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無間地獄のようなママゴトにぐったり

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結月でございます。

いよいよ始まってしまった保育園が休みのデスロード9日間。

初日はどう過ごそうかと思っていたところ、この季節は灼熱で禁断のはずの「とちのきファミリーランド」へ行きたいと愛娘が言う。

「ゲッ!この暑いのにいくの!?」

きっとソフトクリームを食べられると思っているのだと推測しつつ、まあ、クルマだと近いし、行くだけ行ってすぐに帰ろう。暑いからね。

と、とちのきファミリーランドへ行くと、お盆休み初日というのにそれほどたくさんの人はいない。当たり前だ、この暑さだもん。

駐車場からファミリーランドまで歩くだけでうんざり感が漂う暑さで、結局のところ、1時間も経たないうちに愛娘がギブアップで帰路へ。

だから言ったじゃんか、暑いって。

乗り物に乗ることもなく、遊ばずほぼ何もしない状態で家に帰る。

この猛暑じゃ、遊園地は無理だね。

と、15時前に帰ってきて、ご飯を食べたりするもののそれからが大変。夜の11時になるまで寝ないから、それまで2歳児モードに付き合わなければならない。

夜9時くらいまでおよそ2時間、無間地獄のようなママゴトに付き合ったのは憶えている。その他にもいろいろやっていたのだろうけど、記憶にない。

何度も同じことを繰り返すママゴトはリピートゆえに記憶に残っているというだけで。さすがにこれにはぐったりとなってしまって、大人の脳みそがついていける限界に達する。

しかし、2歳児の言葉はおもしろくて、そのママゴトのトークもとても可愛らしい。

その言葉を聞いていると、日本語として破綻している組み合わせがあったりして、まるでウィリアム・バロウズの小説『裸のランチ』のよう。

言葉の跳躍と破綻が入り混じっていて、それでいながらママゴトの世界は2歳児の頭の中では成り立っていて、凄まじい想像の中にいることがわかる。

脳の発達過程をまざまざと見せられ、虚構とは何かということがわかったような気がした。

論理は破綻しているのに2歳児の中では世界があるというおもしろさ。

ただし、大人目からすれば、内容が乏しい上にどうしても論理的に考えてしまうので、ずっと見ているとこちらの脳みそが破綻しそうになって疲労度が高まる。

ともかく、外出はしたというものの、恐ろしく一日が長かった。

この暑さではあまり外に出られないことが身にしみたので、どうやって時間を潰そうかと思うとそれだけで疲れてしまう。

小さな子供といると自分のことを考えることができないため、精神的なはけ口がないのである。

やれやれ、初日からこうだと、あと8日もどうしようか。

ゴールデンウィークのときのように思うように外出もできないとなれば、本当に無間地獄じゃないか。

2歳児は喜んで遊んでいるけれど、あまりにも一日が長すぎる。

2歳児特有の猛烈な可愛らしさは貴重な時間とはいえ、インターバルがないとやっぱりきつい。

そう思うと猫というのはよくできた生き物で、手間をかけさせずにずっとそばに寝ていてくれるだけで可愛く、自分の時間を優先させてくれるのだから。

そしてこのデスロードのお盆休みも留守番に徹してくれていて、猫というのはわたしにとって最も物分かりのいい存在なのだと思うのである。

さて、愛娘は眠っている。イプセンの戯曲の続きを読もう。

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