結月でございます。
ベッドに入ると、猫たちも一緒に入ってくる。各々の場所が決まっていて、わたしの両脚の間だったり、腕枕だったりする。
寝転がって本を読んでいるときには、その側にぴったりと張り付くように香箱座りをしていたりして、右手で本を持ち、左手で猫のお尻を撫でている。
さてさてとこちらが寝入ると、猫もやって来て腕を枕にして眠る。そちらの方に顔を向けて寝ると、時折、猫の耳が動いてパチパチとその先端が唇に当たってくすぐったい。
股間で眠っていた猫が不意に目を覚まし、お腹の上を歩いて顔までやってくる。小さな猫の足がズブズブとその体重の圧力をかけてやってくるのである。
そして、ようやく両脚を閉じてみると、敷布団に猫の体温が残っていて温かい。
猫たちがべたべたとして来て、両手に花でなく、両手に猫となっている。
そうなるとトイレに行きたくても行けなくなる。その可愛らしい顔がそばにあるとなると、離れられないから。
そして、
「あ〜幸せだ」
って思うのです。