結月でございます。
運動は小さい頃から苦手で、引きこもり系文化人なわたしはスポーツは何をやらせても駄目。
瞬発力もなければ、持久力もない。
そもそもスポーツや運動が大嫌いだから、最初からやらないけれど。
それなのに自転車だけは嫌いではなく、とは言っても本格的には乗っているわけではない。
でも自転車を眺めるのも好きだし、乗ることも嫌いでない。
だからトレーニングをするのは自転車しかない。
ずっと使っていたメーカーはイタリアで製造は台湾のチャリもいつしか買ってから10年以上経っている。しかし、それほど安物でないから10年経っても壊れることはない。
とはいえ、栃木で初めて乗ると後輪がパンクしてしまった。それだけでなくバックを踏むとチェーンが外れそうになる。
これはオーバーホールだなと、とちテレのチャリ番組「RideON!」でもおなじみのネオサイクリオスタが近所にあるからチャリを持っていった。
テレビにも出ていた店長にチャリを見せ、パンク修理とチェーン交換、そしてボロボロになっていたグリップ交換をお願いした。
そして、先日それを取りに行って乗ってみると、
「うほぉ!やっぱチェーンを換えたら乗り味がグッド!」
それは今までのトレーニングでチェーンが伸びてしまっていたからで、新品のチェーンはギアにピッタリとジャストミートするからブレがない。
と、最高の状態を取り戻したわたしのチャリはいいけれど、問題はわたしの体力で、わずか5分乗っただけでくたびれてしまった。
脚が回らない。重い。息が切れる。
思えば、昨年の11月に日光の赤薙山へ登るために軽くトレーニングして以来、何もしていない。すっかり脚力もレベル「クソ」にまで落ち込んでいる。
これでは6月に結美堂・山ガール部で登山する男体山なんて、まるで無理。三合目で息が切れてゲロ吐くに決まってる。
GWが明けて、保育園が始まったらチャリで栃木県を走りまくってトレーニングしなければならない。
でも、体力なんてすぐに落ちるもの。二週間で駄目になるんじゃないか。特にわたしのような基礎体力がない上に、引きこもり系文化人であるなら。
というわけで、これから1ヶ月ちょっとで体を男体山モードにする。
しかし、経験から運動をして体が軽くなっているほうが頭もシャープになるよね。
やっぱり人間は肉体なんだよ。
運動不足だと己のクソぶりが体内に宿っているようでとても気持ちが悪い。これをきれいさっぱり払拭するには体を動かすしかない。
ところでクラシック音楽を演奏しているひとたちは総じて運動不足で、楽器しか演奏しない上に遠征地ではその土地のうまいものを食ったりするから、みんな肉体がクソなんだよね。
思うんだけど、クラシックってそういう運動不足の不健康な奴らが演奏するのは音楽的な意味で表現を失っていると思うよ。もしみんなが運動をして、体を軽くしたらきっと新しい音楽が芽生えるんじゃないかって気がする。
だって運動をすると脳みそが冴えて、見えなかったものが見えるようになるからね。
演奏者がアスリートになって肉体をフレッシュにさせて、モーツァルトなんか弾いたらおもしろいかもよ。
それくらい音楽の評価って運動不足で不健康な連中のものになってる。
だから集中的にトレーニングさせて、ダイエットさせて、引き締まった体にしてコンサートをさせるとどんな音に変わるのか興味深い。新しい未発見の音が現れるかもよ。
そういう企画をやるといいかななんて思ってる。
それはともかく、運動不足ってやはりよくないね。
チャリに乗って自分の体の重さを感じたら、これは不健康で、将来病気になるわって思ったよ。
健康のために山登りをするわけではないけれどね。
「そこに山があるから、山に登る」
んだから。
結果論として体も良くなっちゃったがいいね。人間は健康を目的にするとろくなことがないから。
まず、トレーニングは続かない。怪しげな健康食品に騙される。健康を意識しすぎて美味いものが食えなくなる、などなど。
そもそも健康なひとって健康を意識してなくて、何かの結果でただ健康なだけであるから。
勉強だってそうだけど、目的にするとうまくいかない。やって楽しいからとか、好きだからやってるとかね、そうでなきゃ続かないよ。
となると、いろんなことを楽しめて、好きになれるひとが結果的に健康なんだろうね。