結月でございます。
ふぅ〜もうすぐ栃木に来て2年になるか… 毎日、小さな愛娘の面倒を看ていて、とりわけ栃木で何か実績を残したということはしていない。
そんな愛娘は今日、保育園でこども会が終わったらしく、ご褒美に園からひらがなのパズルをもらってきた。
「あれ?これって持ってるやつと同じだよね?」
そのひらがなパズルはわたしが栃木に来てすぐに買い与えたものとまったく同じもので、2歳になった頃にパズルをして遊ばせていた。
当時、五十音はまだ覚えていなかったけれど、パズルで並べることはすぐにできて、今は当然ひらがなは読めるし、書く練習も毎日しているから、
「今頃こんなもん、もらってもしょーがないんだけど…」
と、わたし。
とはいえ、ひらがなを本格的に習うのは小学校に入ってかららしいので、保育園の取り組みとしては間違っておらず、わたしが勝手に教えてしまっただけの話。
うちの3歳児はひらがなでなく、今は音符の読み方もやっている。
保育園児の脳味噌は天才的だから、ものすごい勢いで吸収していく。この時期を逃さないように心がけてる。
とまあ、そんな育児な毎日でわたしらしい仕事は栃木ではそれほどしていなかった。
それもそのはず。栃木は田舎だから、わたしみたいなスペック都会人の出番はないわけで、
「ニーズがない」
と、何やろっかなーと思いながら2年。
そしたら今朝、アイデアというか企画が突然閃いてしまった。
「ああ、この感覚、すげえ久しぶり!」
わたしは行動の発端を閃きにしているので、これが訪れないとな〜んにもできない人間なんだよね。
東京だとエキサイティングだから、わりと閃きやすいのだけれど、田舎の田園風景を見るとスペック都会人は絶望的な気分になってしまって閃かない。
でも、やっと来たよ。栃木でできること。栃木でやりたいこと。
いやいや、都道府県魅力度ランキングでわたしの予想通り最下位になってしまった栃木県をなんとか魅力アピールしたいとは2018年頃から考えてはいた。
でもね、そういうのは東京にいたら具体的に考えられるんだけど、現地にいるとどうもダメなんだよね。
それでもってコロナ狂騒で、
「今は来ないでください!」
みたいな状態じゃ、アピールもできやしない。
とはいえ、コロナは来年の夏以降にはまあまあ落ち着いて、今のような狂騒はなくなっていると予測している。
だから、今準備しておかないと、コロナがどーでもよくなる時期が来たときにダッシュできないからね。
と、そんなことを考えつつ、アイデアが天から落ちてきた。
いいアイデアの場合は、興奮状態になっていてもたってもいられなくなる。こうなれば具体的に進めちゃう。考えながら動き出す。
2016年のマロオケ東京初公演だって、お酒飲んで酔っ払いながらモーツァルトのジュピターを家で大音量をかましていたら閃いたわけで、
「おいおい、そんな大きなこと、酔っ払いの思いつきでやったわけ!?」
と言われそうだけど、そうなんです。
でも、いいアイデアはシラフになってもちゃんと興奮できる。シラフになってつまんないアイデアだなって思うものは本当につまらない。
これって魚釣りの感覚に似ていて、いいアイデアって釣竿をグイグイ引っ張るように興奮させてくれて、
「釣り上げよう!」
って思っちゃう。
そして、いいアイデアはいつも天から落ちてくる。それはまだ種の状態で、単純なものなのだけれど、育つ可能性が高い種。
アイデアがないとき、無理やり頭で考えてもいいものは生まれない。なので、わたしは天から落ちてこなときはダメ人間を貫いて、動かない浮きを眺める釣り人のようにじっとしている。
でもね、栃木に来てやっとその浮きがピクリと動いたよ。アイデアの種が天から落ちてきたよ。
これが来たら行動。考えてから行動じゃない。考えながら行動。そして現実にぶち当たりながら推し進めていく。
うまくいくかどうかなんてわからない。そんなもん、やってみなければわからないし、そもそもうまくいくかどうかという結果はやってみないと出てこないものだからね。
そしてやってみないと現実は見えてこない。準備を入念にしちゃうとそれは机上空論になりやすく、行動してないから現実の把握ができない。
準備は必要だけど、準備に埋没しちゃうといけない。そうしたミスっていうか、準備しすぎるのって日本人の特性として良くないところだよ。だって取り越し苦労ばかりだから。
というわけで、アイデアの種が天から落ちてきたので、実現に向けてリサーチなどをしつつ、人にも会って、さあどうやってお金を集めようかなとか考えたりして、じわじわと進めていこうと思う。
焦ってないよ。まだコロナだしね。そして完璧なものを目指していない。ユルい感じで、でも一生懸命、でも縛られすぎないようにして柔軟で、悠々としたものにしていこうと思う。
頑張りすぎてテンパっちゃうと、結局疲れて長続きしないから。
マロオケやったときみたいにコンサート開催日が決まっていて、つまりゴールがあるようなものはその日にたどり着くまで必死にやんなきゃいけないけど、そうでないものはユルさがあったほうがな〜んとなく長続きすると思う。
というわけで、まだ具体的なことはこれからだけれど、
「さあ、やるデ!」