結月でございます。
わたしは男との相性が悪いっていうか何というか、男と話しても全然おもしろくないと感じる。それは求めているものが異なるからかもしれないし、まあ、とにかくおもしろくない。
それはわたしがおもしろくないと感じるだけであって、ほかの人が男と話すのが好きだというのは当たり前のことだから、わたし内のことだけなのだけどね。
だから、仕事もほぼ女性相手のものだし、幸運なことに生まれたのは娘だったし、男と話したのっていつかな…?と記憶を辿らないといけない有様。
ああ、そうそう。今日、市役所に行って書類を出すのに担当が男だった。
「これでいい?」
とわたしが言って、
「これでいいです。コピーを取るんで待っていてください」
と言われたその会話だけ。
あとは猫が三匹いて、そのうちの二匹がオス。でも、猫はオスでも可愛いね。とは言いつつ、一番大事に思っているのは、雌猫のマオミィっていう猫で、それはメスだからだけでなく、一番付き合いが長いからっていうのもあるかな。
というわけで、ずっと女の中にいるわたしだけれど、女と話しているほうが楽しくて、心地いい。
でも、女同士の同調って面倒っていうか、疲れるなと思う。だから、わたしはそこには参加しない。
相手の髪の色が変わったとか、髪切ったとかどーでもいいし、飲み屋に行ってスマホを取り出して計算してきっちりと割り勘するのを見たりしたら、もう嫌悪を覚えるレベル。
変な横並び意識が特徴なんだけど、それって日本女性限定なんだよね。多分、日本の村社会的なところからきているものだと思う。海外じゃあまり見ないんじゃない?
本当はそうだと思ってないことに同調するって疲れるよね。日本の女って横並び意識が強すぎて、嫌でも同調しなくちゃいけない習性になってると思うよ。もはや反射的に。
だから、日本の女って、出世しないって思う。だって横に並ぶんだったら縦の上には行けないじゃん。
基本的に男も女も割り勘する奴っていうのは出世しないんだよね。ああ、ここでの意味は頭一つ抜きん出るっていう意味だけどさ。
抜きん出ようと思ったら、奢るか奢られるかだね。
平等意識があったら他人を蹴落とせないから。
それと同時に他人に感謝できない。
どちらかというと感謝のほうが大事でさ。割り勘にしちゃうと均等割だから感謝しようと思わないよね。これはよくないんだよ。
相手に損があっちゃいけないって思いすぎて、感謝のチャンスを逃す。
奢れば感謝されるし、奢ってもらえば感謝できる。
奢ってもらった感謝があれば、別の機会にお返ししようと思える。ところが割り勘じゃ、それ、できないじゃん。
わたしは結構、いい思いをさせてもらえることが多い。すごくよくしてくれる人もいる。
そういう時は、割り勘なんかしないし、それと同等の金銭を返そうとかわたしは思わないよ。頂けるものは頂きます。
でも、その代わり、いつ感謝としてお返しできるかチャンスを伺ってる。それはすぐじゃないかもしれず、数年後かもしれない。でもよくしてくれたことは絶対に忘れない。数年もチャンスを伺っていたら冷たい人間に勘違いされる時もあるだろうけど、それでもチャンスを狙ってる。
倍返しっていうのは復讐のためでなく、感謝を倍返しするものだと思うね。
わたしは着物を売ってるからお返しのために価格を安くして金銭で返すことだってある。着物は単価が高いから一度に数万の金にして返していると思う。
自分でそうしたいと思ってやることだから、損したとか思っちゃいない。
金銭でなく、経験や扱いといった行動でお返しすることもよくある。
もちろん、それがあの時のお返しだとかは言わない。
お返しでもないかもねぇ。よく考えれば。そうしたいっていう気持ちになってるってことで、打算的なことじゃないから。
大したものだと思っちゃいない他人の髪型に自分の気持ちと違う賞賛をしたって心には響かない。心に響かないことはわたしは興味がなくて、やらない。
興味がないことには参加する気もないんだよ。でもその反面、興味があることにはとことんやる。
その興味を満たしてくれる人には感謝したいって思えるよね。
そういうのって割り勘精神じゃ、できないことないかな。
ついでに言うと、民主主義っていうのも大っ嫌いで、みんなで決めようとか虫唾が走る。
だって、民主主義って平均になっちゃうじゃん。思いの強い人弱い人、知識の高い人低い人、そういうのがごっちゃになって平均点にしてしまうから、突き抜けたスゲーことってできないんだよね。
人の意見や考え方を聞くのは大事だと思うけど、目的の実行を決定するのを平均でやるとつまんないよ。
民主主義って、感謝もなければ恨みもないみたいなもわっとしたものなんだよね。
今は相手の気持ちを理解してあげなきゃっていう圧力が強すぎるんだよ。だから疲れる。そんなもん、理解できるかっつーの!ってことがあるのが当然なのに、それを理解するなんて無理すぎるよ。
わたしは自分が興味がないことには、
「知らねーよ!」
と、はっきり言っちゃうから、ストレスはないんだよね。
髪型だって、
「似合ってないんじゃね?っか、ダサっ!」
と、言うタイプだから、無理して「ステキ〜」なんて言う嘘をつくストレスがない。
ただし、それにはユーモアが必要なんだよね。ただハッキリ言うのは失礼なだけで、そこに笑いを加えないとさ。それは才能だと思うよ。
とまあ、女同士の同調って非生産的で何も生み出さないし、本人たちでストレスを直培養してるし、時間の無駄だし、なんかいいことあんのかな?
それが日本の女の特徴だから変えようがないんだろうけど、女性の社会的地位が世界的に低いとかいう話も、日本女性自ら招いていることとも思えるんだよね。
それと同時に日本の男性社会がいいものかというとそうでもないから、対立構造になるものでもないってことが本当のところだよ。