結月でございます。
都道府県魅力度ランキングでシカト状態の栃木県を5年で30位にまで引き上げるプロジェクトを終日考えてる。
おもろいアイデアも出てきて、エネルギーが自分の中で回りはじめた。
こういうのはそれがないとうまくいかないし、おもしろくない。自分の中で大きな潮流がうねってくると寝る気もしないくらいに楽しくなってくる。
プロジェクトの輪郭もはっきりしてきた。まだ詳細までは未分化の状態だけれど、それはやっているうちに自ずと分化してくる。
こういうのって、選挙と同じなんだよね。ドブ板選挙。
大きなことをやるのも時間がかかるもので、最初はビールケースを逆さにして人も少ない駅の前で演説しなくちゃいけない。そうやりながら少しずつ大きくなる。
大抵の人はこの状態が我慢できなかったり、自分はやっぱ駄目だと思って諦めてしまう。
さて、年に一度のランキング調査で5年で30位まで引き上げるのは、5年で栃木の上位13都道府県を抜くことになる。
おそらくこのランキングの半分以下はポイント的に大差はない。ほぼ僅差が積み重なっているだけと予測。
だったら30位はイケるよ。
でも30位じゃまだまだ半分より下位で、上位は47割る2で23位から上と考える。
2019年度の23位は山梨県。これはイケるでしょ。
山梨はブドウやワインで知名度がある。あとはほうとうかな。スペック的にも栃木とそんなに変わらないし、というか、アタシ的には栃木のほうが見どころはあると思うけど。
で、最終的にはトップ10入りを目指したい。
トップ10は順に北海道、京都、東京、沖縄、神奈川、大阪、奈良、福岡、石川、長野。
6位に奈良っていうのはアタシとしては解せないけど、まあ歴史的建造物があるということで歴史の教科書的なポイントで稼いでる。でも奈良県が新しい試みをしているとかそんなことは見えてこないし、過去の遺産の評価。それは京都も同じ。どっちも古臭い街だよ。
ただ上位7位の大阪までは入り込むのは難しい。となると2019年度のランキングで見て、栃木をトップ10入りさせるために蹴落とせる可能性があるのは石川と長野。
相手が石川と長野なら勝算が出てくる。
さて、これはどの土地でも同じだけれど、すでにある建造物や自然環境で魅力度を上げるのは難しい。得ていて普通のPRはそっちのほうをアピールしがちだけれど。
建造物で言えば、東照宮があっても京都には敵わないし、自然環境で言っても華厳の滝だけでは北海道には敵わない。
要は素材じゃすでに差はついてるってこと。
でもさ、京都や北海道がその土地がイケてると思う行為をしているかというと何もしてないんだよね。
ホント、自然がすごいとか、歴史的建造物があるとか、そういう元からあるものに依存してるだけで、北海道がイケてるとか、京都がイケてるとかって話じゃない。
外国人観光客ならそれでも喜ぶけど、国内の日本人をターゲットとなるとやっぱり新たな試みを積極的になっていて、栃木に行けばおもろいことをいっぱいやってるっていう「イケてる」感を出す方向じゃないと素材では勝てない。
ところが、それはネット的にはやりやすいんだよ。金閣寺や法隆寺をネットの動画で見ても超絶つまんないよね。
「イケてる」感が拡散すると、北海道、京都、東京には勝てなくても神奈川、大阪には勝てそうな気がする。
しかし、それも実は地道な作業。ひとつひとつイケてるものを構築していかなくちゃいけないんだからね。一筋縄ではいかないし、一気にってわけにはいかない。ホント、ドブ板選挙だよ。
でもさ、栃木の強さって土地が安いこと。それでいて東京まで2時間ほどで来れる。
東京でイベントをやろうと思うと、その場所代がすごく高くて、その経費を稼ぐだけでエネルギーを消耗する。
内容が同じだったら地価が安いところがやりやすい。で、日帰りもできるしね。
ただしいくら日帰りで来れる距離でも「イケてる」感がないと人は動かない。
幸い日本は無駄な箱物行政のおかげで、ハードだけは事欠かない。いや、実はソフトも有り余ってる。
クラシック音楽の演奏者だってニーズにあってない余剰があるし、演劇俳優だって食えないのに俳優は続けたい人たちもたくさんいる。
スポーツだってそうだよね。マイナースポーツでテレビに映ることがなくてもその競技が好きでやってる選手がいる。
ないのは「イケてる」感を演出してプロモートする戦略なんだよね。その戦略がないから無駄なチラシを配るとか、チラシの画像をSNSにアップするとか、
「いやいや、そんなことしても来ねーし」
ということばかりになる。
とまあ、具体的にこれから動いていく戦略を考えてるわけです。そして実行。最初はドブ板。
どんな大企業だって最初は雑居ビルの一室だったり、プレハブだったみたいなさ。