結月でございます。
愛猫家であるわたしは猫3匹と暮らしている。
ところが茶トラの元気くんという猫はキジトラのマオミィのことが気にくわないらしく、姿を見ると猛ダッシュで噛みつきにいく。
東京にいる頃はそんなことはなく、まあ、お互いに好きではないんだろうなとはあっても噛みつくことは稀だった。
しかし、栃木に来て数ヶ月経った頃、マオミィが噛まれて怪我してしまい動物病院へ診せることになった。大丈夫かなと思ったけれど、2週間後にまた噛まれた。
猫の相性だけはどうにもならないから、元気くんとマオミィを2階と1階で完全に分けることにした。
そして昨日、猫のトイレを片付けるときにドアを開けた隙に元気くんが1階に入ってしまい、そのままマオミィめがけて猛ダッシュ。悲鳴を上げるマオミィ。
わたしも猛ダッシュするもスリッパで滑り、すってんころりん。立ち上がって噛まれるマオミィを救出したときに元気くんにわたしが過激に噛まれ、引っかかれてしまった!
愛猫家人生で最大の惨事で、流血!
激痛の中、マオミィを抱っこし、元気くんを向こうに追いやる。
幸い、マオミィに怪我はなかった。しかし、わたしの腕からは血がポタポタと落ちる。
血まみれになりながらも、今度はマンションのほうまで行って、もうすぐ3歳になる愛娘の保育園の支度。そこで消毒したら、
「ヒョ〜痛いよー!」
それでもクルマで保育園へ。
しかし次第に患部は腫れ上がってきたので、今朝、愛娘を保育園に送り、そのまま病院へ。
軟膏を塗って、破傷風予防の注射をうって、化膿止めの点滴を10分。
医者は、
「まあ、腫れがひいたら大丈夫だよ」
と言う。
と、右腕はこんな有様。
向こうにいるのがマオミィ。
そして、噛みついた元気くんは、
う〜ん、また開チンしている…
元気くんはとても甘えん坊で、1匹でいるときはいつもわたしにベタベタしてくるんだけど、どうもマオミィのことが気に入らないよう。マオミィを敵視していることを除けば、3匹の中で一番マナーが良くて、おりこうな猫なのだけれど。
でもさ、わたしはね、マオミィに特別な思いを持ってるんだよ。だって一番長く一緒にいるんだから。マオミィのこと大好き。
だから、マオミィが噛みつかれたら、わたしは体当たりで守りに行くよ。
元気くんは大きくなってからうちに来た猫で、子猫のときはマオミィたちと一緒でなかったせいもあるかもしれない。
ともかく、猫だけは何言ってもしょーがないからね。元気くんは動転してわたしに噛みついたくせに、もうベタベタ甘えてるし。
と、愛猫家は猫には寛大であり、自分が怪我してもマオミィが怪我しなかったことに心底安堵しているのでした。