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美しくないもの〜N響のいだてんを見て〜

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結月でございます。

ようやく明日でクソすぎる10連休もおしまい。さすがに長すぎるし、経済的に無駄。

さて、そんな10連休の中、ちゃんと焼いたハンバーグが食べたくなって、2歳の愛娘を連れてスーパーに。

精肉売り場を見ると、生のハンバーグがない。ミンチ肉から買って自分で作ろうとも思いつつ、空腹具合からするとそれも時間的に許さず、仕方なしにその日はハンバーグを諦める。

そして昨日、家人がスーパーへ行くというので、わたしはスーパーの駐車場で愛娘と共にクルマの中で待機。

「肉売り場でハンバーグがあったら買ってきて」

と告げたわたし。

そして買い物袋をぶら下げて帰ってきた家人からそれを受け取り中を見ると、

「なんだよ、これ」

そこには惣菜売り場にある「豆腐野菜ハンバーグ」が入っていた。

「ガッデム! ぶっ殺す! こんなもん、食いたくねーし!」

いくら国籍が違って意思疎通に困難があるって言っても、豆腐野菜ハンバーグってなんだよ!

こんなもんに金を使うなら、最初から何も買うな!

とまあ、独り暮らしだと起こりえないことがあるわけで、2歳の愛娘はわかってないとはいえ、わたしはその夜、家人なしで愛娘とスーパーに行き、ちゃんとした生のハンバーグを買い、家で焼いて食べた。やっぱりこれがおいしい。

と、どーでもいい話。

そんな今日、愛娘がアンパンマンのDVDを見たいというので、「いいよ」と答える。

2歳児は自分でDVDデッキにDVDを入れる。

するとテレビから、強烈な雑音が! 下品で汚い音。2歳児は泣き出す。

DVDを入れると、テレビ番組が自動的に一度、映ることになっている。

しかし、それはオーケストラの音で、見ると知ってるN響メンバーがいるじゃないか。

コンサートのようで、「いだてん」とある。いだてんは3月に京都の実家に行ったとき、大河ドラマでやっているのを見た。

わたしはあんなもの見ないけれど、まだ60代のくせに余生をテレビを見ることで過ごしているわたしのクソな親は、ずっとテレビを見て過ごしている。もう早く死ねよ。生きる価値を自分に見出せないなら、どうしてこの世に生まれた? それに、そもそも栃木から2歳児をチャイルドシートに座らせて高速道路を飛ばして来ているのに終始、テレビ見てるってどういうことだよ。だったら、来ねーよ。二度と行かない。

と、自分の人生を無駄にしている親が見ていたから「いだてん」は知っている。そうか、それの音楽か、よく知らないけど。

でもだね、あれは音楽じゃない、ただの雑音だよ。ゲロだね、まるで。

いくら仕事とはいえ、あんな音楽を演奏しなくちゃいけないのか、N響は。あんなの、演奏して楽しい?

ああいうのはね、才能がない人間が作曲するものでね。才能があれば、美しい旋律を書けるものだよ。あの路線は前衛でもなんでもないし、ただの雑音。ゲロと変わりない。

思うに子供が泣き出す音楽は良くないものだね。子供は直感で生きていて、その直感が拒絶しているのだから。

わたしも美意識で生きていて、音楽には美しいものを求めてきたから、あのような雑音は聴くに耐えなかったよ。

それに指揮者も最悪だった。ああいう指揮、トレンドなのかな。これというソロ奏者に指差して「ワー!」みたいな。

お前ら、勝手に楽しんでろ。お前らが演奏する楽しさと観客は別だからな。

と、勝手に盛り上がる系の演奏が多いと思うけど、バーンスタインの悪影響?

でも、バースタインは本当にすごかった指揮者だけどさ、それを真似てる二流指揮者がキモいの! 日本にいるその弟子とかさ。

カッコだけだもん。形から入んなよ。本質が先で、それが形になって見えるのだったらいいよ。だけど、中身がないのに形だけって、ハリボテだから。

まあ、そういう演出をやらないと観客も程度が低いからウケないのかもしれないけれど。

と、ゲロみたいな音をテレビで聞いて、愛娘は泣き出すは、わたしも機嫌が悪くなるはで、ああいうのはやめてほしいね。

ところでわたしが好きな指揮者は、ライプツィヒ・ゲバンドハウス管弦楽団のフランツ・コンヴィチュニー。そして、ロンドンフィルのクラウス・テンシュテット。

ちょっと古いけどね。ああいう本物の狂気が好きだよ。

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