結月です。
新型肺炎のおかげで正月の宴会がなくなったのは楽でいいなと思いつつ、それはそれでやることがなくてマジクソ暇。
外はずっと雨のため、外出もあまりできない。それでも家の中だけで過ごすと、
「あ〜やってらんないわ」
と、3歳の愛娘を連れてマンションの敷地内を傘をさして散歩する。
雨だから3歳児と遠くまでは歩けないし、新年でどこの店も閉まってる。大型スーパーは営業しているけど歩くには遠いし、正月のためタクシーも走ってない。
と、仕方がないから本でも読むかと、ミラン・クンデラの『冗談」を開く。しかし、3歳児がちょっかいを出してきたりして思うように読めんじゃないか。
だから、本は愛娘が寝静まってからとなる。
日本からMacBook Proを持ってこようと思うもmont-bellのリュック、チャチャ35リットルには愛娘の服やパジャマを入れたら入らなかったため断念。だから、これだけ暇なのにワープロも使えない。
とはいえ、3歳児の妨害で本すら読めないからMacBook Proがあっても開く余裕はなかっただろう。
しかし、新型肺炎のせいというより、ひとときも止まない雨のせいで暇なわけだけど、こちらのリアルな感覚としては肺炎対策は中国政府はとても頑張っていて本気。信頼に値する。
国家的な面子にこだわって隠蔽してグズグスだったSARSのときとは随分違う。あの失敗は存分に生かされている。
今回は情報公開もとても進んでいるし、一党独裁の良さである決断の早さと実行力の強さが発揮されていて、できることは徹底してやっている。SARSのときとは比べられないほどネット環境も整っているし、何よりも経済が爆裂に発展したことで、中国政府は進化して、頼りになる国家になった。
しかし、SARSが2003年か… あのときもこの浙江省の同じ地にいた。肺炎騒ぎで二度連続でここにいるとは。そして17年前も同じくずっと雨だった。
予報によれば、明日も雨。明後日は少し止むらしい。
やることがなくて退屈しているけれど、元気いっぱいの3歳の世話で暇なのに落ち着いてはいない。
雨のせいで体を動かしていないため、夜もなかなか寝ないしね。
仕方がないから愛娘はネットテレビで『トムとジェリー』を見てる。
雨でなくて、かつ自分のクルマがあればいろんなところに行けるんだけどね。
発作的にホームシックになり、泣きながらアンパンマンパンが見たいとか、絵本が読みたいと訴える3歳児。
わたしだって猫と一緒にいたいんだよ。
でも、こんなにやることないなら日本にいればよかったよ。
と思いつつも、航空券を予約したのは新型肺炎が言われる前だったし、こうなることは予測できなかった。
面倒な宴会がなくなったのは喜びつつ、それによって暇すぎることが辛い。
いくら新居の居心地がいいと言っても、ずっと外に出られないのは精神的には居心地が良くない。
明日は野菜を買い出しに行かなきゃだから、雨でも外に出るけどね。
ああ、仕事したい。
やることがないっていう「存在の耐えられない軽さ」(byミラン・クンデラ)
ということで、うまくまとまったかな?