結月でございます。
うちには猫が3匹いる。一番年上なのがマオミィという名のキジトラで雌。
そんなマオミィを見て、「あれ?」と思った。ねえ、マオミィ、あんた、目の上の毛が白くなってない?
キジトラの黄土色っぽい毛の部分がちょっと白い気がする。そう思って、スマホにある昔の写真を見てみる。
どうもこれは白髪になってきているらしい。
マオミィは何歳だろう? 旧ブログを見ればわかるけれど、きっと今年で8歳くらいになるはずだ。となれば、猫としてはシニアの年齢。
生後3ヶ月くらいと時にいきなりうちに来たマオミィ。本当に子猫だった。そんなマオミィともう8年ほど一緒にいるのか。
やはり昔に比べて、寝ていることが多い。いや、前から寝ていることが多いけれど、栃木に来て住む場所が変わり、わたしのほうがそう見えているだけなのかもしれない。
3匹いる猫のことはみんな好きだけれど、マオミィにはひときわ強い気持ちがある。他の2匹が来るまでマオミィと2年ほどサシの生活だった。マオミィがやって来て、わたしの生活ががらりと変わった。
意味は違えど、3歳の愛娘よりもマオミィのほうが大事だと思うことがある。
それはきっと人間は大きくなれば一人で生きていけるけれど、マオミィはそうでないからだろう。
猫の平均寿命から逆算すると、マオミィとはあと8年くらいは一緒にいられる。
でも、毛が白くなったという老化を見て、ちょっとショックがあった。
マオミィとはずっと一緒にいたい。愛娘は早く巣立ってほしいと思う。でも、マオミィはずっと一緒にいてほしい。
しかし、猫は人間より早く死んでしまう。
マオミィがいなくなったら寂しい。
ただそれも8年先のことを今から考えるからそう思うのだろう。マオミィが老衰していくところを見れば、その頃にはその事実を素直に受け入れられている気がする。
そして、このわたしだってマオミィと同じく8歳年を取ることになる。
でもやっぱりマオミィにはずっと一緒にいてほしい。
猫はお役目でやって来るものだから、お役目を終えたら死んでしまうのだろう。だとすれば、マオミィが死んでしまったときは、わたしは新たな生き方をしなければならない。猫のほうが自分のお役目はおしまいというのだから、いつまでも泣いてばかりいてはいけないのだろう。
そんなことをまだまだ健康なマオミィを見ながら考える。
さてさて、頑張らなくちゃ!と思う。
マオミィはいてくれているのだから、マオミィと過ごしたわたしの中の時代は素晴らしいものであったほうがいいのだから。
やりたいこと、その目標達成は全然できちゃいない。まだまだなんだ、わたし。
そして、わたしはマオミィと寝ることが幸せ。目が覚めると、マオミィがそばにいることがわかると、幸せ。
大好きだよ、マオミィ。
そんなマオミィがちょっと白髪になってきた。