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人間嫌いも大きな才能

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結月でございます。

ふぅ〜 やっと三連休が終わった。三日間、2歳の愛娘に終日つきっきりで、マジで疲れたよ。

今朝、保育園に送り、結美堂に戻ってくるその解放感はまるで渇きに耐えた後の冷水を飲むような心地よさがある。

でもこれはわたしだけでなく、きっと全国の同じ環境にあるママさんたちの共通した感覚だと思う。

とにかく自我が芽生えるこの時期の子供というのは、言うことが理不尽極まりないし、さらに言うことがその場で変わる天邪鬼で、まともに取り合うと頭がおかしくなりそうになる。

大人の社会的仕組み以前の世界で生きている2歳児だから、こればかりはどうしようもない。

早く物の分別がつくようになってほしいと思いつつ、そうなれば今のようにベタベタもしないだろうから、何かを得れば何かを失うで、分別を得る代わりにあの猛烈な無邪気な可愛さを失わなければならない。

そんな中、人見知りも始まったようで、連休中、公園でボール遊びをしようと言うと大喜びで、近場の公園に行くとちょうどその時、他の子供もやってきた。それを見ると急に元気をなくし、小さな声で、

「帰る」

と言う。

昨日はメリーゴーランドに乗りたいというから、とちのきファミリーランドへ連れて行くと、子供達がいっぱいのその場になるとまた元気がなくなってしまう。そして、

「知らないお友達がいるの、いや」

と言う。

結局、何もせずに帰ることになり、家に着くと元気にはしゃいでいる。

自我が発達して、世界が客観的に見えてきている証拠なのだろう。しかし、見るからにわたしに似ている愛娘は、同じく人間嫌いなところが確実にあって、間違いなく大人になっても知らない人と話すのが苦手なタイプになるに違いない。

とにかく、わたしが人間嫌いで、大きなパーティーなど呼ばれたら借りて来た猫のように静かになり、居場所がなく、こっそりと帰ってしまうくらいで、社交辞令もダメで、おべんちゃらも言えないんだからそういうのは向いていない。

ただし、主体的に興味があるものに関しては図々しくなれて、興味の対象をよく知る人などにはいきなりダイレクトコールしたり、ズケズケと会いに行ったりする。

まあ、親も親なら子も子だから、愛娘も人間嫌いの人見知りのまま大きくなるだろう。

しかし、思うに人間嫌いのところには似たような人が集まるもので、うちに来ている生徒など、みんなどちらかと言うと人付き合いが下手なのが多いような気がする。

それでいてみんな会社勤めをしていたりするから、そりゃ、ストレスもたまるだろうなと思う。

人間嫌いなのに会社へ行って仕事をするなんて憂鬱極まりない。まさしく艱難辛苦であり、楽しくはないだろうなと察する。

わたしは自分の人間嫌いを活かす生き方を選択しているから、まったくと言っていいほどそういうストレスがない。しかし、それも根性と行動力がないとできないから、普通は心身を痛めつけながら会社に通う。

三つ子の魂百までというから、愛娘は人間嫌い確定ということで、人間嫌いならではの楽しくやっていける生き方を叩き込んでおこうと思う。

向いていないものを無理してやってもうまくはいかないし、才能を発揮できないからであり、それを見極めておくことはとても大事。

世の中の大半はその見極めをしないで、なんとなく決められたレールのほうへ行ってしまうから辛くなる。そして、後になって悩む。

そうやってしまった後に自分が向いていないことに気づいてもほとんどがどうにもならず日々の憂鬱を甘受してしまう。

これは辛い。

本当は思い切った方向転換ができる時代なのだけれど、どうしても固定観念が出来上がっていたり、向いていることの実力を身につける時間を失ってしまっていたりしてできない。

だから、愛娘には人間嫌いならではのことができる生き方を導いてやろうと思っている。

人間嫌いは悪いことではなく、交友範囲は狭くても、その分、物事の本質を深く追求できる力でもあるのだから、活かせる才能はいくらでもある。

ともかく親としても子が大人になって向いていないことに苦しんでいる姿は見たくない。

ただし、向いていないことをすべて拒絶するのではなく、向いていないことをあえてやることで自分が成長する場合がある。

もっと言えば、向いていることを実現するために、そのプロセスの中で向いていないことをやらなければならないことが多々出てくる。

その時は向いていないからと逃げ出すのではなく、向いていなくてもスキルの習得と思ってやったほうがいい。

その土台さえ身につけば、どんな時代でも、どんな場所でもまあまあやっていけるものだと思う。

勉強なんて学校へ行けば教えてもらえる簡単なものだけれど、そういった知恵というのは幼児期から導いておかねばならないと考えている。

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