結月です。
保育園が休みの日は朝から、
「ねえ、シャンシャン、今日はどこ行く〜?」
と、だらしなく愛娘に語りかける。
しかし、すでに行けるところは行ってしまっていて、残るはサファリパークとか大掛かりなところだけ。
「う〜ん、なんだか今日は出かける気分じゃないのよね…」
と、イマイチ乗り気がしないわたし。とはいえ、家の中にいても仕方がないから、ベビーカーで外に出る。
「とりあえず、スーパーでも行く?」
と、大して買うものもないのに散歩がてらスーパーへ。しかもいつものスーパーだと変わりばえしないから別のスーパーへ。
ここは田舎のくせにスーパーの競合がすごい。だからスーパーのクオリティはなかなかに高い。
なんて言っても、やる気なしモードのときは何にしてもときめかないのであって、
「ねえ、シャンシャン、今日の昼は何食べる〜?」
と、だらしなくまた語りかける。
今までずっと着物やコンサートでわたしは主導者としていろんなことを自分で考えて提案してきたので、もう正直、考えるのがメンドーになってる。できれば誰かに提案してもらいたい。コンセプトだけ言うからさ。そして決定だけわたしがやる。
と、稟議書にハンコだけ押す立場に憧れてるアタシ。
すると愛すべき2歳児は、
「おさかな、たべた〜い!」
「魚? いいよ〜」
と、わたし。
鮮魚コーナーへ行くと、ギョギョ!超フレッシュな鮎が氷の上に盛られてるじゃん!しかも子持ちで特大!
「シャンシャン、鮎でいい?あんた、鮎、好きでしょう?」
そうなのである。うちの愛娘は2歳のくせに鮎の塩焼きが大好きで、腹からかぶりつく食通なのである。
1尾250円。4尾買った。
それをマンションのガスコンロにあるグリルでしっかりと焼き上げる。子持ち鮎だからお腹もプリプリ。
さあてとハイボールを用意してかぶりつくと、
「おいしぃ〜!」
これはマジうまだよ!卵がはち切れんばかりで、
「ウメー!」
食通の2歳児もかぶりついている。
「おいしいね〜」
と言いながら、骨を口から出している。
これで250円は安い。今晩も食べたいと思い、またスーパーに残りを買い占めようかと思うくらい。
栃木はこういうところはいいよね。栃木の飲食店の平均レベルの低さはガチでヤバいけど、栃木の自然にあるものをストレートで食べると最高においしい。これは東京じゃ、無理だね。
そんなこんなで今日は遠出はしなかった。
明日は明日の気分次第ってことで。