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夏にコンサートやるよ!

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結月でございます。

なんだかコンサートを実質やるなって言われているような状態だけど、アタシはこの夏、コンサートを開催するよ!

栃木に来てから一度もしていないし、2018年の船橋以来だから2年ぶり?

まあ、コンサートでも小さい規模のもの。だって、今から大規模なものは間に合わないし、そもそもホールを確保できない。

ホール自体が、今は「コロナの感染拡大のため」なんて言って、貸しホール事業をストップしているところもあるし。

なので、コロナ以前にコンサートを企画していた団体が、公演中止を更新し続けている状態なんだよね。

あとは公的な施設は演者がマスクしろとか、クソすぎるガイドラインを出していて、現実的にコンサートはできない。公的なホールは使用料が安いため人気だったのだけれど、演者がマスクしろとか、距離を確保しろとか言われたら、ほとんどのコンサートはできないよ。

独奏ならできそうだけど、マスクしてなんて弦楽器奏者であっても、そもそも呼吸が取りづらいし演奏なんかできやしない。

そんなガイドラインが出されたせいか知らないけど、新日本フィルハーモニーがこんなアホなことを言い出した。

www.njp.or.jp

注目すべきは、弦楽器奏者は1.5メートル、管楽器奏者は2メートルの間隔を空けるっていうもの。そして、金管楽器の吹き出し口には不繊布を装着する。さらにトドメは、奏者はマスク、ゴーグルを着用するという3点。

これさ、弦楽器のプルト(2人1組)が1.5メートルも間隔があるってこと!? 楽譜見えねーじゃん! 管楽器だって同じ楽器でもファーストとセカンド奏者が2メートルも離れるってこと!?

そんなの、音がまとまらなくてバラバラだし、アイコンタクトだって取れやしない。

おまけにラッパに布を貼り付けてって、どんな音なんだよ、それ! 

それでもってマスクとゴーグルって、まともな演奏なんてできやしない!

こんなクオリティでコンサートをやらなきゃならないほど、新日本フィルはかなり財源がヤバいってことかもしれない。寄付金も募ってる。

これってまともな音楽をするってことより、オーケストラの存続が目的になってしまって、なんでもありになっちゃってるよ。こんなことをするのなら、もう解散したほうがいいよ。

演奏中も換気のために下手のドアを解放するとも書いていて、それも音響的には良くないし、演奏に集中できやしない。

まともなホールって換気がしっかりしているから、そもそもそんな処置はいらないし、下手のドアを開けておくって、感染対策として現実的な意味あんの? ないよね。要するに気分的な問題だよね。

まあ、奏者がそれぞれあり得ないくらいに離れてオーケストラのまとまりはないし、その上、ラッパにはそれぞれ布が貼り付けられて、奏者はみんなマスクとゴーグル姿なんて、まるで悪質な新興宗教の儀式みたいで演奏に酔いしれるどころか、笑いを我慢するのが大変そうだよ。

とにかく、感染対策とか言って、実際にそんなことまでしなくても感染なんか普通はしねーだろ!っていうまともな考えが社会に通用しなくなっちゃんだよね。これは本当に恐ろしいことだよ。

新日本フィルはそんなクレイジーな世相に合わせようとするから、「はぁ?」と奏者からも客からも言われそうな対策を出してしまった。

こんなことやるくらいなら、音楽辞めちゃうほうがいいよ。わたしならそう考えるね。だって、奏者がマスクとゴーグルで出したい音も出せないなんて、美意識が許さないもん。

でも、新日もそれ以前に7月のコンサートは無理だと思うよ。だって甲子園が中止とか言っているくらいだからね。

と、世の中がどれだけひどくなっているかを理解してもらった上で、

「アタシ、夏にコンサート、やるよ!」

と、もう一度言っちゃう。

ともかく大規模なコンサートはこんな状態じゃ無理だし、罰則がないからやっちゃってもいいけど、採算が取れない。そもそもホールが借りれない。まあ、そもそも大規模なものは準備が最低でも1年はかかるから、今すぐにはできないけどね。

なので、マックス30人のお客さんで、弦楽二重奏か、大きくて弦楽カルテットをやろうと思う。

でも、お客さんがマックスで30人だけだから収益がショボく、カルテットになると奏者へのギャラが均等割で少なくなる。だから二重奏がいいかとも思いつつ、考え中。

チラシも刷らない。オープンにもしない。わたしからのお声がけだけの集客。

あまりオープンにしてコロナ警察が来ても鬱陶しい。そんなのが来たら、開催場にも迷惑かけるしね。そうなると、ロケット発射を中止させられたホリエモンロケットみたいになっちゃう。

東京とは離れた場所でやるから、30人集まらないかもしれない。でも、音楽以外のお楽しみも用意しようと思ってる。

ともかく、2ヶ月以上も人前で演奏していない奏者たちに少しでも演奏させてやりたい。演奏者っていうのは、走らないと死んじゃう競走馬みたいなものだからね。このままコンサートなしでは金銭的なことに加え、精神が崩壊するかもしれない。

あと、下手くそになるだろうね。

みんな、家で自主練はしているけれど、やっぱり本番がないと音は冴えないよ。

あとは音楽を聴きたい!っていうお客さんだってストレスが溜まっていると思う。

だから、わたしのコンサートはとりあえず小規模ながら、奏者がマスクとゴーグルするような馬鹿なことはしない。ちゃんとした音を出せる状態にするのは当たり前。

もし、奏者がマスクとゴーグルをしないから感染が怖いって人は最初から来なくていいわけだし。まあ、そんなことを真剣に怖がっているなら、それは強迫神経症だよ。

ともかく、社会が酷すぎることが腹が立って仕方がない。そんな理不尽のせいで、やっていい音楽が全滅している。

だから、アタシはやる。

誰かやらないと、演奏者はずっと生殺しだよ。

あと、わたしは今、ひどく腹立てていることがある。

それはプロ奏者がインタビューなどで、「苦しい時だけど、コロナが終息したら皆様に会えることを楽しみにしています」的なことを言っていること。

その程度の認識しかないわけね。

コロナは終息しないし、そのあまりにも人任せなコメントにムカついているわたし。

音楽を大事だと思うなら、そんなお花畑なコメントしないで、もっと社会の理不尽に訴えかけろよ!

それなのに他人事のような無難なことを言って、ごまかしてる。もう音楽、辞めちまえよ。

音楽だけじゃなく、演劇やロックバンドや、そういった表現者が、

「感染防止策はわかるけど、それ、おかしくね?」

って、もっと声をあげなきゃ。憂えてるだけじゃ、世の中は変わらない。

さて、わたしにはそんな思いがあって、とりあえず今できるコンサートをやろうと思う。それは状況もそうだし、今のわたしの実力も含めてできること。

演奏場所はこれから交渉するからまだできるかわからない。奏者とは話した。スケジュールも都合しなくちゃいけないけど、恐らくはコンサートはどこも開催されず、ずっと暇だと思う。

というわけで、2、3ヶ月後をめどに考えて、動いてみるよ。

コロナ程度のことで音楽が死滅させられてたまるかってんだ!

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