど宇都宮ベルモールにイトーヨーカドーがある。

ちなみにたこ焼きは並以下で、大したことなかった。

ポッポのフライドポテトがいいところは、なんと言ってもフライドポテトの基礎原理「安っぽさ」を醸し出しているところ。

そうなのである。フライドポテトは安っぽくあるべきなのである。

そしてポッポのそれは余計な調味料が少なく、実にシンプル。塩のテイストがそのままで、さらにポテトが軽い。

フライドポテトの重要なところは「軽さ」にある。重いフライドポテトなんて食べられやしない。

軽さがあるからこそ、バクバクと連続して食べて、それでいてお腹にもたれない。「軽さ」はフライドポテトの華であり、これまたフライドポテトの基礎原理のひとつと言える。

とにかく、ポッポのフライドポテトは飾り気がなくてよかった。いいものを作ろうという気がなく、そのおかげで素朴に仕上がっていてフライドポテトの良さが結果的に出ている感じ。

ちなみにマックフライポテトは悪くはないけれど、調味料がちょっぴりいやらしい。その調味料のおかげでマクドナルドらしさにしているとはいえ、狙いすぎていて、テイストも少し重く感じる。

モスバーガーのポテトは食べられたもんじゃない。あんな極太は趣味が悪く、胃にもたれ、軽さがなく、押し付けがましい。あれは極東アジアの田舎者が考案したというダサさがある。

さて、フライドポテトがあればいくらでもお酒が飲めてしまうわたしだけれど、チョイスとしてはハイボールかシャンパンがいい。

宇都宮ベルモールにポッポのようないいフライドポテトがあるとなると、このフリースペースで酒盛りをしたくなる。

そこにはマクドナルドもあるし、サブウェイもある。ペッパーランチがあるからビフテキも食べられるし、築地の海鮮丼もあり、酒のあてには事欠かない。

これをそのそばにあるイトーヨーカドーの酒コーナーでドリンクを仕入れ、ポッポのフライドポテトをメインにして酒盛りをすれば楽しいに違いない。

わたしとしてはサブウェイのサンドウィッチにポッポのフライドポテトでシャンパンでキメたい。もちろんサブウェイはBLTに限る。BLTこそがサブウェイの王道。

しかし、ファミリースペースで酒盛りをやるのは、もしかして電車の中でワンカップで酒盛りするくらい柄が悪いのかもしれない。

となれば、平日の午前中など人が少ない時を狙うべきであろうか。

いやいや、平日の午前中にそんなところで酒盛りに付き合ってくれる愛人などいない。

さすがに迷惑行為に認定されるのではないかと思いつつ、メニュー的には居酒屋よりも良さそうだし、開放感がある。

なんてことを夢想しつつ、近頃のわたしはほとんどノンアル生活という一般人で、お酒はほとんど飲んじゃいない。

おかげで肝臓もリフレッシュされ、まるでガラスの10代の清らかさになったわけだが、ポッポのポテトでハイボールを飲みたい。

いや、ちょっと待てよ。ベルモールには車でないと行けないじゃないか。ではお酒は飲めないじゃないか。

と、容易くも夢は破れる。

ポッポのフライドポテトがいくらうまくてもお持ち帰りでは駄目。揚げたてでないとあの軽さは死んでしまう。

結局のところ、揚げたてである条件は意外に厳しく、居酒屋であってもアツアツで来るにはタイムラグがありあまり望めない。

だから、うちで食べるハインツの冷凍フライドポテトが揚げたての条件を満たすのであるけれど、ポッポの軽さにはちょっと及ばない。

ハインツもまあまあとはいえ、ポッポに比べると表面が分厚い。

ところでわたしにとって最高のフライドポテトはパリのキャフェで食べるもので、だからこそフレンチポテトと呼ぶべきなのである。

フランスはポテトがこの上なくおいしい国で、山盛りのプライドポテトはたまらない。

パリだとハイボールなんかでなく、赤ワインがいい。

今のような冬であれば、キャフェの設置されたルンペンストーブにナイロンのビニールで覆われたテラスで赤ワインをやる。

暑い季節であれば、なんと言ってもフランス産のビール、クロナンブールである。ここはクローネンブルグなんて読み方はやめてほしいね。フランス語でクロナンブール。カタカナでも違和感があるけれど。

ああ、Kronenbourg! これぞフランスの香り! わたしはキャフェだけでなく、行きつけのスーパー“カジノ”でこの6缶入をいつも買ってアパルトマンで飲んでた。スーパーはカルフールでなく、カジノであることが重要。

フランスのスーパーは入ると途端にチーズの発酵臭が漂う。これがたまらない。そして豊富なワイン。

また発作が起こってきた。それはパリに行きたくてたまらない発作。狂おしいくらいに今すぐ行きたい。パリで死にたい。

しかし、今はコロナでパリには行けないのである。キャフェはまだ営業できていない。

ところでポッポのフライドポテトはA判定だけれど、あれは日本人的、あまりにもジャパニーズなポテト。あのような軟弱さはフランスのフレンチポテトにはない。フランスのそれはもっと雑であり、武骨であり、土の匂いがするのである。

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