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京都芸術大学訴訟はマイルドヤンキーたちの争い

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結月です。

「あさ、だよ〜」

という3歳児の声に起こされ、時計を見ると、4時半だった。

そりゃ、分類的には朝かもしれないけれど、外はまだ薄暗いし、わたしは2時過ぎまでテキスト読んだりして勉強していたので、たまったもんじゃない。

と、愛娘は昨日、保育園が終わってすぐ寝てしまったから睡眠時間はたっぷり。

相手が3歳とはいえ、他者と暮らすというのはこういうことで、猫的自由を愛するわたしは我慢の日々。

と、仕方がないから、朝から「べんきょー、しよっ!」という愛娘に付き合い、数字を書くドリルをやる。

物事は合理的に考え、進めたほうがいいのはわかっていても、眠くても「起きる!」と気合いで行動することも必要なんだなと思う。

それはエネルギーであり、合理性は間違えれば「言い訳」になるのであるから、それを破壊する気合いも人間には不可欠なのである。

意外と気合いでどうにかなってしまうこともたくさんあるもので、言い訳しそうになったときは「エイヤッ!」とやってしまおう。

なんて言いつつ、やはり4時半起きはわたしにとっては些か不調をもたらすもので、どこかで辻褄を合わさなければならない。

さて、くだらないなと思ったニュースは京都造形芸術大学が「京都芸術大学」になることを裁判所に認められたというもの。

まあ、そりゃ、裁判所的には認めるよね。

反発するのは京都市立芸大に関わる人たちで、気持ちはわかる。商標を勝手に取得する中国企業と変わらんじゃないか!って感じ。

とは言いつつ、全国的には超絶クソどーでもいいことで、中身が違えばいいんじゃね?なんてこともある。

しかし、卒業生などは複雑な気分だろうけど、そんなに母校って大事?と母校愛という感情がないわたしは卒業してしまえば学校なんて語るに足りないものだと思っている。

でもさ、京都造形芸術大学もやることが狡いというか、マナーがないというか、私立のくせに国立っぽい名前にしちゃうとか、やったもん勝ち的考えが嫌だなって思うよ。

でもやっぱ、芸術関係の学校だから、それが社会に及ぼす影響など微々たるもので、そのうち「市立芸大」と「京都芸術大学」と分ける言い回しができてくるんだろうなぁ。

だって、桐朋のことをわざわざ「きりとも」というのは東邦音楽大学というレベル低めのところと「とうほう」という発音で自分がレベル低めと勘違いされちゃ困るから「きりともです!」というわけだし。

とまあ、人間というのはいやらしいものであって、かく言うわたしも栃木に来て1年半ほど経つけれど、

「東京から来ました」

と言うことにしていて、だって栃木出身だと思われるのはスペック都会人としては抵抗があるから。

しかも銀座に14年いたプライドもあるし、土地としての栃木は好きでもアイデンティティは栃木にはならないという田舎嫌いなわたしなりの反抗があるわけで。

だから、これからずっと栃木に住むとしても、登記簿上は栃木県民であっても、「栃木人」ではないんだよね、なんてこだわってる。

とはいえ、これから長い月日が経てば気持ちも変わって、

「まあ、どっちでもいいよ」

とか言っちゃってたりして。

でも、わたしは自己紹介するときは、

「パリっ子です」

って言ってるからなぁ。

ハートとしてはパリを最も愛していて、自分の故郷はパリだと思っている。

というように人間は土地や出身校、さらに会社なんかに愛着を持ち、その属性を自分の拠り所にすることが多々ある。

しかし一番かっこいいのは、そんな属性なんて無視して、

「職業、寺山修司です」

なんて言っちゃう個性なんだよね。属性に頼ってる時点でダセーよ。

ということで、京都市立芸大と京都芸術大学の対立って、京都というすごく狭い地域の、昔は都だったけど今は古臭い地方都市というマイルドヤンキーたちの争いなんだよね。

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