結月でございます。
わたしが今、取り掛かろうとしている企画、うまくいくかはわかんないというか、そんなことは今から考えてない。やってみたら、超えなくちゃいけないことは当然出てくるし、思い通りにすべてが進むなんてことはないのだから。
それに自分以外の人に頼まなくてはならない事項もあるし、他人があるものは思い通りになるわけがない。
それにこっちが一方的に期待していただけで、相手にその力がないってことだってあるし、多くの人が最初から関係するようなプロジェクトと違って、ゼロスタートのものは人ひとりの価値が大きいので、いいときは最速でブワッといけるし、期待外れなときは一気に頓挫する。
と、そういうことはいろんな経験でわかっちゃいて、それはともかく、まず「おもしろい!」と思ってしまうことが大事で、それが先行してはじめてコンセプトなるものがついてくる。
どういう形でそれを始めていくのかを考えていて、それに必要なところをリサーチしているのだけれど、すると、
「ああ、これはダメか…」
だとか、
「そういうことね…」
なんて思うことがあり、「おもしろい!」に冷水をかけられることは多々ありながらも、変容しながら「おもしろい!」を持続させ、現実世界に落とし込んでいく。
だから、コンセプトを先に決めちゃうと動けなくなるわけで、コンセプトはリサーチした現実を照らし合わせながら「おもしろい!」は新鮮なまま後から考えるのがいい。
そもそもわたしにはコンセプトなんかいらなくて、
「おもしろかったらいいじゃん!」
と思うのだけれど、他人に説明することが求められたり、それはメディアなど典型的で、コンセプトみたいなことを訊かれてしまう。
なので、コンセプトがあると便利ってだけで、いくらコンセプトがカッコ良くても「おもしろい!」っていう中身がないと何も伝わらないからね。
これって多分、すごい大企業でもしばしば陥っている過ちだと思う。大きくなればなるほど、コンセプトを先に考えちゃう。企画書とか、書き方からして最初にコンセプトがあるし。
でも、コンセプトを先に固めちゃうと、思い通りにいかない現実という躓きがあると前に進まなくなるし、内容を変えようとすると、
「聞いたことと違う!」
なんて言われちゃう。
だから、遊びを持たせて、臨機応変に、柔軟にっていう姿勢が大事だと思う。
多くの人が関わる企業なんかはその柔軟性が取れないからね。柔軟性がないが故に情報の「共有」みたいなことが徹底されて、昔はメールをカーボンコピーして、今はLINEグループとかで同じことをやってる。
でも、多くの人が共有するのって伝達に時間がかかるし、人が多いと、
「それ、違うんじゃね?」
みたいにどーでもいいことにこだわったりする面倒な人が出てきたりしてまとまりにくい。
なので、「ユルく、的確」っていうのがいい。
右脳と左脳があれば、右脳が生み出したものを左脳で進めていって、常に右脳のエキスを行き渡らせておくといった感じ。
左脳で考えるとわかりやすくて楽なんだけど、続かないんだよね。
ただ、いろんな諸事情で「これはもう駄目」と決断するにはドライでクールに左脳で行う。
コロナで本当は閉めたほうがいい飲食店も愛着ある自分の店には右脳のエキスがたっぷりだからどうしても左脳が働かないんだよね。
ところでコロナワクチンがロシアやアメリカでも承認され始めそうで、他の国々でも接種が開始されそう。
おそらく来年の夏以降くらいにはコロナで騒ぐことはほとんどなくなっているのではないかとわたしは推測していて、そこで消費が動き出しそうな分野もあるから、そこは狙っておかなければならない。
でも、ANAなど大きな企業で巨額の負債を抱え込んでしまったところは、まずそれを取り戻すのにすごい時間がかかるので動きは鈍いと思う。コロナが落ち着いても「もう駄目…」ってなる、つまりこれからの半年がもたないっていうところが多いかもしれない。
とはいえ、ワクチンのニュースは希望を持たせるし、反ワクチンの面倒な人たちを除いてはワクチン接種で明るくなっていくだろう。
ワクチンの効果がどうとか、持続期間がどうとかっていう話をする人は性格が取り越し苦労で、ワクチン接種に進めば否応無しに現実は出来上がっていくのだからそういう心配は事後でよろしい。
ともかくコロナ騒ぎもずっと続くわけはなく、何年かして今のテレビ番組のアーカイブを見たら、
「意味ねえマスクガードとかして収録してるよ!笑えるよね!」
なんて、バブル時代の肩パットファッションを笑ってしまうようになるよ。
でも、ウイルスみたいに超絶極小なものへのワクチンを開発する人って、ものすごく頭がいいんだよね。ホント、どんな頭の中身なのだろう。わたしなんて文系だからってのもあるけど、さっぱりだよ。
そんな世界の超絶頭のいい研究者たちが続々とワクチンを作っていく。わたしはこのすごい頭脳をした人たちのワクチンを信じるね。
というわけで、時代はコロナの先に行こうとしている。
わたしがやろうとしていることも集客ビジネスだから、ちょっとは関係あるかな。いや、大いに関係あるか。